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「そうなのよね〜一旦辞めちゃうと、戻れないし……
でも、赤ちゃんが生まれたら、小さい間は、成長を見逃したくないから、ずっと一緒に居たい気もする。どうしよう?」
「俺は、辞めてもいいと思ってるけど、美優がまた、戻りたいと思うなら、やっぱり産休にしておいて、生まれてから考えようか?
数時間ならベビーシッターさんに頼んで働いて、お昼に一旦帰ったり……お母さんだって、もしかしたら、見てくれるかもしれないし……」
「そうね……生まれてから考えようかな〜離れたくなくなるかもしれないし……」
「うん、じゃあ、とりあえず産休の方向で!」
「うん、5ヶ月に入ったら、言おうかなぁ〜」
「分かった」
「それと……結婚式の話なんだけど……」
「あ、うんバタバタしてて忘れてたね」
「俺は、やっぱり美優にウェディングドレスを来て欲しいから、先に式だけは家族だけで挙げたいなぁ〜
披露宴は、このコロナ禍だから、落ち着いてから、子どもと一緒にでも良いと思ってる」
「美優は、どう?」
「うん、そうだね。でも、どんどんお腹が大きくなっちゃう」
「だから、再来月の9月に、一番最初に綺麗だなぁって言ってたホテルなんだけど、空きが出て、今押さえて貰ってる。明後日までに返事しないといけないんだけど……美優どう?」と、タブレットを見せる洋平。
「うわ〜やっぱり素敵ね〜」
「うん、だよなぁ〜どう?」
「うん、したいなぁ〜結婚式」
「じゃあ、ココにしようか?」
「うん、ありがとう〜洋平」
ぎゅ〜
「はあ〜幸せ〜♡
このまま離れたくないんだけど……
一応、両家の親にも予定を聞かないといけないんだよな〜」
「あ、ごめんね、全部やってもらって……」
「ううん、で、親には、今妊娠3ヶ月ってことも話していい?」
「うん、良いよ」
「分かった。じゃあ、まずは、美優ん|家《ち》からかけるね」
「パパには、まだ会社では口止めね」
「分かった」
と、両方の親に連絡すると……そりゃあもう、大喜びで……
結婚式も、赤ちゃんのことも……
「じゃあ、あとはお爺ちゃんお婆ちゃんだね。呼んでもいい?」
「もちろん!」
「あ、お爺ちゃんには、会社に、まだ話してないから、5ヶ月になるまで黙ってて!って念を押しておかないとね」
「お〜そうだな」
「私から言うよ」
「うん、分かった」
そして、式場には正式に申し込み。
最初のお金を振り込めば契約OKだから、
洋平がネットで振り込んでくれた。
「ありがとうね〜」
「うん、楽しみだね〜」
「お風呂入って来る」
「大丈夫? 一緒に入ろうか?」
「ううん、大丈夫だよ、もっとお腹が大きくなったら、髪を洗ったりするのは大変そうだけどね」
「分かった、その頃は、毎日一緒に入ろうね♡」
「なんか、洋平の目的が違うように思うのは、私だけ?」
「ふふふふ、当たり! 美優の巨乳毎日拝める」
「だめよ、赤ちゃんのだから……」
「へ? そんなあ〜生まれるまでは、俺のだよ〜」
「ふふ、洋平、真剣に取り合いしそう」
「うん、負けないよ!」
「ふふふ、バカだね〜」
「ふふ」
「あ〜楽しみだなぁ〜結婚式も赤ちゃんも……
美優〜愛してる。」
「何? 急に」
「なんか今、すごく言いたくなった」
ぎゅ〜
「お腹だけは、ぎゅっと出来ないなぁ〜」
「うん、優しくね……」
「早く会いたいなぁ〜男の子かなぁ?女の子かなぁ?」
「どっちでも可愛いよね〜洋平にそっくりな男の子も良いし、洋平に似た顔の女の子でも可愛い〜」
「美優にそっくりな女の子の方が可愛いし、美優に似てる男の子もイケメンだと思う」
「ふふ、半分ずつ似るんだろうな〜」
「楽しみだなぁ〜元気に生まれておいで」
撫で撫で
「ふふ、すっかりパパだね」
「うん、ずっと楽しみだったから、すごく嬉しい」
「優しいパパになりそうね」
「うんうん、でも、ずっと美優が1番、赤ちゃん2番だからね。それだけは、譲れない!」
「ふふ、ありがとう〜」
「美優〜♡」
「うぅ〜え〜あ、ごめん」
「う、ううん……」──ショック
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