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『クラスの陰キャ男子は”元”不良でした。』
Episode.34
ぷちぷち→👀
ぽん太→🐤
いむ→🐾
ひなこ→🎀
のあ→🍪
るな→❄️
碧→🟢
Mid→” “
7→「 」
lua→《 》
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
side:本田歩都 -honda poto
涙が出るくらい悲しいことは、きっと誰にだってあることだろう。
🐤(時々思う。おれは片手の指で数えきれるくらいしか無いけれど、皆はどうなんだろう、って。)
ひなこさんは多分、「わたしが泣くように見える~?」とか言って。
ぷちぷちさんは「俺はひなこに〆られる時くれぇしかねぇな~w」とでも言って、またすぐにひなこさんに叱られてしまうんだろう。
あの二人はずっと、そんな風に互いを見て生き延びて来たのだろうから。
……一番分からないのは、彼だ。
猫耳みたいな癖が付いた濃い紫色の髪に、誰もが好意を持つ紫水晶のようにキラキラと光を反射する、月みたいな瞳。
それに何が映っているのかは分からないし、同じように、彼が何を思っているかは分からない。
🐤『いむさん…』
🐾「なに、俺のこと呼んだ?ヒョコッ」
🐤『うわッ?!…ちょっ、急に出て来ないでくださいよ!』
🐾「っははw」
本当に、この人は相変わらず読めない。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
side:猫宮伊舞 -nekomiya imu
誰に何と言われようが、俺はこの4人…と言うか、いわゆる「イツメン」の中でまともでツッコミでメタ発言が多いと思っている。
え?最後以外合ってねぇって?
黙っとけ。()
「えー、であるからしてー。」
え、今何をしているか? 授業を当たり前のようにスルーしつつ、「えー」の回数を計ってる。
ちなみに今は授業開始から20分くらい。この授業だけでもカウントは余裕で10回以上進み続けてる。
古典は眠くなるから回数カウントをミスってる可能性は無きにしもあらずだが、それはそれとして放っておこう。
👀(眠すぎて滅)
🐾(脳内で話しかけて来んなよぷっちー。あとそれもう過ぎ去りつつあるでしょ)
👀(更新遅いのが悪い)
🐾(まぁ体感1ヶ月前だしねぇ…実際は1週間なのに。)
🐤(ってか新シリーズやるっぽいですよね)
🐾(いつかね。)
どうぞお楽しみに。
──────────────
…気を取り直そう。
先ほどの授業が終わり、休み時間に入る。
当たり前のようにうちの教室に入り浸るひなこと会長はとりあえず無視して、朝からときどき痛む頭を冷やすために別棟の屋上へと向かった。
─ガチャ…
移動教室が多めの棟の屋上…ひなこと会長がこの前サボってたとこだ。
アイツらは最近なぜかここに入り浸らなくなってたけど、俺からしたらぽん太と花火を見たってことで少しだけ思い入れがある。
だが、どうやら今日は先客がいたようだ。
🟢「あれ、君は…?」
🐾『一年の猫宮伊舞です。そっちは?』
🟢「一年の子が来るなんて珍しいね…俺は綾咲碧、二年だよ」
🐾『アヤサキ…?あ、最近転校して来たんですか?』
🟢「うん、俺のこと知ってくれてたの?」
🐾『まぁ…ひな‥友達が話してましたから……』
それにしても、この人だいぶ美形だな…
まぁ俺の友達基本的に顔面偏差値バカ高いんだけど。()
ひなこを友達って言うのはなぁ…と一瞬躊躇うが、関係の無い人との話で名前を出すのもアレだろう。知り合いかもしれねぇし。
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妙なところで配慮できるとか言ったら顔面殴る。ぷっちーの。 (👀「え???」)
🟢「そっかぁ…なんか嬉しいな」
🐾『それで、先輩はなんでここに?』
🟢「うーん…なんでだろ?(笑」
どう考えても、意味がなきゃこんな寂れたとこ来ないだろ。
やっぱこの人苦手なタイプだなぁ…イケメンで陽キャ気質とか無理ぽよなんですけど。
🐾『まぁ気持ちは分からなくもないですよ。先輩めっちゃ顔良いし…女子にちやほやされたりしないんですか?』
🟢「まぁされたりはするけど…俺そんなにそう言うの好きじゃないんだよ?おかげで男子の友達居ないし…」
🐾『先輩のクラスの男子に同情しそうです。絶対クラスの女子に見向きもされなくなるし』
苦手なんだろうけど‥なんでだろう。
なぜか、この人には軽口を叩ける。
