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初めまして! いちごです🍓︎
これが初投稿の作品になるので
こいつクオリティ低すぎ
日本語大丈夫そ?
などなど思われるかもしれませんが
どうか多目に見てやってください!
お願いします、、、🥲🥲
𓐄 𓐄 𓐄- ̗̀⚠︎ ̖́-𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
・桃赤(赤桃)、黒白、水青(青水)など登場しますので、地雷さんはGo backを!🔙
・🐇💜さんが女体化してます!
・皆様ご存知の名曲『𝓑𝓵𝓪𝓷𝓬𝓱𝓔 𝓝𝓮𝓲𝓰𝓔』を元に考えたお話の第1話です!
・センシティブ表現は恐らくないはず⋯!
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
それではどうぞ!
これはきっと、誰もが知る御伽噺の
『白雪姫』ではなくて
王子も、魔女も、姫も、小人でさえも
幸せになることのない、愛憎溢れる物語
『𝓑𝓵𝓪𝓷𝓬𝓱𝓔 𝓝𝓮𝓲𝓰𝓔』
▧ 第1章〖 鏡よ鏡 〗
赤「鏡よ鏡。この国で一番美しいのは誰?」
───それは勿論、貴方様でございます。
赤「⋯鏡よ鏡。この国で一番、あの人に愛されているのは誰?」
───それは“恐らく”、貴方様でしょう。
赤「⋯そう。わかった」
俺も悪の魔女のように魔法が使えたら⋯と、この20年間で何度考えたことだろう。
魔法が使えない俺にできることは、人の言葉を理解するこの鏡に問いかけることのみ。
美しい者はきっと、“あの人”にも愛される。
俺はこの広い国の誰よりも美しく、誰よりも純粋な赤を身に纏っている魔女だから。
ほら、“桃色”と“赤色”って似ているだろう。
それは桃色の花を照らす、炎火のように。
赤「今日もとびきりのおめかしをして出かけなくちゃ。魔女は美しく在るべきだもん」
どうやら俺が演じるべきは、ありのままのりうらではなく、魔女という𝓻𝓸𝓵𝓵らしい。
赤「⋯行ってきます」
魔法で“恐らく”を“確実”にできたならば⋯。
⋯⋯ああ、本物の魔女になりたい。
・・・・・・
女「あ、見てちょうだいあれ。悪の魔女よ」
女「あれが噂の王子様を狂わせた奴ね」
女「王子様がお通いをなさらないのはあいつのせいなのよ。本当に迷惑よね」
⋯うるさい。俺の目当てはお前らじゃない。
赤「ごきげんよう、王子様。りうらです」
桃「今日も来てくれたの?ありがとう!」
花のように可愛らしい君の笑顔を、どうにか俺だけのものにすることはできないか。
皆の憧れの的である王子様は、こんな魔女とは不釣り合いなのだろうか。
桃「わぁ⋯今日も薬を持ってきてくれたんだね!助かるよ。本当にありがとう!」
桃「これ、いつものお礼だよ。どうぞ」
赤「⋯ううん、いいの。お金はあるから。」
桃「本当に?りうら、いつも断るけど⋯⋯」
俺が王子と会う為に薬を作って渡しているだけなのに、優しい王子はいつも俺に褒美を渡そうとしてくれる。きっとこういうところに惚れてしまったんだよな、俺は。
桃「それにしても魔法って凄いね!こんなに強力な薬も簡単に作れちゃうんでしょ?」
赤「⋯うん。魔法があれば何でもできるよ」
嘘だよ。俺は魔法なんて使えない。
俺は魔法が使えないから何にもできない。
この薬だって独学で作っているだけなのに。
でも偽る。地獄行きになろうとも嘘を吐く。
理由は1つ、ないくんの傍にいたいから。
桃「あ、りうら見て。庭にいるあの子。」
そう言って王子は窓の外に顔を覗かせた。
続いて俺も庭を見ると、女児と執事たちの計3人で散歩をしている光景が目に入った。
赤「あの子、凄く肌が白いみたいだね」
桃「そう。『白雪姫』って呼ばれてるよ。生まれて間もない頃に実母を亡くしてしまっているらしくて、最近“気になってる”んだ。」
