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すみませんわいもすっかり忘れておりました((殴 完結…か、ちょっと見返してこようかな☆((殴
絶対皆このシリーズの存在忘れてましたよね。
「ところでなんですけど、ぼんさん。」
「んー?」
「俺達、今どういう関係なんでしょうね?」
「んぐっ?!ケホッ、ケホケホ…」
ある日の朝ご飯を食べている時、
というかまあそろそろ昼だが二人ともこれが最初のご飯だから朝ごはんでいいだろう。
唐突にmenに言われた事に驚いて飲んでいたカフェオレで噎せてしまった。
「は、びっくりした…」
「え、噎せるほどのことでした?」
「や、そりゃ、びっくりした、から…ケホッ…おじさんになるとすーぐ誤嚥しちゃうんだからゲホッケホッ…あー喉いて….」
「それはごめんなさい。はい、お水飲んでください。」
「んっ…はぁ。え?….俺達の関係?」
「はい。現に同棲してるし好きとは伝えたものの、付き合いましょう!よろこんで!みたいなやり取りしてないじゃないですか。」
「ま、まあそうだけども…」
あの日からしばらくmenの家で暮らしている。
….まぁ、居候といった方が正しいか。
あれから、一人で寝るのが本格的に恐ろしく感じるようになってしまったから。
「なんか、恋人でもないし友達と言うより….みたいな感じじゃないですか。」
「あーなんかあったよねそういう感じのフレーズ…なんだっけその…」
「飲み物以上カレー未満ですか?」
「おう、それそれ….って違うわ!なんだよそれ何表してんの?」
「カレーは飲み物って言うけど違うよねー、でもこれ飲み物でもないよねー、っていう物を表してますね。」
「んなもんねぇわ!!」
「ありますよぉ!なきゃこんなフレーズ生まれないでしょ!」
「え、ホントにそう言うフレーズがあんの?」
「いや、今俺が作りました。」
「ないんかい!すごいなその変なワードセンス!」
「あざっす!」
「誉めてねぇわ!」
「あれですよね?ぼんさんが言いたいのは友達以上恋人未満ってやつでしょ?」
「あー、そうそうそれ。しっくり来たわー、カレーのやつより。」
「違いますよ、飲み物未満カレー以上ですよ。」
「はいはいごめんごめん….って逆だろ!それはもうカレーだよ!液体ですらないよ!!」
「あ、ばれました?」
「ばれるわぁ!!w」
「なんでだぁ!!」
「当たり前だぁ!!」
この他愛のない掛け合いももう少し続けていたいけど、キリがないので本題に戻す。
「…ま、この関係に名前なんてつけなくてもいい気がするけどね。」
「…そうです?」
「だってまぁ….なんだろ、つけない方が綺麗で、付けた方が歪じゃない?」
「…ぼんさんって意外とポエマーっすね。」
「なんだよ急に。」
「いやぁ、そう返されるとは思ってなかったんで。」
「そう?」
「はい。….つまりぼんさんは俺と恋人は嫌ってことですね、わかりました。」
「….っあ、ごめ…いや、そう言うことじゃ….」
違う、そうじゃなくって、
「じゃあどういうことです?」
俺はmenが、
「お、俺は….menが、周りから変なやつって思われるのが嫌だから…」
「変なやつねぇ。」
「なら、名前なんてつけないほうがって…思った、んだよ。」
その方が誰も傷つかない。
歪じゃない。
「じゃあ、周りに言わなきゃ良いじゃないですか。」
「…え?」
「え?だってそうですよね?他の人に言わなきゃなんも思われませんよ。」
「ま、まぁそうだけども…」
「ねぇ?簡単なことじゃないですか。だから、俺とぼんさんが恋人同士なのは、」
強く握ってしまっていた手が、自然とmenの手で包まれる。
「俺らだけの秘密にしましょ?」
真っ直ぐ目を見て放たれる言葉に否定は似合わない。
「….まぁ、そう言うことにしといてやるよ….」
「はい、ありがとうございます。」
嬉そーに目を細めて笑う顔が、どうしようもなく好きで仕方ない。
「ほ、ほら!早よ食えご飯!冷めるぞ!」
「はいはーい。」
「はいは一回!」
「はぁーい。あ、今日収録何時からでしたっけ?」
「あー、確か13時….ってやべぇじゃん?!」
「よし、ごちそうさまでした!」
「え、食うのはやっ?!」
「ほらほらぼんさん、口じゃなくって手を動かす~」
「お前はオレの母ちゃんか!」
「違いますよ、恋人ですよ。」
「….わかってるよ!!」