あの言い訳しておいてなんなんですけど、めちゃくちゃ遅くなりました。ここまでずっと見てくださっている方々、本当にすみません!なので、今日は2本投稿します。親がいる前では書くことができないので、これからは不定期投稿になってしまうと思います。できるだけ投稿するので、見てください! あと、ゲストさんハートありがとうございます。じゃあ書いていきます!
ご飯を食べ終えて、現在はもあ君と雑談をしつつ教室へ向かっているところ!
…だったはずなんだけど、何この修羅場!しずくのせいで、もあ君が通りすがりのクソ野郎なんかに捕まってるんだけど⁉︎
(時間は少し前に遡る)
「いやぁ、美味しかったね。」
「そーだね!」
トコトコ トコトコ
「ん?」
しずくの視線の先には、人だかりが映っていた。そこには、絡まれている生徒(一組)と絡んでいる馬鹿(三組と五組)がいた。基本、一組の方が権力は強いのにどうしたのだろうか?
そうこう考えていると、馬鹿の1人が突っかかってきた。
「おいおい、そこに居んのはズルをして一組入ったズル野郎じゃねぇか。」
「生徒会長に媚び売ってんじゃねぇよ。」
あちゃー、これじゃあ、この状況は否定できないと。媚び売った覚えは、ないはずなんだけどな。生徒会長ってのもここで初めて知ったし。
そんな時イラッと来たのか、もあ君が声を荒げた。
「はぁ?何言ってんのか意味が分かんない。しずくは別にずるなんてしてないし!まずまず、うちがそんなズルで通す学校だと思うんならば転校すれば⁉︎」
これには、しずくだけではなくその場にいた生徒や喧嘩を売ってきた生徒ですらも驚いていた。
「なんだよ。いつもはそんなにピリピリしてねぇじゃねぇかよ。」
「ふ〜ん。今の言葉を聞いて、しずくにもそこの生徒にも謝罪は無いわけね?」
その一言で一気に場の空気が、ずっしりと重くなったように感じた。
しずくも内心焦っていた。このまま人を殴りそうな勢いだ。
「んで?いうことは?」
「う、、え、、っと」
明らかに焦っている。どうしよお。
「喋れないの?」
「あのねぇ!しずくがそれを言われてどんな思いするか分かってて言ってんの⁉︎」
「ブンブン」
「分かって言ってるならさ?最低だよね?人の気持ちも考えれないなんて終わってるよ?それにさ、分かってるんだったら謝罪の一つくらいしたら?」
「ごめんなさい」
そういう生徒たちの声は震えており、今にも涙が溢れそうだった。あからさまに怖がっている。もあ君は怒りでそれが見えていないのか説教を続けるための口を開いた。
「まさか、しずくだけだと思ったの?最初に絡んでた子たちにもだよ?失礼にも程があるんじゃない?反省の色が見えないしさぁ?」
しずくを含む他の生徒たちはどうしようか焦っており、叱られている生徒を助けることもできず、もあ君を止めることもできずにただ狼狽えることしかできなかった。
そんな時だった。
「はいストーッップ。もあ。帰るぞ。」
「でもっ!」
「はーい、デモじゃありませーん。」
ズルズルズル
嵐のように去っていく少年ともあ君。
気づくとしずくはそこに1人取り残されていた。そのことに焦り、もう見えなくなったもあ君達を追いかける。
「待って!!」
しずくが立ち去った後には、叱られていた生徒たちが唖然とただただ突ったているだけだった。
なんだかんだありつつも、1日の授業は終わった。
ちなみに午後の授業も、うるさすぎて聞こえなかったのでやっぱり、教科書だけで頑張って理解していたのだ。