心がズキッと痛んだ。心の奥の方から冷えていくような感覚を初めて味わった。
桃「可哀想だと思わない?親もいないのに、独りで“姫”という立場を背負ってるなんて」
桃「別に惚れちゃったとかそういう訳じゃないけどさ、どうしても気にかけちゃって。」
赤「⋯好きじゃ、ないの」
桃「うん。まだ14歳らしいし、6歳も歳下の子なんて、俺は何があっても好きになれないかな〜⋯⋯でも、親の権力って凄くてさ」
桃「⋯婚約、されちゃったみたいで。」
赤「⋯⋯⋯⋯⋯⋯え、?」
赤「ほん、と⋯?」
桃「⋯⋯うん」
冗談、でしょ?嘘なんてつかないで。
俺は信じないよ、先を越されたなんて。
桃「⋯結婚したらきっと、今よりりうらとお喋りできる時間が減っちゃうだろうから⋯」
桃「結婚の前に、りうらの顔を見てみたいな。 りうらはいつそのフードを外してくれるの?それともずっと外してくれないの⋯?」
赤「⋯⋯今のところ、外す気はないよ。」
フードがなければ、顔つきで俺が男ということがバレてしまう。俺は魔女、でも俺は男。
王子が男に惚れる訳がない。ならばせめて、王子の前だけは自分を偽っていたいんだ。
桃「そっかぁ⋯でもいつかは絶対見せてね?きっと“可愛らしい”顔をしてるんでしょ。恥ずかしがらなくてもいいのに。」
桃「今のままじゃ、炎みたいな赤色の髪と、白い肌と、薄紅の唇しか見えないもん。」
桃「もちろんそれだけでも綺麗だけどね笑」
赤「⋯⋯⋯そうだね、」
違う、違うんだよ。
俺は可愛いという言葉を求めていない。
俺が君をかっこいいと思うように、君にも俺をかっこいいと思ってほしいんだ。
⋯なんて、叶うはずのない独り言。俺が俺に嘘をつき続ける限り、叶うことのない夢。
桃「待ってるね、りうら。」
そう言ってにこっ、と微笑みかける君。
この瞬間のこの笑顔は、俺だけのもの。
でも君が振りまく笑顔は、きっと皆のもの。
赤「⋯気が向いたらね。」
赤「じゃあまたね、王子様。」
桃「うん、またね。」
手を振る王子を背に、俺は部屋を出た。
・・・・・・
赤「鏡よ鏡。この国で一番美しいのは誰?」
───それは、白雪姫でしょう。
赤「⋯⋯は、?」
───白雪姫が、一番美しいのです。
赤「⋯⋯え⋯何、言って⋯⋯⋯」
赤「⋯じゃあ、鏡よ鏡。この国で一番、あの人に愛されているのは誰?白雪姫なの⋯?」
───それは、白雪姫でしょう。
赤「⋯⋯⋯黙れ」
パリン─────、鏡が割れた。破片が飛び、掌に刺さった。でもちっとも痛くない。
赤「⋯好きじゃないって、言ってたのに⋯」
赤「なんで⋯なんで?りうらじゃないの?」
魔法が使えたら、こんなに焦ることもなかったのかな。俺は本当に悪の魔女を演じきれるのだろうか。王子からの愛なんて気にせず、美しさのみに執着する悪の魔女に。
今のままではまるで恋心に振り回されるただのバカだ。一連の行動全てが美しくなんかないし、俺はそれを気にしていない。今の俺は美しさへの執着がほとんどないんだ。
けれど、そんなことより王子からの愛がほしい。この世界の誰より愛されたい。どこか遠い場所で王子と2人、のどかに暮らしたい。
⋯⋯こう思っているうちはきっと、本物の魔女になんかなれっこないのだろう。
赤(だめだなぁ、俺。魔法も使えなければ美しくもないなんて⋯魔女らしいところ、何もないじゃん。バカみたい)
だから俺は俺を捨てることにした。この恋を叶える為の犠牲を見て見ぬふりで誤魔化す。
躊躇なんてしない。心を“魔女”にするんだ。
・・・・・・
赤「ねぇ、そこのハンサムな狩人さん。りうらとちょっとだけお話しませんか?」
男「え、ああ⋯構わないが。」
赤「よかった。それにしてもその銃、かっこいいですね。特に形状。素晴らしいです。」
男「よくわかっているじゃないか。これは、最新版の長距離ピストルなんだ。」
赤「へぇー⋯それをお持ちだなんて、いい男なんですね。狩人さんは。」
男「ああ⋯ま、まぁな。」
赤「そこでそんな貴方にお願いがあります」
