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前回上げたもののAnotherstory。
もしもあの時、Lが自滅ではなくやり直す事を選んでいたら…というやつです。ハッピーエンドかバッドエンドかは、あなた次第。良かったら感想教えてください。玩具でてきます。
私が月くんを監禁し始め、既に3日が経過した。理由は特にない。
強いて言うなら、彼にキラ容疑がかかっていることだが、証拠もなければ確信もない。
ただ、彼を手元に置いときたかったのだ。
彼が他の人と楽しそうにするのが許せなくて、わざわざ犯罪組織を金で雇ってまで彼を無理矢理閉じ込めたのだ。
こんなに論理的ではない監禁は初めてだ。
塾の帰りを襲って彼を誘拐し、私の寝室で変態趣味に走った形で拘束されている。
しかし、あの夜神月だ。
いくら強い力で押さえつけようとしても、全力で抵抗してくる。
昨日も一昨日も、拘束されているというのに、組織の男たちに体を弄らせようと向かわせたところ、アイツは正体不明の相手に対して蹴りを入れたのだ。
もちろん倍にして返された上、めちゃくちゃに犯されそうになったが、寸前のところで私が止めた。
….彼の初めては、私でなければならないのだから。
今日も世界中の探偵やら警察やらと未解決事件についての会議や捜査を終え、月くんが捕らえられている寝室へ足を運んだ。
「…..月くん」
「….っ!」
私の声を聞いた瞬間、彼の体が強ばったのが分かる。
それでも誰だ、とか言わないのは、彼に口枷が付いているからだ。
しかし喋れなくとも、全身で私に敵意を向けているのは分かった。
しかし今はそれさえも愛おしい。
私はその白く綺麗な陶器のような頬に、ゆっくりと手を伸ばした。
彼の頬に触れた瞬間、己の中の何かが切なく痛んだ。
ぴくり、と月くんの体が反応した。
ひんやりとすっかり冷え切った頬が、私の掌の温度でじんわりと温かさを取り戻すのが分かる
それを確認すると、私はようやく月くんの口枷を外した。
途端、彼の口が開く。
「…..竜崎、一体、どういうつもりだ」
その声から、まだ僕を疑っているのかという意味も受け取られた。
….どうやら彼は、自分が疑われてると思い、嫌悪感を感じているのだろう。
何せ人にもスペックにも恵まれた優等生だ。
人から疑われる事は愚か、人から信頼しか得てなかったはずだ。
それがどういう訳か、Lという得体の知れない探偵に、最悪な連続殺人鬼、キラとして疑われてるのだ。
彼にとっては、この上ない程の屈辱だろう。
私が疑う度、殴り合いの喧嘩に発展するのだ。
…しかし今回ばかりは違う。
夜神月がキラだとか、キラではないとか、そんな事はとりあえずそんなことはどうでも良い。
今欲しいのは、キラ事件の犯人でも真実でもない。
──夜神月だ。
私は、夜神月が心の底から、喉から手が出る程欲している。
「….月くん。私は、あなたがキラであろうが、どうでもいいのです」
はあ?と彼の口から呆れたを通り越した、呆気にとられたような声が漏れた。
そんな風になるのも分かる。
私は、世界の切り札。キラを処刑台に送らなければならない。
しかし。
彼と共に過ごす毎に、私はだんだん彼に惹かれた。この、悪魔のような奴に。
そして、愛を知った。
たとえ月くんがキラだったとしても。
────私は、彼を無実にしてまで彼を庇うし、一生を共にしたい。
あぁ、と心底思う。
───彼を、夜神月を己の物にしたい、と。
今まで感じたことのない欲が、黒く心を汚していく。
「…..月くん。愛してます。私のものになって下さい」
「…..っはぁっ?!」
