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地雷🔙
紫水注意
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むかし誰かと約束した。たしか4、5年前。
だけどなんの約束かも、相手も分かんないんだ。
分かるのは桜の下で指切りをしたってだけ。
会えないのだろうけど心の隅っこで絶対会えると思ってしまうんだ。
『また会いたいな』
学校のベンチに座り小さく呟く。
ベンチの少し離れた場所からは桜の木が咲いていて、綺麗な葉が風に乗って桜が舞う。
「なーにやってんの?」
こさめの後ろから出てきたのは同じクラスのいるまくん。
見た目は怖そうだけど中身はすっごく優しいんだ。
いるまくんとは最近出会って今ではめっちゃ仲良し
『桜が綺麗だから見に来たんだ〜』
「ふ〜ん」
『こさめね桜すっごく好きなんだ』
『むかしこんな場所で約束をしたんだ』
『まぁだれかは覚えてないんだけどね』
「俺も誰かと約束した気がする」
「内容はたしか誰かと結婚する〜見たいな感じだったなぁ」
『へぇー』
「もしこさめが相手だったらどうする?」
『はっ///』
何故だが分からないけど顔が赤くなる。
「照れてんの?」
『照れてないしっ!!』
『本当にいるまくんが昔あった人だったらいいな』