リクエスト作品です
※Dom/Subユニバース
※fwmt→Dom(攻)、kihr→Sub(受)
※ここから先は名前を伏せません
苦手な方は、自衛お願いします🙏
【第6話 危機】(甲斐田side)
ダイナミクスの研究が進み、様々なことが明らかになっていく中で、問題となっていることがあった
それは、コマンドの危険性についてだった
最新の研究で、DomとSubのお互いが顔見知りや信頼関係になくとも、Domの力量があれば、コマンドを無理やりSubに通すことが出来る、ということが明らかになった
○○『甲斐田くんも、気をつけてね!このことは、解決策が出るまでしばらく公言しないでおくけど、万が一情報が漏れるってこともあるから』
○○『特に最近は、研究に参加してくれる人が急増して、ありがたいけど私達も色々人手が足りなくてさぁ〜…この前なんて…』
甲斐田『あはは…』
確かにそれは怖いな…
見ず知らずの、話したこともない人に命令されても、従っちゃうってことだもんね…
甲斐田「(まあ、相変わらず僕の身近にDomは全然いないし、そこまで心配しなくて大丈夫かな)」
甲斐田「この辺…かな…?」
見知らぬ土地で見慣れない建物に囲まれて、
まるで戦場に1人、投げ出されたような恐ろしさに、足がすくんだ
甲斐田「(…なんで僕、一人で来ちゃったんだろう………)」
甲斐田「(…えーい、!もう来ちゃったんだから、行くしかない!!)」
もう日が落ちて暗くなっているはずなのに、そんなことを感じさせないほど、街には光や人が充満していた
??「お兄さん1人ぃ?お、イケメンじゃーん!よかったらウチ寄ってかなぁい?」
甲斐田「え、あ、大丈夫ですっ…!」
甲斐田「(やっぱ怖い…!!早く不破さんのお店に…!!)」
…
もうすぐなはずだけど…
甲斐田「(ほんとにこんな道通るのかな…?)」
??「お!!!!ちょっと、そこの君!!」
甲斐田「(げ…また客引き…?勘弁して…)」
その人を視界に入れた瞬間、本能が言った
甲斐田「ッ…!!!!!」
甲斐田「(この人……!!Dom…!?)」
???「君一人?ていうかSubだよね?ラッキー過ぎ!!ちょっと時間いいかな?」
??「誰ですか?こいつ」
???「まあ、見てろって、この前言ったやつ、見せてやるよ」
??「えぇ〜?まだそんなこと言ってるんすかぁ?」
以前○○さんに言われたことが、脳内を駆け巡る
甲斐田「(やばい、早く離れないと…!!)」
甲斐田「すいません、僕急いで行かなきゃいけないとこあるんで…!」
???「あ、待てって」
甲斐田「ちょ…やめ…」
???「LOOK(こっち向け)」
甲斐田「ぁ……!!」
僕は、本能に抗うことが出来なかった
???「ほらな!?」
??「え、…マジで?」
甲斐田「やめて…ください…!!」
???「Sh(黙れ)」
甲斐田「ッ…!!」
??「すげぇ…」
嫌だ………
???「Kneel(跪け)」
甲斐田「ぅっ……!!」
??「おぉー!!すげー!!マジか!」
???「な!?ハッタリなんかじゃなかっただろ?」
嫌だ……嫌だ嫌だ………
従いたくない…こんな知らないやつに……
甲斐田「(不破さんっ…泣)」
甲斐田「(助けてっ…!!)」
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