とんだ爆弾発言に、いつになく素っ頓狂な声を上げる彼。
その彼らしくない冷静さに欠けた声にまた、私の下半身が熱く立ち上げた。
「….あんまり誘わないで下さい」
「っさそ…..!?」
あぁ、なんて可愛いんだろう。
私の月くん。私だけの月くん。
好きという感情が、堰き止めなく溢れてくる。
「…..昨日も一昨日も、中を緩めただけで、焦らさせてすみません」
「….!」
びくり、と彼の身体が面白いくらいに反応する。
2日間に渡って開発された彼の胸の突起が、ピンク色に色付く。
「…..なんて可愛い月くん。たったの2日でこんなにも胸が女性らしくなるなんて」
「….っ言うな….っ!!」
紅潮した身体を屈辱に思ったのだろう。
絶望に満ちた瞳が、憎らしそうにこちらを睨んだ。
「….私は本当の事を言っただけですよ?ねぇ?今だって、こんなに可愛らしいのに」
「!?….か、可愛らしい….!?!」
「えぇ。….月くんも、早く気持ちよくなりたいでしょう?」
「んぁッ!」
ぴんっと彼の胸の突起を指で弾くと、彼の口から甲高い声が上がる。
すぐにはっとした顔で悔しそうに口をつぐむ月くん。
….そういうところもまた、愛おしく感じてしまうのだ。
くりっと再び胸の突起の頭を、指で潰してみる。
「んっ….!」
両手は固定されているため、必死に唇を噛んで声を我慢しているのが見える。
それを見て、ますます私の中の虐め心が顔を出した。
今度は少し、引っ張ってみる。そうすると、胸の突起の周りの皮膚が伸びた。
「っんぐ….!!」
じわり、と月くんの瞳が涙で滲む。
その様は、私の興奮させ、更に私のものを擡げさせた。
すっかり赤くなった胸の突起を、今度は舌で転がした。
「ふっ…..くぅ….」
私の舐める水音が、室内に反響する。
つぅ、と月くんの瞳の両端から、涙が垂れた。
私はそれさえもぺろりと舐めると、月くんの更なる乱れた姿を望み、タンスからある物を出した。
「….竜崎…..うそだよな….」
月くんの顔がみるみる青くなる。
その顔がますます私を興奮させた。
カチッと電源を入れ、まずは弱から始める。
「…いやだ….やめろ…..お願いだ….竜崎….!!」
懇願する彼もまた、愛おしい。
ぶるぶると弱く振動するローターを握りしめ、私はそれを彼の胸の突起に当てた。
「ああああぁぁぁっ!!!やぁぁぁっ!」
ガシャガシャと拘束された手足で激しく暴れ始め、身を捩る彼。
そんな状態でも、確かに感じていることが分かり、興奮が募る。
「ああああっ!!やめっ!!いぁあああっ!!」
涙をぼろぼろ流しながら、嬌声をあげる月くん。
その様子にすっかり気が良くなり、カチッとローターの強さを中に上げた。
「うぁっ!?ああぁぁあんっ!いやっ!いやらっ!!止めてりゅうざきぃっ」
呂律が回らなくなるほど狂い出した月くんは、自身のものを腹に付くくらい勃ちあげている。
私の熱を持ったそれも、そろそろ限界を迎えそうだ。
私はローターを彼の胸の突起から離すと、すっかり解れた後孔に挿れた。
途端、月くんの身体がビクンっと跳ね上がる。
「っんぁっ♡」
甘い声が彼の綺麗な形をした唇から漏れ、恍惚とした表情でとろける月くん。
段々と彼が己の手の内に堕ちている気がして、心底嬉しかった。
その興奮と悦びをぶつけるように、ローターの挿入った孔に、私は思い切りペニスを挿入した。
「んあああぁぁああっ!?!♡♡あぅっ!あぁっぁ…!///♡♡」
弓のように彼の身体が仰け反る。
私のペニスの先端に、震える異物が当たった。
「おっ♡♡♡////おかしっ♡♡///ぃあっん!♡♡///♡♡/////おかしく、//////なるぅうっ!!//////♡♡♡♡」
