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hoola side
朝の教室__
「ちょっとhyehehe〜〜!またうちのカバンに変なシール貼ったでしょ!!?」
私のカバンには、どこかで見たような「非常口マーク」が。しかもこっそりキラキラ加工されてる。
「俺じゃねーし?」
すました顔のhyeheheが、机に座ってスマホいじってる。
「は〜〜?じゃあこの『俺のしわざじゃない』ってシールは何よ!!」
言いながらバシッと彼の肩を叩くと、彼はちょっとだけ笑って、私の髪に指先でふわっと触れてきた。
「似合ってんじゃん、黄色と緑。目立つの得意だろ、hoola?」
「うっさい!!でもまぁ……センスは認めたげるけどっ」
口調はきつかったけど、たぶん、ちょっと顔赤かったと思う。
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cherubble side
あのふたり、今日も元気だなぁ……
hoolaの声で目が覚めた。まだ三限なのに、眠すぎる……
「cherubble、起きてる?」
pompomが心配そうに見てくる。
「……今起きた」
そう呟くと、pompomが笑った。「ほんとにいつもマイペースだね〜、cherubbleってば」
「俺たちも行くか。hyehehe、あんまやりすぎんなよ」
そう言いながら、humbugが声をかけてきた。
うん、今日も、日常だ。
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floogull side
午後の中庭。soozaと一緒に、ベンチでお弁当を食べていた。
「hyehehe、最近他の人にもイタズラ仕掛けるようになったわね……ふふ」
「そういえばfloogullくん、今日はイタズラされなかったの?」
soozaが優しく笑う。いつもよりちょっと楽しそう。
「うん、今日はまだ……って、あ」
開けたお弁当箱の中には、ミニチュアのラバーダック(謎)。
これは…hyeheheの仕業か……
「でも、かわいい……」
soozaがくすっと笑ったので、まぁいいかと思った。
なんかこの時間、落ち着くな……って、思った。
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tootoo side
「rooba〜〜今日の空、豆腐の味すると思わない?」
「思わない。」
即答されたけど、それがrooba。
ふたりで芝生に寝転がってると、hoolaたちの声が少し離れた場所から聞こえてくる。
「うちの勝ち〜〜!あ!hyeheheの顔赤い!」 「うるせぇっ」
恋の風、そよいでるね……。
わたし、ああいうの好き。
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whiz-bang side
「速報〜〜!floogullとsoozaのラブラブランチ、目撃〜〜!!」
教室に飛び込んで報告した瞬間、roobaに引きずり出された。
「少しは静かにしてな、whiz-bang」
それでもボクは止まらない☆
誰かの恋を全力で応援するの、最高だもん〜〜!!
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ffidyll side
「それで、落ちていた5円を握りしめて、僕は思ったんだよ」
「なにを?」
cherubbleが、まどろみのなかで聞いてくる。
「この5円が、誰かの願いを叶えたかもしれないって」
「寝かせろよ……」
そんなcherubbleとのやり取りが、案外好きだった。
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放課後__
hyehehe side
放課後の屋上。オレンジがかった、まだ少し明るい空。誰もいない時間。
こっそりhoolaを呼び出した。
「hye……なに、また変なイタズラ企んでんの?」
疑ってるhoolaの顔を、無言で見つめる。
「……や、今日は…」
俺は少しだけ息を吸って、ポケットから小さな青いヘアピンを取り出した。
「その…なんだ、
大学入ったしさ、ちょっと大人な感じに。」
「…………、んふ、じゃあhyeheheも…いたずらばっかしてないで、ちょっとは大人になんないとね。」
照れながらもそっと微笑むhoola。
「…ばっ…!?…からかうなよ……」
でも、ヘアピンはしっかりつけてくれた。
「…えへ、ありがと。めっちゃ嬉しい…。」
微かに、だけど素直な声が、風に流れて、俺の胸をくすぐった__。
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