TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

赤色兎は夢を見る


「ママー!私、お散歩してくるね!」と私は元気言ったの。


「あら、一人で行くの?…そしたらママと一つ約束して、いい?」ママは真剣な目で私にこう言ったわ。

「この森にはね、兎がいるのママも見たことはないんだけど…

確か兎は白色の兎と黒い兎がいるの、」「真っ黒の兎?」「えぇ、そうよ、白い兎は、ついていった人を病気に

黒い兎は不幸にしてしまうのよ。だからその二匹には、ついていっちゃだめよ?」ママが私をじぃーっと見つめてそう言うの

そして私は「うん、わかった。」そう返事を返した。


しばらくして私は森へ出たの…さっきのママの話を聞いてからすこーし怖かったけど、でも全然平気よ。私強いもん。辺りを見渡すとそこにはたくさーん広がるはっぱさん達ときれいなお花、どれもほんとに夢みたい!

そういえばママが私の名前は「レーヴ」フランス語で夢という意味なのよって教えてくれた…。


気がする。


どうして今こんなとこ思い出したのかしら…それすらも分からないわ…きっと森にいて私ワクワクしてるのね。しばらく歩いたあと

向こうからカサカサって音がしたのよ、気になって見に行ったら、白でもない黒でもない兎がそこにいたわ!だからね、私その子に声をかけたの

「ねぇ、あなたは何色の兎さんなの?病気を運ぶの?それとも不幸を運んでしまうの?」

「………」

兎さんは返事をしてくれないの、そしたら兎さんが、どこかへ走って行ってしまったの。

私は一生懸命追いかけたの、兎さんって足が速いのね。

そしたら暗ーいくらーい洞窟の前に兎さんが立っていたわ。

「こっち。」って言いたいのかしら?ついていったらそこには、何もなかった。

ただ暗いだけなの、だから私ね、

「ねぇ、どこに行くの?」聞いても兎さんは答えてくれない。その時ゴロゴロ…って大きい音がしたの!その後ドン!って大きな音がしたの!!私は怖くて必死に逃げたわ、私の近くで何かあったのかしら?分からないけど怖くて不安で仕方なかったの…出口へ出ると兎 さんはどこにもいなかった…。

どうしたらいいのかわからなくていっぱい走ったの、

「兎さーん!どこー?ねぇ返事してー!私一人で怖いの!ねぇたらっ!」一生懸命声を出したのよ?誰も答えてくれないし、兎さんはいない。それに前だけ見てたから、その辺の小石に転んだ、私のひざは傷だらけ。痛かったけど、もうどうでも良かった。ママに会いたかった。兎さんについていくんじゃなかった。兎さんのせいでこんなケガしたのよ。帰りたい。心が痛かったの。チクチクとかじゃなくて、積み木が崩れちゃうときみたいに、心がボロボロなの。疲れた足取りで私は家に帰った。怖かったってママに言って、「大丈夫よ」って言って私にハグをして欲しい。でも兎さんの事がちょっと気になるわ…


ママに「ただいま」と言って、「怖かった」と言ったらママは「大丈夫よ。それより心配したのよ!貴方が何処かへ行ってしまったのかと思ったわ。怪我してるじゃない。おいで手当しましょう。」って言ってくれた。そしてママは暖かいハグと怪我の手当てを私にしてくれたの。心がだんだん暖かくなって行くのがわかったわ。

そしてさっきの話をママにしたら、ママはびっくりしたわ。


そしたらママは「全部夢よ。」とレーヴに言ったの、


わたしはそうか夢かと安心してそのまま眠りに落ちた。深い深い眠りに…「あの兎さんはどこいったのかな?」とママに聞いたらママは「さぁママも分からないわ……おやすみレーヴ」そう言うとママは私にお休みにキスをしてくれたの。


起きた時に銃声がした。気になって外に出ると兎さんが赤くなっていた。わたしは兎さんの所まで駆け寄った。

兎さんは苦しそうで…あ、あれ?でもこれ夢じゃないの?だってさっきママが夢だって……じゃあ兎さんが怪我をしているのも夢なの?じゃあ私は何を見てるの?。……赤い赤い兎さんを見て私は。怖くて兎に触れられなかった。助けたいなら助ければいい。でも体が動かない?そうか、私寝ているのね、その時かしら私の近くで銃声がしたのは。

だからこれも多分夢、そうか夢よ!夢なのね!私は兎さんを見ながらそう思った。だって兎さんは何処かに消えちゃっただけで怪我するわけないのも。うん、夢、夢。あぁ兎さんになんともなくて良かった!そして私はひとつ分かったことがあるの、「あの兎さんは白でもない黒でもない、赤色のウサギだって」私はレーヴ、夢を見ることが大好きなの。



解説

起きた時に銃声がした。からは現実

それまでは全部夢で銃声は狩人の人が兎を狩ろうとしていた。2発目の弾丸がレーヴに当たってしまった。だから彼女は動けなかった。

寝起きで寝ぼけてて兎が打たれたと勘違いして、動けない自分は寝てるからと間違えた解釈をした。












この作品はいかがでしたか?

35

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