ふるふると力なく月くんが首を振る。
しかし私はローターのスイッチを握りしめ、彼の目の前に見せびらかした。
「んぁッ….///それ、止めてッ!///♡♡」
「….そうですね、では今から問題を出すので、それに正解できたら止めてあげます」
「….ッ!あっっ♡♡////わ、///わかった、!/////♡♡わかったからぁぁあッ!!!!/////♡♡♡」
ぶんぶんと折れそうな勢いで頷く月くんがあまりにも可愛くて、思わず口付けする。
それでも彼は、快感を感じるのに精一杯なんだろう。
若干焦点が合わなくなった目で、喘ぎ続けた。
「…では、問題。…..何故私は月くんにこのような事をするのでしょうか」
「いひゃあぁぁっ!!?//////♡♡」
腰を激しく打ち付け、月くんの孔の奥を広げてみせる。
すると彼の塞がっていた奥の孔は、抵抗することのなくすんなり吸着してきた。
それがまるで欲しているようで、ペニスを浅い所まで抜いてから、また再び強く奥へ挿れてやった。
「んあああぁぁああっ!!!!////♡♡♡♡あっ!///あぁッ…///♡♡き、ぃ!/////♡♡きら、////だからッ!!//////♡♡♡やぁあっ!!////♡♡」
「…..残念、不正解です」
「いひゃあぁぁああああああああああああッ!!!!!/////♡♡♡♡////」
不正解の罰ゲームとして、ローターの強さを1番上に切り上げる。
すると私の先端で振動してたそれが、一段と激しく震え始めた。
「おっ、////♡♡おく、しんじゃっ!!?////♡♡う、からぁぁあッ!!!//////♡♡♡♡」
その瞬間。
「ひゃぁあぁあぁあああああぁッ!!!!//////♡♡」
ぷしゃああっと彼のペニスから、白濁とした液体が溢れ出した。
同時に、私のペニスからも同じものが彼の孔に注がれる。
完全にさっき達した事で、意識も飛んだのだろう。
精液と涙と汗に塗れた美しい月くんの顔は、すっかり目を閉じていた。
彼の中から自身のを抜き、月くんの身体を洗い、布団のシーツやらを変える。
綺麗になった月くんは、いつもの様にまるで魔女の魔法で眠ってしまった姫の様に可愛らしく寝ていた。
そんな陶器のように白く滑らかな顔に手を添え、紅い唇にそっと口付けした。
月くん。きっと私達は、結ばれないし、報われない。
なぜなら、私達は本来戦うべき相手なのだから。
互いの命を懸けて。全てをぶつける敵なのだから。
だから決して結ばれないし、どちらかは必ず死ぬ。
ならば。そんな、苦しい事実が待ち受けているのなら。
「___どちらも砕け、もう一度やり直す方がいいですよね」
「…..ん」
その時、彼の綺麗に縁どられた瞳が開いた。
ぱちり、と1度瞬きした後。
私の考えを読み、理解したように優しく笑った。
そして、私が片手に持ったそれを見て、自らそれを口に咥える。
「___僕も、愛してるよ、竜崎」
刹那。
冷たい銃声と共に、鮮やかな血が壁を彩った。
「はい。….私も、愛してます」
そして私は、彼の冷たくなった手から銃を取ると、口腔に入れた。
温かい涙が、頬を伝う。
…..もしも、もっと違う形で出会っていたら。
私達は、もっと愛を語り合っても良かったのでしょうか。
目を、閉じる。
瞼の裏に、月くんの笑った姿が浮かんだ気がした。
____もう一度、会って、また….。
そして銃声が轟いた部屋に、また赤い血が散った。
愛してます、月くん。
コメント
2件
L目線好きすぎる…こう言う終わり方本当に好き……主に感謝…!!!🙏
うわぁーめっちゃ感動しました😭 これこそ狂愛っていう感じですね💕︎