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🐷「あ゛ー、終わったぁ!」

🍄「今回の企画めちゃくちゃおもろくね?バズるわこれ」

🐷「何を根拠に…。まぁ、楽しかったは楽しかったな」

🍄「俺らが楽しんでるのをリスナーは待ってんだから。大丈夫だろ!」

🐷「…うん、そうだな。」


pokekamen side

単刀直入に言うと、俺、ポケカメンは数ヶ月前からまいたけのことが好きだ。それも、友達とか、メンバーに向けての好意じゃない。

“恋愛対象”として、一人の人として、まいたけの事が好きだ。まぁ、俺自身、男を好きになるのは初だから多分、だけど…。昔は彼女だって居たんだ。

だが、付き合いたいなんて思っていない。いや、少しもないかと言われれば、嘘にはなるのだけれど。メンバーとして接していられればそれでいい。ただ、1番仲良いのは俺という肩書きだけは絶対に譲る気は無い。それだけだ、望むのは。

まいたけには普通に、幸せになって欲しいんだ。俺みたいな男じゃなくて、優しくて可愛いまいたけを大切にしてくれる女の子と。でも、そんな覚悟はまだ出来てないので、今すぐは出来れば辞めてほしい。


🍄「なぁ、ポケ〜。飲み行かん?」

🐷「ん?あぁ、いいよ。何処行く?」

🍄「んー、何処でもええんやけど。ポケいい所知らん?」

🐷「俺、あんま外で飲まないからなぁ。家出ないし」

🍄「それもそうか笑」

🐷「おい!笑あ、ふぇにに聞く?教えてくれるだろ。」

🍄「…いや、今は辞めよ。忙しいだろうから。な?」

🐷「え?まぁ、いいけど…。あ、ゆぺー」

なんかまいたけ、様子がおかしいな。気の所為か?



🍄「でさぁ、あいつなんていったとおもう〜?」

🐷「まいたけ、飲みすぎ…」

🍄「んぁ?だいじょうぶらって…これくらい…」

🐷「あ、おい!寝るな!!まいたけ!寝てんじゃねぇ!」

ふぇにくろと喧嘩してヤケ酒とかバカだろ…

🍄「すー、すー…」

🐷「うわ、寝やがったよこいつ…。Twitterで言ってやる!!…それにしても、寝顔も可愛すぎ、。」

カシャ

はっ、体が勝手に…!!(棒)

🐷「バレたら絶対怒られるな。まあ、いいだろ1枚くらい…。」

🍄「ぽけぇ…それはせんたくき…。くうな、しぬz…」

どんな夢だよ!!!なんで俺洗濯機食ってんだよ!せめてかにちゃんだろ!(?)

…でもまいたけの夢に出てきたんだ、俺。友達としでも、洗濯機食ってても、嬉しいもんは嬉しいな。

🐷「というか、まいたけどうしよ…もう閉店だぞ!」

🍄「むにゃ…」

🐷「駄目だわこれ…取り敢えず俺の家の方が近いな、連れてくか。」

いや、これは決して変な意味では無い。そう自分に言い聞かせる。まいたけを傷付けたくない。ましてや、酒の勢いでなんて絶対に。

🐷「俺は紳士俺は紳士俺は紳士俺は紳士…」

通り過ぎていく人に変な目で見られている気がするが、まあしょうがない。変な気を起こす方が危な…

🍄「ぽけぇ…」

フグァッ!!(吐血)頼むから可愛い寝顔で、しかも俺の耳元で名前を呼ぶのは辞めろ!!困る!!嬉しすぎるが故に!!襲ってしまう!!


🐷「あー!!やっと着いた…。10分程度のはずなのにクソ長かったんだけど!?死ぬぞ間違えたら!!」

寝ているまいたけに言っても聞こえないか。そうだよな…。チラッとまいたけの方に目をやる。その無防備な寝顔は「天使」と言わざるを得ない可愛さである。いつもかっこいいって言われているまいたけの可愛い所を見られる、という事に少し優越感を抱く。

🐷「…可愛いな、やっぱり。誰にも渡したくない…」

🍄「っ…。すー。」

……チュッ

俺は寝ているまいたけの唇に自分の唇を重ねた。心臓はバクバクして今にも破裂しそうだ。そんな中、天使は静かに寝息を立てている。俺の気持ちなんて関係ないように。そんなしょうがない事に無性に腹が立って、そして、この上ない愛しさが込み上げてきて。気づけば俺はまいたけの首に跡を…。そこまで考えてようやく気づく。

パァンッ

自分の頬を力いっぱい引っぱたく。

🐷「…!?危なっっっ!何してんだ俺!手は出さないって決めただろうが!あああ…」

頭ではそう思っているのに体が言うことを聞かない。”聞かない”のは本当か?ひょっとすれば言い訳なのかもしれないけれど。一人で佇み、自分の鼓動の速さを感じ、後悔する。こんな事になるくらいに俺は、まいたけの事がどうしようもなく、好きなんだ。そう思い知ってしまった。

君の事が好きで、大好きで。

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