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K
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みかん
23
【その頃――組織のアジト】
モニター室。
暗い部屋の中で、複数の画面が光っている。
その一つには、監禁部屋のコナンの姿が映っていた。
「まだ脱出は無理そうだな」
モニターを見ていた男が呟く。
だが隣の男は首を振った。
「いや」
「油断するな」
「そいつは普通のガキじゃない」
画面の中では、コナンが部屋の隅や壁を観察している。
手足を拘束されているにもかかわらず、目だけは全く諦めていない。
「……確かに」
「気味が悪いほど冷静だ」
男は苦笑した。
しかし、その表情はすぐに消える。
部屋の奥から別の人物が現れたからだ。
「準備はどうなっている?」
低い声。
男たちは即座に姿勢を正した。
「順調です」
「標的も予定通り動いています」
「例のガキを利用した作戦も問題ありません」
その人物はモニターに映るコナンを見つめる。
「そうか」
短く答える。
そして――
「まだ気づいていないようだな」
「自分が計画の中心にいることを」
静かな声だった。
だが、その言葉に部屋の空気が重くなる。
────────────────
一方、監禁部屋。
コナンは壁にもたれながら考えていた。
(変だな……)
(監視はされてる)
(拘束もされてる)
(なのに……)
(何も聞いてこない)
普通の誘拐なら要求がある。
身代金。
情報。
脅迫。
だが今回、それがない。
誰も質問しない。
誰も正体を探ろうとしない。
(俺から何かを聞き出したいわけじゃない……?)
コナンの表情が険しくなる。
(じゃあ目的は何だ)
その時。
廊下の向こうでドアが閉まる音がした。
ガシャン――。
複数人の足音。
コナンは耳を澄ませる。
(三人……いや四人)
(こっちには来ない)
(地下の別区画か……?)
足音は遠ざかっていった。
だが、その一瞬で聞こえた会話が気になった。
「――予定は明日の夜だ」
「失敗は許されない」
「例のガキは?」
「そのままでいい」
「逃がさなければ問題ない」
コナンの目が鋭くなる。
(明日の夜……?)
(何かが起きる)
(しかも俺はそのために生かされている)
胸騒ぎがした。
今までの事件とは違う。
組織が大規模に動いている。
そんな予感がする。
(急がないとマズい……)
(俺がここにいる間に、計画が進んでるんだ……!)
拘束された手首に力が入る。
そしてコナンは再び部屋の観察を始めた。
ほんのわずかな違和感も見逃さないように。
必ず脱出するために――。
ーENDー
コメント
3件
早くコナン親衛隊(?)来てくれェェ!!!(クッソ爆音) 今回も面白かった!続きが楽しみ♪
うわあ…第3話、めちゃくちゃ不気味でゾクゾクしたよ!!😳💦 コナンくんが冷静に状況分析してるところ、さすがだなって思ったけど…「何も聞いてこない」ってところが逆に怖すぎる… 「自分が計画の中心にいることに気づいてない」ってセリフ、マジで鳥肌立った😭💔 明日の夜に何か起きるのに、コナンくんまだ拘束されてるの心配すぎる…早く脱出してほしい! 続きが気になりすぎて今夜眠れないかも…!!🔥📖