バシャーンッ、バシャッ
「うっ、ごほごほ、こほっも、もうやめ、て?ごほっごほ」
「えー、やだぁ。なんでぇ?なんであたしたちがやめなきゃいけないのぉ?そーゆーときはね。『おねがぁい』をするんだよ?」今居るのは、私と、メイちゃん、サキハちゃん、カンナちゃん、ミサキちゃんの4人。みんな、気が強い子ばっか。それに、
「ごめんなさい。やめてください、お願いします」
言った。言うとおりに。ねもこんなことで許してもらえるはずが無い。まあ、分かってはいた。だからこそ、救世主が現れて、立場が逆になったときには、その時には、、「えー、やだぁ。なんで許さないといけないの?」って、言ってやるんだ。ミサキちゃんが言ったとおりに。思わず笑みがうかんだ。
「何、こいつ、ニタニタしてて、キモっ!てか、泥水かぶって笑うとか、ヤバいね、アンタ」
サキハはいっつもそう。
「次はどうしよー。泥水あまってるけどー。飲ませるー?」「いいねー」「メイ、どーする?」 「待って」
え?って思った。手で制したから。でもみんな素直に従う。はーいって返事して、座り込んだ。
「ねぇ、あんたは『救世主様』をまだ信じてるの?来ないよ、そんなん。」
私は心の中で鼻で笑う。違うよーって。メイ達もいつか、泥水を飲むんだよって。
「あー、つまんなー」「ちょっ、カンナ!!」
サキハが慌てた様子で言うけど、メイは、「だね、教室戻ろっか。ホームルーム始まっちゃーう」と言う。サキハはホッとした様子でついていった。ミサキは残ってニヤッと不敵に笑い、一足遅れて去っていく。
もう、心折れそう、、。早く来て?救世主の女の子と、私を庇ってくれるイケメンな男の子。待ってるから、。
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