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明日の学校、いやだなぁ。
最近はそんなことばかり思っている。
小学校のころはまだなんとなく行けていた学校も 中学生になると 勉強が難しくなって だんだん追いつけなくなって 落ち込んでいる。
ぼくもころにいみたいに学校お休みしたいなあ。そう思っても 大したことじゃないのにお休みするのは やっぱり悪いことだし お休みの連絡をしてくれるななにいに申し訳ない。
そんなことを思いながらも 明日はもう休んでしまおうかなんて思っている。
とけいを見ると、もう日付けが変わろうとしていた。
じぇるにいは上ですやすやと寝ているのに 僕だけねれない。早く寝ないといけないことは分かっているのに、学校がいやだから。
眠れない、学校いきたくない。そう思って 次第に涙が頬を伝った。こうしてても寝られないと思った僕は リビングに行くことにした。
リビングに行って、すこし飲み物を飲んで ゆっくり考えよう。そう思って 伝った涙をそのままにし、リビングのドアを開けた。
「───────るぅとくん?」
リビングに居たのは、テレビゲームをしているころにいだった。
ころにいは僕を見るなり「どしたの」と僕の方に歩いてきてくれた。きっと僕の涙を見て驚いたのだろう。そんなに分かるもの?
「ちょっと、飲み物をのもうと。」
「違う違う、なんで泣いているの」
ころにいは本当に、わがままだ。聞いて欲しくないことを言うまでずっと聞いてくる。
このままじゃ夜が開けると思った僕は素直に答えた。
「学校、行きたくなくて」
そういった瞬間、僕の視界がまたぼやけた。
僕がめっちゃ行きたくないやつみたいになっているじゃないか。そんなこと、ないのに。
溢れた涙を手で拭き取ると 正面にいたころにいが僕にぎゅっとハグをしてきた。
「ん……ころにい?」
「るぅとくん、明日一緒にサボる?」
ああ、そう言われると思った。ころにいがおサボりの常習犯なことはゆうめいだから。
僕だって、サボれるならサボりたい。でも……
「あのねえ、るぅとくん。学校はね 身体じゃなくて、心の不良で休んでもいいんだよ」
僕の耳元で ころにいが優しく言葉を吐いた。
「明日くらい、休んだっていいさ。僕がなんだってかばってあげる。ね?」
「……いいの?」
か細く呟いたぼくに、ころにいが優しく笑ってくれた。
「ほら、一緒にゲームしよう」
「えっ!ぼく、明日おやすみするのにゲームなんて……!」
おやすみするおサボりが、ゲームなんておこがましい。僕にはそんなことする資格なんてないのに。
「あのねえ、現在実行系でゲームしてる人がいるんやからな!?……休んだ日は、とことん遊ぶんよ。んで、心安らげて次から頑張る。」
“ね?”なんて勝ち誇った笑みを浮かべられたら、そんなの。
「……わかりました、げーむします。」
「よし!さすが僕のるぅちゃん!」
嬉しそうに笑うころにいに、僕はころにいが好きだなってふわふわとかんじた。
よるおそくは怖くて苦手だったけど、ころにいといるなら楽しいし ずっところにいとゲームしてたいな。
深夜だから少し静かめに、ゲームをしていた僕ところにい。でももう眠たいなぁ、でもまだころにいとゲームしていたいなぁ。そう思いながらも目は次第に閉じてしまう。
そんな僕の様子を見たころにいが「もう寝よっか」と言ってゲーム機を片付けてくれた。
「ころにい、明日もげーむしてくれる?」
眠たい目をこすりながらそう言った。
「勿論、いくらでもしたる」
どことなしか優しいころにいにきゅんとした。兄弟に向けるにはおかしい感情 かな。
「じゃあころにい、おやすみなさい。またあし・・・」
「まって、一緒に寝ようよ」
ぇ?と間抜けな声が漏れるほどには驚いた。
ころにいはそういうの嫌っていたはず。
嫌じゃないのかな?と思いながらも ころにいの言葉に頷き さとにいが眠っているお部屋にゆっくり足を忍ばせる。
「さとみくん寝てるから、しずかにね。」
小声のころにいにうんと頷きベッドに横がる。
僕がころにいと反対の方向を向いて居たら 後ろからころにいに抱きしめられた。
ころにいは気分がころころ変わるし、不機嫌になりやすい時もあるけど こうゆう時は優しかったりお兄ちゃんらしいの、ずるくて嫌い。
ころにいの暖かい体温を感じながら、夢の世界へと意識を手放した。
「ん・・・」
目が覚めて、ころにいはすやすやと眠っている。お部屋の時計を見ると 6:30 と表示されていた。
いつも7時にりいぬにいとななにいが起こしに来てくれるから 2人に甘えて起きてたけど、今日は早起きできたなぁ。
・・・なんだか、ころにいと一緒に夜中ゲームしたり ころにいと一緒に寝たり 沢山ころにいと過ごした時間を思うと、学校がんばってみようかなって気持ちになった。
ころにいの腕を抜け出して ゆっくり階段を下りる。
「あれ!るぅちゃんおはよ、早いね〜」
りいぬにいがパンを食べながら挨拶をしてくれた。
「りいぬにい、おはようございます!」
そう言ってから りいぬにいの隣の椅子に座った。
「あのね、りいぬにい。今日学校休もうかと思ったんだけど 頑張ってみる。」
そう真っ直ぐにりいぬにいの目を見て言えば りいぬにいは食べていたパンをお皿に戻し
「るぅちゃん学校嫌だったの?!」
と心配したように言った。
「うん、でもね、今日ころにいが僕を元気付けてくれたの。だからがんばるの」
僕にはころにいが、お兄ちゃん達がいるから 学校なんかに負けてられないと思った。
ころにいは「サボることも大事」と言ってくれたが 今日学校にいけば、きっところにいは褒めてくれる・・・はず。ころにいと長い時間いたい気持ちもあるけど 何より褒めて欲しい。
「りいぬにい、僕がんばるね!」
そう言えばりいぬにいは僕に泣き真似をして腰に抱きついた。
「るぅちゃん・・・大人になったねえ・・・」
「んへへ、りいぬにいも褒めてくれる?」
「褒める!めっちゃ褒める!偉い!」
まだ何もしていないのに りいぬにいにお褒めの言葉を貰ってうれしい僕はるんるんな気分で「学校の準備してくる!」と階段を上った。
ジェルにいと僕のお部屋に入ろうとそのドアを開けた時、「るぅとくん!」と後ろから声が聞こえた。そこに立っていたのは寝起きのころにいだった。
「朝起きたら居ないからビビったわ〜。」
「・・・あのね、ころにい。僕学校いきます」
「ん……えぇ?!!マジ?」
「ころにいが昨日、いっぱい励ましてくれて楽しませてくれたから。がんばる」
僕より少し背の高いころにいのお顔を覗き込んでそう微笑んだ。
「学校おわったら、たくさん褒めて!
ころにいが学校いくなら、僕も褒める♡」
「・・・うん、僕も学校行く。沢山褒めるよ!!!僕のことも褒めるんやぞ!!!」
寝起きなのに騒がしいころにいに くすくすと笑いながら 2人で指切りげんまんをした。
♡
投稿出来るような作品がなくて、これも没なのですが 書き終えれたのはこれぐらいしか無かったので載せてみます!!
お久しぶりです、皆様。学校、お仕事、日々の生活、のんびり頑張っていきましょう🎗
10月は素敵な彼のお誕生日でもありますし、一緒に生き延びましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました *.°