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秋なんてものはほんの一瞬で終わり、寒さが一気に押し寄せてきたこの頃。
季節の変わり目で気温も安定せず体調も崩しやすい時期であり
えとは毎回気をつけている気ではいるが体が急激な気温の変化をすぐに受け付けられないのか毎度風邪をひく。今回もそうだ。
熱はないものの、咳が止まらなかったりとなにかと大変である。
寒くてとりあえずすぐそこにあったパーカーを着てからリビングへ向かう。
ドアを開けるとメンバー達が寒い寒いといいながらソファーでくつろいでいる様子。
「じゃがさんきたおはよう」
「おはよー、さむすぎん?」
「ほんまに寒すぎるわ、急に冬?」
「今日最低気温11度だって」
「秋なかったくね?」
みんな毛布にくるまりながら寒そうに話している。
そこでえとが咳でしていると心配性ののあが大丈夫?風邪ひいた?とすぐに聞いてきた
「風邪ひいちゃったっぽい、咳も鼻水も止まんない」
「ココアいれたげる!」
「ありがとうぅ」
のあがそのままキッチンに向かおうとするとその会話が聞こえていたじゃぱぱが自身満々に話し出す
「まって!俺に作らせて!まじで作るのうまいから。任せて欲しい。」
「えー、わたしのほうが上手だと思うけど」
そう言い合っているとそこでさらにうりになおきり、たっつんまで「おれのほうがうまい!」と乗ってきた。
「じゃあ勝負な」
うりのその一言にみんなスイッチが入りキッチンへ向かっていった。
えとは正直ココアを作るのにうまいもなにもあるのか?と考えていたがみんな乗り気だった為そのままにし、まだソファーに残っていたどぬくとひろと一緒にテレビを見ていた。
少しすると全員作り終わったそうでリビングへココアが運ばれてくる。
「よーしできた、えとさん飲んで!」
「え?全員分?」
「もちろん、審査員てことで。元はえとさんのために作ってたからね」
「まあとりあえず1口ずつ飲んでよ!」
5人分も飲まないと行けないのかと思いつつもみんな反応を待っている顔をして見つめてくるため飲まずにもいられなかった。
「はいまずわたしの!」
のあのココアを飲むとえとの表情は一気に明るくなる。
「あったかーー、おいしい。程よいあまさ!」
「でしょ!!自身ありです!!」
「じゃあつぎおれのー」
順番に全員分のココアを飲みえとは考え込む。
「これ1番だけ決めなきゃいけない?」
「うーん1,2だけ決めてもらう?」
「そうしよう」
その返事をきいてえとはまたも考え込む。
「よし、きまりました!」
「じゃあ2位から発表おねがいします!」
本格的に順位発表がはじまる様子に一緒にテレビを見ていた どぬく、ひろ も楽しそうにしている。
「2位は、、なおきりさん!」
「よっしゃーーー、まあ当然ですけど」
「どこがどう良かったとかは言えないんだけど、なんかおいしかった」
「じゃあつぎは1位の発表を! 」
「1位はのあさん!!」
「やったーー!だからわたしが1番作るの上手いって言ったじゃん」
「おれのココアのどこがだめだったんだ!!」
選ばれなかった うり たっつん じゃぱぱが悔しそうに叫ぶ。
「うーん、まずじゃっぴなんか大量に砂糖入れたでしょ」
「うん!えとさんあまいのすきでしょ」
「甘いのは好きなんだけどちょっと甘すぎた、しかも底にめっちゃ砂糖溜まってたよ」
「く、」
「おれのは?」
「うーん、たっつんのは普通すぎた。」
「いや普通が1番ええやろ」
「うりはねー、うーん、味がうすかった」
「くっそお、」
その様子を見ていたひろやどぬくがココアを飲んでみたいそうでえとは のあ と なおきり が作ったココアのマグカップを手渡す。
「うんおいしい!」
「うわー、あったまるー」
ふたりとも一気に力が抜けたような表情を見せる。
「おれらのも飲む??」
じゃぱぱが自慢げに聞くも
「うーん、いいかな。」
とわかりやすく遠慮するひろやどぬくに
なんでだよお と悔しがる3人だった。
「次はわたしもココア作りたいなあ」
ぼやあっと呟くえとだった。