テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠️色々良くないです。暴力。死亡要素。
日アメ。 これらが地雷さんはUターン。
「…………本日未明、性別不明の……
……のご遺体が、 〇〇市の山中で
発見されました。
また、犯人は未だに不明とな…………」
窓から日差しが差し、
カーテンがゆらりゆらりと揺れる
穏やかな朝。
そんな朝に、ザザザとノイズが混じった
そんなニュースが聞こえてきた。
不気味なニュース。
……何て一般人は思うだろう。
日 「…まず………。…1人目。」
私は口端を上げた。
手帳に書かれた
アメリカさんのお友達
のお名前がズラっと並んだ手帳に、
その人の名前にキュキュッと、
チェックをつけた。
紙にマッキーの黒いインクが滲む。
まるで、私が殺した時に、
返り血を浴びたシャツのようだ。
そうすると、マッキーの
酸っぱい匂いと、
あの時の血腥い匂いが蘇ってくる。
……嗚呼、良かった。
初めてだったから、失敗があったかな……
なんて、不安だった。
アメリカさんのためにやっているのに、
私が捕まっちゃ、無意味ですよ。
もし捕まったとしても、
何時までも貴方の事を想いますよ。
貴方はそんな思いを知らずに
平和ボケして生きているでしょうか。
このニュースが聞こえてくるまで、
ガタガタと震えた肩を、ホッと落とした。
ビクビクと震えていた心も、
いつものリズムを取り戻してきた。
……さあ。アメリカさんは
どう動くでしょうか?
……嗚呼、楽しみです。
私は思わずニヤッと笑った。
私に縋るのでしょうか?
……まぁ、1人目でそんな事は
起こらないでしょう。
でも、関わる相手が私に
チェンジしてくれたら……
それだけで十分ですが。
……そんなトントン拍子には
行かないですよね。
今は待とう。
……まぁ、メインは、アメリカさんの
反応では無いけれど、
私に縋るようにいつかなったら。
そんな事を思いながら、膝に抱えていた
アメリカさん人形を
ギュッと、抱き抱えた。
冷んやりしていて、とても軽い。
私は、お人形さんに鼻を押し当てて、
肺の奥まで深呼吸をした。
「…で…〇…ん…………の遺体は……」
「ヴー…ッ。」
スマホが鳴った。
ポッケからスマホをスっと出すと、
スマホの画面には、
アメリカさんからのメールが映し出された。
米「……なぁ。ニュース、見たか……?」
……あぁ、私が殺したことには
ひとまず、気づいて無さそうだ。
ほっ、とため息を着いた。
あのニュースから数分経ってのメール。
直ぐに私に連絡するって事は…
私の事を頼りにしているからですかね?
……嬉しい。嬉しい!
最近、自分の思い通りに行き過ぎている。
一周まわって、不気味に感じてくる。
いえ、私が恵まれているのでしょう。
…まあ、滑稽ですよね。私に相談しようと
しているのに、相談しようとしている人が
この事件全ての原因だなんて。
……いえ、まだ相談すると
限っていませんし、
アメリカさんのせいで
殺したようなものです。
さあ、何て返しましょうか…………。
事件に知らんぷりがいいのでしょうか?
私が殺したなんて、
悟られたら大変ですよ。
…まあ、でも……一応気づいたフリでも
しましょうか。
私は歓喜で震える指をなんとか抑え、
文字を打ち込んでいく。
打ちきった文字に変なところは無いか、
何度も見返す。
悟られないように。
米 「…………見たか……?」
日 「…はい、見ました。
恐ろしいですね……
身近な人がお亡くなりになるだなんて…」
米 「……あぁ…一昨日から
顔出さないだなんて思っていたら……」
日 「……怖いですね……
防犯カメラとか、
対策しといた方がいいですよ?
……私、アメリカさんの事心配です。」
米 「…そうだよな。そうしとく。thanks.
日本も気をつけろよ。本当に。」
日 「もちろんですよ。アメリカさんも。」
米 「……ありがとう。じゃ、また。」
話は素っ気なく終わった。
私は今のアメリカとのトーク画面を
愛おしく見つめる。
私は、アメリカさんの天使かのように
振舞ってみせた。
恐らく、大成功だ。
歓喜と優越感で口が裂けてしまいそうだ。
アメリカさん。
いつもより返信遅かったですね。
画面の奥にいる貴方の顔は分かりません。
でも、きっと深く動揺しているでしょう。
いつも、『!』が付くアメリカさんの
トークも、今日はお休み。
大成功だ。大成功……!
防犯カメラ付けることおすすめしたので。
これで、何時でも
画面の奥のアメリカさんのお顔を
拝見する事ができます。
貴方がどんなカメラを買おうとも、
どんなパスワードを設定しようとも、
それを知る手立てなど、
私の持ち札には大量にありますから。
楽しみだ。これで怯えているお顔を
何処でも見れる。
いつか盗聴器も。
貴方の声、身体、匂いで私の心を
いっぱいにしたい。
完璧だ。天使として完璧に振舞って見せた。
でも。始まったばっかだ。
期待しすぎても、ダメですよね。
まだ1人目。
この数はずっと増えていくでしょうか?
それとも、これポッキリですかね?
……楽しみだ。
これも、全て貴方の為。
愛していますよ。アメリカさん。
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#へたりあ