放課後になり、みんな続々と教室を出ていく。そんな中、しずくはある1人の男の子と話していた。その子の名前は、紫崎 榴宮 (しざき るま)。今日の昼にもあ君を止めてくれた男の子だ。あのあとに知ったことなのだが、もあ君は我慢があまりできないらしく、限界に達し本気でキレるとガチで怖いそう。たまに暴力を奮ってしまう時もあるらしい。だから、あの時友達から暴れていることを聞き、すぐに駆けつけてくれたらしい。本当に事故にならなくて良かったと今、るま君へ感謝の気持ちで溢れかえる。
「へぇーそうなんですね。」
「そうなんだよなぁ。アイツと幼馴染だから困ったことがあれば、アイツじゃなくて俺に聞け。機嫌悪い時とかマジで話しかけんなよ。」
「なぁーんの、話してるの?」
そこにどこから湧いたのかもあ君が立っていた。
その質問にるま君が冗談混じりに答える。
「もあよりも俺頼れって話。」
「えぇー‼︎しずく俺も頼ってねぇ⁉︎」
「…できるだけ、頼ろうと思う。」
「だから、なんなの⁉︎その間は!」
「「あはははっ」」
何だかこの2人といると楽しいなぁ。
こんなに暖かい気持ちの時にふとしずくが、ピンチなことを思い出してしまった。それは、今日の寝床をどうするかだ。しかし、今日も野宿はやばいんだよなぁ。だって今日は、雨が降っていたから地面が濡れている。寝れないことはないが、二日連続お風呂に入らないのもいかがなものかと思ってしまい。導き出した解は、バレんようにこのふたりに相談するしか…。というものだった。
「突然なんだけど、2人って一人暮らし?」
「いや?俺は家族と一緒に住んでるよ。」
「そうなん?もあ。俺は一人暮らしよ!」
「俺も一人暮らし。」
と、どっから湧いて出て来たのかそこにはなつ君が立っていた。
「マジ⁉︎」
そのことに突っ込まず、なつ君の一言にるま君が反応する。
「「ウェーイ」」
この2人は、なんというか、うん。“2人“の世界に入っている。
楽しいはずなのにしずくの心はなんだか晴れなかった。
そんなことを考えて上の空でいると、2人をフル無視して、もあ君が口を開いた。
「なんでそんなこと聞いたの?」
「いやぁね?しずく一人暮らししようか迷ってて、家事もできないから誰かと住んだほうがいいのかと思って。」
我ながら、こういう時の言い訳は完璧だ。こういうところだけ完璧な自分に虫唾が走る。
「あーなるほどね。」
「るまもご飯作れねぇから、いつもウー⚪︎ー頼りよ。」
「おいそれ言うなって!」
うーんまぁ、それはそうなんだけどね。今、聞きたいのはそう言うことじゃ無いんだなぁ。
「今からそれとも俺んちくる?暇だし。」
キタァァァァァ!
「マジで!良いの!✨」
「良くねぇと言わねぇだろ。」
「やったぁ〜!じゃぁ、許可もらってくる。」
「じゃあね。また明日!俺らこっちだから。」
そう言って、もあ君が手を振って反対方向に(しずくの実家もそっち側)歩いて行った。
「んじゃ、俺らも帰るぞー。」
あっ、今思い出したぁ。やばいやばい。ポプラハウスの裏に隠したやつ取りに行かなきゃ!
「なつ君!ちょい待ってて!忘れ物取り行ってくる。」
「えー。俺も行くし。」
「はぁ!?着いてこなくて良いよ⁉︎」
「バレないとでも思ってんのか?どうせ、朝隠してたやつだろ。」
「うっ。」
「家出でもしたか?」
なつ君には全部お見通しかぁ。
「あ〜…そのぉ、しました。」
「やっぱりな。」
「わかってて聞くとかイジワル!」
「そんなこというなら止めてやんねぇ。」
「すみませんでした。って!これしずく悪くなぁい!」
「wおもしれぇやつwww」
「もぉ〜‼︎」
ここまで約3000文字お疲れ様です。ではでは、また今度!バイバーイ‼︎
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