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家庭教師太宰と高校生の中也のお話

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家庭教師太宰と高校生の中也のお話

8 - 自分自身を愛されなかった者自分自身を愛してもらえた者

♥

2,891

2023年09月07日

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続きです!!

ではスタート!

⚠️太中⚠️

bl注意
















お母さん『話って…?』

中也『….俺、やっぱり勉強もうしたくない!』

お母さん『ッッッ!!何言って….!!』

お母さん『家庭教師をクビにしたから嫌だったの!?だったら他の人を雇うから!』

中也『違う!』

俺は声を荒げてそういった

お母さん『ビクッ…』

中也『太宰先生だから怒ったんだ!』

中也『俺は、正直人が嫌いだった、あまり関わりたくなかった!人はいつだって自分のことが可愛いんだ!けど、太宰先生は、俺の事を分かってくれて、向き合ってくれた!』

中也『太宰先生じゃなきゃ駄目なんだよッ…!』

お母さん『何でッッ!?私も…貴方と向き合っ…….』

お母さん視点

向き合った…..?中也と….?駄目だ…向き合った記憶が….

ない

中也視点

中也『違う、!お母さんが向き合ってたのは俺じゃなくて勉強だ!』

中也『何で…お願いだよ….』

中也『俺自身を….愛してよ…..ッ…』

お母さん『っ…..!』

お母さん『けど…お母さんは、貴方に悲しんで欲しくなくて….今までずっと!』

中也『ッ….』

そうだ….お母さんは俺のために今まで全てを捨ててまで守り、そして支えてくれた、少し心が痛んだ…けど必死に耐えた….そしたら太宰先生が口を開いた

太宰『中也君のお母さん….ここでひとつ、言わせてもらいます』

お母さん『何でしょうか….』

太宰『中也君の人生は人に縛られる程汚いものではありません』

お母さん『ッ!』

お母さんは何故か苦しそうな顔をした

お母さん『…太宰さん….』

太宰『はい』

お母さん『貴方は、中也の事を愛してますか…?』

お母さんは無気力な声でそう太宰先生にいった

太宰先生は満面の笑みで

太宰『勿論です….中也以外、何もいりません….』

お母さん『私もよ』

お母さん『私だって中也以外何も要らない、私の全てなの…』

お母さん『何で貴方の愛はあの子に通ったの?私の愛は何処で寄り道したの…?』

太宰『私には分かりません、中也君本人に聞いてください、私にこの家庭の事に関わって中也君自身の心情を話す権利はありません』

お母さん『中也….』

中也『何…..?』

お母さん『私の愛は…間違えてたの….?全て…?』

お母さんは震えた声でそう言った

中也『お母さん….正直….』

中也『勉強とか…お母さんの理想を押し付けられるの….辛かった….』

お母さん『ッ…そう…ごめんなさい…』

お母さんの目から涙が溢れ出した

中也『お母さっ…』

お母さん『ごめんなさい….ごめんなさいっ…こんな汚い愛を…押し付けてっ…』

中也『お母さん!落ち着いて、』

俺はお母さんを抱きしめた

中也『お母さんが俺をお父さんの暴力から守ったり、俺に優しくしてくれたりしてくれた事は普通….いや、普通よりとても素敵だった….凄く…綺麗な愛だったんだ….』

お母さん『中也….ごめん…なさいっ….』

お母さん『中也…中也ぁっ….』

お母さん『私っ…分からないの….』

中也『うん…』

お母さん『愛された事がなくて….本当に愛してくれる人何て誰も居なくて…』

お母さん『だからっ…愛し方…っ…分からなくてっ…私…..ごめんなさいっ…』

中也『ごめんね….お母さんも辛かったんだよね….お母さん…』

お母さん『?』

中也『俺、お母さんの事好きだよ、本当に、ありのままのお母さんが…』

お母さんはもの凄く驚いていた

中也『だから….俺の事も….ありのままの俺を….愛してくれ….』

中也『難しくても、….お願い….』

お母さん『また….間違えちゃうかもなのよ….?』

中也『いいよ、誰だって…急に変わるなんてできっこない….』

中也『俺も、頑張るから….』

中也『一緒に頑張ろ….?』

俺は優しくお母さんの手を握った

お母さん『ッ…』

お母さん『ありがとう…..』

やっぱり…お母さんも…分からないだけだったんだ…

俺は太宰先生の方を横目で見た

太宰先生は優しく笑っていた、そして、その表情は何処か寂しげだった

だから、俺は太宰先生を引き寄せ、お母さんと一緒に抱きしめた

太宰先生は吃驚していた、そして微かに目には涙が溜まっていた、確信はつけないがな










お母さん『太宰さん、すみません…色々….』

太宰『いえ、和解できて良かったです…』

お母さん『ありがとうございました….』

お母さん『ですが、やはりまだ、貴方を完全に信用は出来ません…すみません….』

太宰『いえ、大丈夫ですよ….』

お母さん『….中也を愛してあげてください…中也を…よろしくお願いします….』

太宰『勿論です….!』




中也の部屋

中也『太宰先生…どうだったんだ…?大丈夫だったか…?』

太宰『まだ完全には信頼は出来ないけど…中也をよろしくお願いします、だって!』

中也『そ、そうか…//』

太宰『中也….改めて言わせて欲しい』

中也『?』

太宰先生は俺の前で屈んで俺の手を取り

太宰『私と、付き合ってください…』

と言った、勿論俺は…

中也『はい…!』

と応えた

ずっと、これから一緒だ….!














はい終了です!

これでこの物語は終わりです、ここまで見ていただいてありがとうございました…!もしかしたらまた近いうちにおまけみたいなものを投稿する可能性があります、その時はまた見てくれたら嬉しいです!

誤字があったらすみません💦

ではさようなら〜!

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コメント

27

ユーザー

本当に泣きました

ユーザー

好き過ぎる、、、涙が本当に出て来た、この作品まじで大好きッッ

ユーザー

うわああああああああやばい涙が止まらない

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