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このおふたりはどこへでも一緒でいてほしいペアです!!😍 例え覚えてなくとも、また夏は巡ってくるものです!✨
私は今、アイツと戦いを繰り広げている。
でも、きっと勝てない。
もうアイツは忘れている。私の事も、夏の木陰に座ったあの時の事も。
私 「ゾディアーク、何をしているんだ?」
ゾディアーク 「暑いから此処に居るだけだ」
木陰に座っていたゾディアークに声を掛け、私も隣に座る。
見るとゾディアークは何かを食べていた。
私 「何を食べているんだ?」
ゾディアーク 「アイフ(アイス)」モゴモゴ「食べるか?」
私 「あ、あぁ」パクッ「…!美味しぃ…d( ̄  ̄)」
ゾディアーク 「風来ないなぁ…」
アイスを口に放り込んで風を待つ。くだらない事かもしれないが、私は楽しかった。
もう忘れているだろう。
ある日ゾディアークの部屋を通りかかると、啜り泣く声が聞こえた。
私 「ゾディアーク…?」
ゾディアーク 「…!?な、何だ?」
驚いた表情で涙を拭っていた。
私 「話ぐらい聞くぞ…?」
ゾディアーク 「…分かった…」
聞けば、ゾディアークは過去を思い出して泣いていたと言う。
生きる意味を失い、どうしたら良いか分からなかったと言う。
私 「なるほどな…だったら、生きる価値を私と見つけよう」
ゾディアーク 「何で…私なんかに…そんな事を…言ってくれるんだ…?」
私 「理由は単純だ。お前の役に立ちたいと思ったから、それだけだ」
ゾディアーク フフッ「ありがとう…」ニコッ
これだけは言わせてくれ。形に残るものが全てじゃない。思い出だって、大切な物だ。
頼む、また夏になったら、一緒に笑おう?いくらでも話を聞くから。愚痴でも何でも良いよ。
だから、一緒に帰ろう。
あぁ、意識が薄れていく…バハムート…ごめん…逃げてくれ…私が、壊れる前に…
もう、無理だ…夏の木陰に座った頃、遠くの丘から顔を出す雲があった。
それをアイツは掴もうとして、馬鹿みたいに。だから紙に雲を描いて握って見せた。
アイツは楽しそうに笑ってくれた。
分かっているんだ。歴史が全てじゃない。
言葉も全部忘れた。誰か(バハムート)が笑ってる。
夏を楽しそうにして。
お願い。心をもっと教えてくれ。
バハムートsid
私 「ゾディアーク!」
ゾディアーク 「…」
私 「これだけは言わせてくれ!心に響く物が全てではない!響かなくても!
私はお前を愛してる!」
私 「今日も暑いなぁ…」
ゾディアーク 「バハムート…」
私 「どうした?」
ゾディアーク 「また…私と隣に居てくれないか?」
私 「あぁ!」
今も見るんだ、夏に咲いている綺麗な花を。
言葉よりも、時間よりも、心を覚えていてくれ。
必ず助ける。