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よすぎる。よすぎる。
そうきたんですね😳😳 思わぬ展開に声が出てしまいました!! 本当にこの話の虜です💕💕 今日もしっかり読ませて頂きました☺ 今後の展開にドキドキワクワクです♡
jmside
僕が店で怒鳴りつけたことは、
もう対して向こうは気にしていないみたいで
僕の方も後ろめたさはあったし、謝ってくれたんだからまあいいかと、
熱があった間も、
なんとか回復してからも、
テヒョンとちょくちょく連絡を取りあっていた
僕がちゃんと元気になったら仲直りのためにまたご飯に行こう、という話になっていて、
風邪を引いてから2週間くらいが経った頃、
今度はテヒョンの家の近くでご飯を食べる約束をしていた。
昔の自分だったら、こんな早く気まずさを解消できなかっただろうな、と
いくらか大人になったことを実感する
だがそれと同時に、
テヒョンの事などどうでもいいと思うほど、
グクのことに意識がいってしまっているだけなのかなとも、ちらと思った。
jmside
🐻「この前はごめん。ちょっとやりすぎだった」
テヒョンの行きつけだという、
夜景が綺麗なフレンチレストランでパスタを食べながら、
テヒョンが神妙な顔をして、前のことを謝ってきた
🐣「いいよもうㅎㅎ
僕も別にグクと普通に話せばよかったんだから、大人気なかったし、、」
🐻「そっか、、許してくれてありがと、
でも今日はお詫びで、全部俺の奢りなㅋㅋ
なんでも好きなもの食べていいよㅎ」
テヒョンのいい所は昔から、
悪いと思ったらちゃんと謝ってくれて、
素直で、
そしてなにより気前がいいとこ。
🐣「ほんとに?!やったぁ!
じゃあもっと失礼なことしてくれてもよかったのに〜
そしたらもっといいもの奢って貰えたかなぁㅎㅎ」
嬉しくて軽口を叩くと、横に座ってるテヒョンに肩で軽く小突かれる
🐻「ここも十分いいとこだわ、バカ。」
テヒョンの言う通り、このレストランは本当に素敵だ。
ここは食事、と言うよりも、夜景がメインらしく、どの席も窓を正面にして並ぶベンチシートで隠れ家みたいに個室でしっかり区切られていた。
プロポーズするカップル専用のような、高級レストラン。
照明は少し暗めに設定されていて、夢の中にいるようなふわふわとした気分になり、
加えてこの美味しい料理と赤ワインのせいか、どんどん気が緩んでいく
🐣「バカって言うなよもう〜ㅎㅎ」
熱が下がってから10日以上たったとはいえ、
まだ身体が本調子じゃないのか酔いが回るのがかなり早い。
食べ終わった頃には、
テヒョンにもたれかかってないと倒れてしまいそうなほど酔っていた
🐻「お前酔いすぎ、自制しろよ。」
そう言いながらも肩を貸してくれるテヒョンに僕は盛大に甘える
🐣「だってあんまり友達と出かけになんかいかないし、
この前も熱出してた時1人で寂しかったからさ〜
こうやってご飯一緒に食べられるの
嬉しくってㅎ」
🐻「グクとは?ご飯一緒に食べないの?
連絡先分かんないなら教えてあげようか?」
酔いすぎていて、またグクの話を出されているが、
心が揺さぶられることも無く、素直に答えてしまう
🐣「もうグクとは会わないよ、決めたんだから。
あの子は僕と生きる世界が違ってたんだよ、、」
🐻「そっか、変なこと聞いてごめんな、」
前とは違い、あっけなく引き下がるテヒョン。
🐻「なんか冷たいもの食べて体冷やす?
お前の体、今すごい熱い」
🐣「んーアイス食べたいー」
わかった、と頷いて、
直ぐにテヒョンがウエイトレスを呼んで、
苺のシャーベットを注文してくれた
🐻「なぁ、お前今日何の日か知ってる?」
言われて、回らない頭で日付を思い出した
なんかすごく大事な日だった気が、、、
12がつ24、、、あれ、、イブ?
体調崩したり、
復帰してからもそのツケが回ってきたりで
忙しくて、
加えて恋人なんかいない僕は、そんなことすっかり忘れていた
🐣「クリスマスイブだ、、、なんでこんないい店取れたの?」
こんなカップルの取り合いになりそうな店、
クリスマスなんかに僕らみたいなただの友人同士が居ては、あまりにも場違いだろう
単純に疑問に思ったところで、頼んだシャーベットが運ばれてきて、
照明を反射してルビーみたいに煌めいたそれが、僕らの前に丁寧にサーブされる
🐻「うん、まあほら、
とりあえず食べよ。」
何となくテヒョンの顔が真剣になった気がしてもっと首を傾げながらも、
その甘酸っぱく冷たいクリームを舌に乗せて、味わいながら、熱くなった体を冷やした
🐣「ふぅ、、、これおいしいね〜」
🐻「うん、、あ、ジミナ」
🐣「ん〜?」
🐻「ちゃんと目覚まして食べなよ、
零れちゃってるじゃん、、」
え、どこ?と頬に触れようとした瞬間
手を押さえられ、テヒョンの身体がぐいっと近づいてきた。
🐣「え、、」
太い腕を肩に回され抱き寄せられ、
反応出来ずにいる間に
唇の端に、
そっと口付けされた。