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バンッ
セレス)『ッ…』
父親)「何度言ったらわかる。」
「許可してないことをやるな、命令に従え。」
「俺はかってやってるんだぞ、可愛い可愛い愛娘のことをな。」
セレス)『…はい。』
バンッ
父親)「悪い事をしたらまずは謝罪だろ。」
「なぁ?セレス」
「セレーヌはちゃんと謝罪できてたぞぉ?」
セレス)『…申し訳ございませんでした』ペコリ
父親)「……」ニコ
「よし、いいぞ戻れ」
セレス)『…はい』
キー バタン
セレーヌ…私の母親、可哀想な人間…いや人間だったが正しいか
セレス)トコトコ
兄様)「ティアッ!!!」
セレス)『…兄様』
お兄様)「ティアッ」クッ
「すまない、守ってやれなくて」
セレス)『…大丈夫ですよ、慣れてるから』ニコ
兄様)「ッ…」
「慣れちゃダメだろ…」ボソッ
お兄様)「…ティア」
セレス)『なんでしょうか?お兄様』
いつからだろうあんなに感情豊かで天真爛漫の笑顔が機械のような笑顔になったのは…
お兄様)「治すから、顔触るな」ニコ
セレス)『はい』
お兄様)「ᕼᗴᗴᒪ」パァ
セレス)『ありがとうございます』ニコ
部下)「セレスティア様、隊が集まりました」
セレス)『嗚呼、わかった』
いつからだろう、この子の手を血で汚させてしまったのは、いつからだろう、この子が泣かなくなったのは、いつからだろう、この子が血を飲めなくなったのは…いつからだろう
お兄様)「ティア…」
セレス)『お兄様…私は大丈夫ですよ』ニコ
兄様)「…俺も行く」
セレス)「…兄様と訓練は久々ですね」
兄様)「…そうかもな」ニコ
お兄様)「ティアを頼む」ボソ
兄様)ウィンク
ザワザワザワ
ザワザワザワ
部下)「見ろ、大佐がいるぞ」ボソ
部下)「なんだなんだ1番隊と合同訓練か?」ボソ
兄様)「俺は見学にきただけだァ、いないように扱ってくれ」
隊)(いや無理でしょッ)
セレス)『訓練初め』
カキンッ
︎︎カキンッ
カキンッ
いつからだろう、あの子が兵器のように戦場を駆け回ってるのは
セレス)『遅い…』カキンッ
部下)「…ッ、すみません」
「対戦ありがとうございました」ペコリ
いつからだろう、瞳の光が無くなったのは
いつからだろう…
あんな我慢するようになったのは
セレス)『にぃ…さま』
『兄様』
兄様)「!?」
「すまんぼーっとしてた」アセアセ
セレス)「大丈夫です、もう訓練終わりました」
兄様)「そうかッ!じゃあ夕食にしよう!」
セレス)『はい』ニコ
まただ…また作り笑い。
夕食後
父親)「セレス、後で俺の部屋にこい」
セレス)『…はい』
キー バタン
お兄様)「…大丈夫か、ティア」
セレス)『大丈夫ですよ』ニコ
兄様)「なんかあったらすぐ助けを呼ぶんだぞッ」
セレス)『分かってますよ』
『では…』
キー バタン
セレス)トコトコ
コンコンコン
父親)「入れ」
セレス)『失礼します。』
父親)「セレス、お前に任務をやろう」
セレス)「…わかりました」
父親)「任務内容はアレクサンドルを魔界に連れ戻せ」ニヤ
セレス)『…ッ!!』
『…どうしてでしょうか』
父親)「あやつにもようやく利用価値ができてな」
「魔王様復活の生贄になってもらう」ニヤ
「あやつ魔力だけはセリーヌに似て濃く鮮やかだからなぁ!あやつも俺の役に立てるんだ本望だろう」
「てことでだ、人間界にいるアレクサンドルを魔界に連れてこい」
セレス)『…むりやりですか』
父親)「いーや、人間界で逃げられては困る、だから人間界で説得し魔界に連れてこい」
「魔界にきたらこちらの手の中だ」ニヤニヤ
セレス)(カウントダウンは…まだあるッ)
『わかりましたお父様、いつから当たればよろしいでしょうか』
父親)「3日後だ」
セレス)『承知いたしました』ペコリ
『では』
父親)「嗚呼、期待しておるぞセレス」ニヤ
キー バタンッ
セレス)『…いつ見ても気色悪い笑みね』ボソ
(早くお兄様達に知らせなくちゃ)
タッタッタッタッタッタッタッ
バンッ
兄様)「うぉッ」
お兄様)ビクッ
兄様)「お前が急いでるだなんて珍しいな」
セレス)『大変です』
兄様)「お前がッ大変ッ!!明日世界戦争でも起きるのかッ!!!」
セレス)『そんなの起きません』
兄様)「ハァ、なんだよびっくりしたぁ」
お兄様)「どうしたんだ、ティア」
セレス)『それが』
任務内容説明中
兄様)「まじか…」
お兄様)「厄介だな」
セレス)『どうしましょう…』
お兄様)「ティア…お前は任務を遂行してこい」
兄様)「どうしてッそしたらサーシャが!」
セレス)『時間を稼いでこいってことですね』
お兄様)「そういうことだ」
兄様)「なんだ、そういう事かぁ良かったわぁ」
お兄様)「だが、父上がいつ監視しているか分からない、魔界に連れていこうとする演技はしといてくれ」
セレス)「わかりました」
お兄様)「…すまないなティアにはいつも酷な事を任せてしまって」
セレス)『大丈夫ですよ』ニコ
『では私は任務の準備をしてきます』
兄様)「おう」
キー バタン
兄様)「兄貴…」
お兄様)「嗚呼分かってる」
「私たちは3日後…反乱をおこす」
兄様)「そうこなくっちゃ!」
自己紹介
名前 ¿?¿?・ラグーザ(お兄様)
ラグーザ家次期当主と言われている
策略家、遠距離戦(魔法など)が得意
冷静冷酷…にみえるだけの口下手
近頃反乱を起こそうと思っている
好き 弟達 ティア 母上
嫌い ¿?¿?¿?¿?¿?
名前 ¿?¿?・ラグーザ(兄様)
ラグーザ家、紅月騎士団大佐
戦闘狂、剣の達人として名を轟かせている
お気楽、おふざけキャラ…にみえるが脳内は深く相手のことを計算尽ている
近頃兄貴と一緒に反乱を起こそうと思ってる
好き 兄貴 サーシャ ティア 母上
嫌い ¿?¿?¿?¿?¿?¿?
ティアとお兄様たちは人間で言うと15歳くらい離れているよ!!ティアと葛葉は6歳くらい!!