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じゃぱぱは、今日はやけにたっつんの近くにいた。
というか、近い。
「……じゃぱぱ、距離近ない?」
「そう?」
「そうやって」
肩が触れそうな距離。
歩けば腕が当たるし、止まればすぐ隣にいる。
さっき仲直りしたばかりだからか、じゃぱぱは全然離れようとしなかった。
「だって今日、寂しかったし」
「うっ……」
ストレートに言われて、たっつんが言葉に詰まる。
じゃぱぱはそんな反応を見て少し笑うと、さらに距離を縮めた。
「今は補給中」
「なんやそれ」
「たっつん成分足りなかった」
「そんな飲み物みたいに言うなや!」
笑いながらツッコむたっつん。
けれど顔は少し赤い。
廊下を並んで歩いていると、不意にじゃぱぱが袖を軽く引いた。
「……ねぇ」
「ん?」
「今日さ、もうちょい一緒にいて」
その声は、さっきまでのみんなの前の明るい声じゃない。
たっつんだけに見せる、少し甘えた声だった。
「……編集作業とか、まだあるんちゃう?」
「後でやる」
「絶対あとで面倒くさがるやつやん」
「たっつん手伝って」
「ちゃっかりしてんなぁ」
呆れたように笑いながらも、たっつんは結局断れない。
するとじゃぱぱは満足そうに目を細めた。
「やっぱ優しい」
「……そんな顔されたら断れんて」
その瞬間。
じゃぱぱはふっと笑って、自然にたっつんの肩へ軽く寄りかかった。
「ちょ、急にくっつくなって!」
「いいじゃん、誰もいないし」
「そういう問題やない!」
慌てるたっつんとは反対に、じゃぱぱはかなり機嫌がいい。
さっきまでの嫉妬が嘘みたいに、安心しきった顔。
「……ほんと分かりやすいな、じゃぱぱ」
「たっつん相手だからね」
その返事に、たっつんは一瞬だけ目を丸くして——
最後には困ったみたいに笑った。
「……ずるいわ、ほんま」
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