テラーノベル
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若井の影響で写真を撮り始めた俺は、どこへ行くにもカメラを持っていく。
まだよく分からない所もあるけれど、写真も悪くない。
そう思って今日もカメラを構える。
でもあまり納得いくものが撮れず、いつも若井に頼ってしまう
「若井ーー」
「上手く撮れない」
「貸してみ」
手を伸ばし俺のカメラを手に取る。
「はい」
といい写真だけが渡される。
「撮り方知りたい」
言葉が足りなかったと思い反省
「あ、そゆこと…、笑」
そういうとスマートに僕の後ろに周りカメラを持つ手に綺麗な手を添えてくる
どこまでいい男なんだよ。
細かく説明してくれるのは嬉しいが、専門用語がいっぱいでよく分からない所もあり、少し困る
でもそんな不器用な所も若井らしくて、とても愛おしい。
「ここは??」
と後ろを振り返ると、思ったより顔が近くてびっくり。
若井は目をすぐ逸らすから、少し残念。
「、笑笑」
すぐ真っ赤になる姿を見てつい笑ってしまう
そして意地悪したくなる。
「若井ーーっ、」
「早く、!!」
「ゎかったから、…」
と言いながら恥ずかしそうに頭をかく仕草が可愛いなーーっと思ったり。
コメント
3件
短編の作り方が神すぎて感動しました✨