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おつきみ
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第1話 ~桜咲高校~
学校に入って数時間もすると、先ほどの緊張は和らぎ、おちついて周りを見渡せるようになった。
入学式と騒ぐ人、さっそく規則を破っている人、本を呼んでいる人、友達と談笑に浸っている人、持ち物の確認をしている人など、様々だ。
先ほどの4限目で、学級委員長、生徒会役員、当番、委員会などが決まった。
私は、厚生委員で、黒板係だ、をしてよりによって今日の日直になってしまった。
高校生活一発目の日直である。
「…普通初日から日直に決めるか?」
一般的に入学してから次の日が主流だ。
一発目というのは何事も、緊張と失敗がつきものである。案の定クラスの人の名前を二、三人間違えてしまった。
煌李亜
「…?き…り…?」
「あっ!それあたしで~す!!きりあで~す!!」
「き…りあ…さん…」
わかるか普通!!!!
…普通の人なら読めていたのかもしれない。
だが、小学、中学とまったく勉強をしていなかった、できなかった私には、到底読めそうな漢字ではなかった。
「小中も、学校…行ってればよかったな…りあろちゃんがいなければ…」
いや、やめよう。
こんなところで思い出話をしても
誰の得にもならない。
コメント
1件
うわあ、第2話めっちゃ気になる展開ですね!主人公の「小中も学校行ってればよかった」っていう後悔がグッときました。過去に何かあったんだろうな…りあろちゃんって誰?って思わず続きが読みたくなりました。日直で名前を間違えちゃうシーン、煌李亜(きりあ)って読めるようで読めない感じ、すごくリアルで笑っちゃいました。作者さん、設定の奥行きが感じられる書き方ですね。続きが楽しみです!