テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
あまりにも駄文なので、小話集に乗せるつもり無いっす。
やっとみつけた。
前の世界線で最後まで戦っていたことは知っている。でも転送される瞬間、どこにいたのかは分からない。
新しい街で同僚や顔見知りと出会うたび、無事転送される事を喜び合った。
街の人から同僚がそろったか聞かれた。
同期の一人はすぐに再会できた。服だけ転送されなかったとかで前と異なる格好をしていたけれど。
家族の一人にも会えた。
ただ、まだ会えていない署員は多い。
しばらくは以前と様子が違う街の探索と仕事の手順に明け暮れた。
そして、やっと見つけた。
無事に転送されていた。
こんなところで眠っていたのか。
寝てはいるが以前と変わらぬ姿にほっとした。
そっと抱え上げ運ぶ。こんなところでずっと寝ていたら風邪を引く。
署内に宿直室は無いけれど、安全な部屋のソファーにそっと寝かせる。
見つかった!転送されていた!
その二つ名の通り、ふらっと来たりいなくなったりしていたから、転送されていない事も頭をよぎった。
でも見つかった!
その人が寝ていると教えられた場所に急いで向かう。
部屋をのぞくとその人はソファーの上でのんきに寝ていた。
「あはっ」
記憶のままの姿で思わず笑いがこぼれたが、気付いたら自分は涙を流していた。
一緒に来た後輩が「良かったね」と言ってくれた。
無事で良かった。本当に良かった。
起きたらたくさんお話ししたいな。
そんな日が来ると良いなぁ。
184
18
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!