🟢「と言うか‥猫宮くん、俺には敬語使わなくてもいいよ?」
🐾『あ、マジっすか?んじゃ崩しますね。‥んで先輩、なんかあだ名とかあったり?』
当の本人からの許可が出たため、デリカシーゼロモードに切り替えた。
もう戻せって言われても戻さねぇし。
猫かぶりモードオフだし。
🟢「あだ名‥?あるにはあるけど、なんで?」
🐾『呼びづらい。(即答)』
ひなこはそのまま(平仮名)だけど、冬知はぷっちーで歩都はぽん太とか言う良くわかんねぇネーミングセンスをしていると自分でもしみじみする。
なんで俺こんなあだ名付けたんだろ。
知るかよ。
🟢「猫宮くんの好きなように呼んでもらって構わないけど…あ、昔はじゃぱぱって呼ばれてたよ。」
🐾『どっから来たんだその文字。』
🟢「えへ…俺にもよく分かんないんだよね。なんか流れで呼ばれてたから…」
🐾『えー…じゃあ……じゃっぴとか?』
ぱを二回繰り返すのはなんか滑舌的にムズいし、どうせあだ名にするなら呼びやすい方がいいだろ。
ぷっちーとかも元はぷちぷちの派生型だし。(超適当)
🟢「……!良いねそれ、俺には勿体無いくらいだけど…w」
🐾『んじゃ、これからパイセンはじゃっぴってことで!よろしくお願いしまーす』
🟢「よろしくね、猫宮くん」
まだじゃっぴの方は話すの慣れてなさそうだけど、まぁ段々慣れてけばいーだろ。適当がいっちばん良いんだから。()
🟢「それで猫宮くん、俺はどう呼べば良いのかな?」
🐾『ん~…テキトーにいむでいーっすよ。友達にもそう呼ばれてっし。』
🟢「じゃあいむくんで。」
🐾『ん、おけおけ。
……ってかじゃっぴぱいせん、今スマホあったりします?ライン交換しません?』
屋上ではじめましてしてあだ名決めただけの仲だけど、これからよろしくするなら連絡先くらい持っておいた方が良いだろう。
さりげなく天然陽キャを発して行くのが我がスタイルなのである。
決してアイツらと同じ対応を先輩相手にしている訳ではない。決して。
🟢「じゃあ俺がコード出すね。
…なんかいむくん、すごく一軍って感じするなぁ‥彼女さんとか居るの?」
🐾『この性格で出来るとでも??』
🟢「え、あ、ごめん…すごい話しやすいし、てっきりモテてるのかなぁって…」
🐾『まぁそれは嬉しいけど…俺彼女いない歴イコール年齢なんで。
っつか教室では陰キャな方っすし?w』
🟢「そうは見えないんだけどなぁ…w」
まぁ嘘は吐いてない。
段々陰キャ感薄れてってるけど。
もうクラ陰(クラスの陰キャ男子)じゃなくてクラ陽(クラスの陽キャ男子)で良いんじゃねぇのかってくらいだけど。
生徒会だしクラス仕切ってっけど。
……決して陽キャではない。非モテ非リアだし。変なタイプの先輩(清水先輩を代表として)にしかモテないんじゃないかとは思って来ているけれども。
🐾『俺、言うて女友達も少ないんすよ。他のイケメン共にみーんな持ってかれてる。』
🟢「確かに、ここの高校顔面偏差値高いもんね…w」
🐾『それあんたが言います~‥??』
今日は新しいお友達ゲット記念日、って言うことで。
まぁイケメンだからよろしくしたくはないんだけども。 性格がよろしいから無下にできねぇのが事実なのである。
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🐾『……ってかじゃっぴのクラス、もう体育祭の競技決めたんすか?』
🟢「あー……そんなことあったね。次の授業丸々使ってやるみたいだよ。」
🐾『え、俺も次なんすけど』
🟢「すごい偶然だね‥いむくんは何の競技出るの?」
🐾『ん~…俺走るの無理だからなぁ…』
喧嘩するなら超近接派だけど、実際体動かすのはブランクがあるから中々にキツい。
そろそろ走り込みとかしておかねぇと、体育祭本番になった瞬間に体力が持たなくなるような気がする。
🟢「俺も。昔ずーっと部屋に引き籠ってたからさ…体力不足なんだよね」
🐾『そりゃ大変だ、体力持つんすか?』
🟢「ん~…コンディション次第?」
🐾『んじゃ俺もかなぁ…w
……ま、じゃっぴには負けないっすよ。』
イケメンには負けねぇ。(曇りなき眼)
🟢「あはは、じゃあ俺も本気でやらなきゃ。がんばろーね、いむくん」
🐾『任しとけ!』
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Episode.34
「体育祭間際①」 終了
Episode.35・・・5/3公開
次回もお楽しみに。
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