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「お前は最強だからな」
「お前1人で何でも出来るんだろ」
「もう、あの1人で良くないですか?」
「君とは違うんだよ、悟」
そんなこと言われ慣れてる。
「はっ!そりゃそうだろ!六眼持ちで無下限使いだぞ?w」
その後の嫌悪、妬みの目を向けられるのも慣れっ子だ。
「おい五条、お前夏油の任務やってこい」
「はあ?!んでたよ!」
「本当は私と出かける予定だったんだよ」
「は!?んなのまた今度でいいだろ!」
てかなんで俺誘われてないの…!?
「ちっ、最強のくせになんの役にも立たねぇな」
「は…?」
「役に立たねぇならいない方がいんじゃね? 」
なんも言えなかった。その後硝子は、夏油!と傑と楽しそうに話していった。
まるで俺なんかが
いないみたいに
▼▼▼▼▼
「おっつかれサマンサー!」
「せんせー!おつかれー!!」
「お疲れ様です。」
「あ!五条!シースー奢りなさいよ!!回らないやつね!」
今日も僕の生徒達は可愛い…!こんなん奢るしかないよね!!
傑は同じ特級でいつも忙しいし、硝子も呪霊の増加によって患者が増えているらしい。だから顔を合わせたのは1ヶ月くらい前かな…?
けど僕は傑と硝子に迷惑をかけたくないので会わなくていいと思っている。寂しいけどね。
傑と硝子は僕がいるせいで疲れると言っていた。迷惑だから消えろとも言っていた。
そんなこと言われたらさすがの僕でも辛いし悲しい……なんて誰にも言わないけどね!!!
みんなとワイワイと食事をすます。
「じゃ!みんなおつかれー!ゆっくり休んでねー」
みんなと別れてから心が空っぽになったみたいに寂しくなった。最強の僕…!どうした!!寂しいなんて感情…!!それはもう捨てたろ…!
そんな寂しいなんて感情をかき消すためか、それとも人々を守りたいという偽りの正義か、どちらかは伏せておくが僕は仕事を詰め込んだ。
「あの、五条さんお身体の方は大丈夫なのでしょうか、?」
「あ?なに伊地知、僕をナメてんの?」
「ヒッ!いえ、決してそのようなことでは!」
「あっそ、変な心配いらないから早く行くよ」
伊地知はハィといって車を発進させた。
頭が痛い。気持ちが悪い。そんなこと言ったら硝子に迷惑をかけてしまう。傑にまた呆れられてしまう。僕は恐怖した自分の気持ちを抑え込んだ。
僕はもう人間になんてなれないんだ。
「おい。」