赤「白雪姫の心の臓をピストルで撃ち抜くこと、約束してくださいますか?」
男「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
“可愛い嬢ちゃんの頼みなら⋯仕方ないな、
引き受けてやらないこともないぞ”⋯⋯か。
心底バカらしい。俺を本気で女だと勘違いしたのか。ほんの少しの色気と口調の工夫だけで、人殺しの頼みを引き受けるとは。
赤「⋯あはは、バカの極みだね。気色悪い」
赤「⋯⋯仮に失敗したらあいつには毒を飲ませて証拠隠滅、それでいいか。」
赤「白雪姫には苦しんでほしいし⋯やっぱり確実なのは毒?毒にしようか」
赤「だって、王子はりうらのものだから。それを邪魔する白雪姫がいけないんだよ?」
調合台に本が一冊、数多の薬、そして大きな釜。 釜にたっぷりと張られている水に映る俺は、まるで本物の魔女のように見えた。
赤「魔法は使えなくても、お呪いはできる。 そうやって俺は人を堕としてきたんだから」
赤「⋯できた。外の空気を吸おうかな。」
きっと今回も大丈夫。俺の思い通りになる。
俺はずる賢い魔女。人を騙して生きるんだ。
赤(⋯⋯⋯王子様⋯ないくん、好きだよ。なんで一筋縄にはいかないんだろうなぁ⋯)
男「⋯あ⋯嬢ちゃん、報告があるんだ⋯⋯」
赤「ああ⋯狩人さん。外は冷え込んでいますから、一度うちにお上がりください。」
白雪姫を殺してくれていれば、命だけは助けてやろう。そう、心を“魔女”にして。
赤「⋯⋯それで、結果は?」
男「⋯いや、それが⋯⋯ピストルを構えた途端、変な小人たちが白雪姫を城から引っ張り出してしまって、よく狙えなかったんだ⋯」
赤「⋯殺せなかった、と。」
男「⋯⋯申し訳ない」
ポタッと、狭い部屋に1つの音が響いた。
紅茶に花の猛毒を一滴。
赤「狩人さん、お茶を淹れました。お話が長くなるかもしれないので、よければどうぞ」
男「⋯⋯感謝する、」
男「⋯俺はせめてと思って白雪姫の腕を撃った。小人の1人もだ。だから褒美を───」
赤「⋯⋯ねぇ狩人さん。」
『俺、“男”だよ?』
男「⋯⋯⋯は?冗談じゃ⋯⋯ゔっ、」
赤「はは、笑 毒が効いてきたみたいだね?君はここでお終い。この世とお別れだよ。」
赤「君は己に与えられた𝓻𝓸𝓵𝓵を演じきれなかった。白雪姫を殺すという役が。だからここで死ぬ運命なの。死んで罪を償って?」
赤「じゃ、さよなら」
腕だけで人が死ぬ訳がないだろう。バカか。
⋯別に、俺以上の美しさを持つ女がいることは、そこまで嫌じゃない。王子の中の“一番”
が俺でなくなることが途轍もなく嫌なだけ。
赤「待っててね、ないくん。」
大好きが叶うまで、あともう少しだから。
・・・・・・
桃「ねぇ聞いてよりうら!この間話した白雪姫が城からいなくなっちゃったの!」
赤「そうなの?それは大変だね」
桃「また他人事みたいに⋯人が行方不明なんだよ?もう少し心配してもいいじゃん」
赤「りうらの家族じゃないから興味ないよ」
桃「ふーん⋯?いつも家族じゃない俺の話は真剣に聞いてるくせに?」
赤「⋯だって、王子様は“お友達”だもん」
桃「⋯⋯そっか」
本当は友達以上を求めている俺の気持ちを、どうにか察してはくれないだろうか。器用な君のことだから既に気づいているだろうに。
⋯でも、友達でいい。友達でいいから、君の隣は俺がいい。君の一番は俺以外認めない。
桃「⋯あのね、白雪姫は兵士総出で探してるんだ。だから今この城には、俺とりうらと俺の両親、あとシェフくらいしかいないの。」
赤「白雪姫ってそんなに重要なポジなの?」
桃「うん。噂によると、俺の曾お祖父さんの従兄弟の家系らしくて。今の王室との血縁は薄いけど王族として認められてるらしいよ」
⋯⋯益々、白雪姫が憎らしくなってきた。
桃「⋯話が逸れちゃったけど、あのね。城にほとんど人がいないんだよ?りうら。」
赤「え⋯どういうこと、?」
桃「⋯⋯笑 わかってないなぁ。」
微笑みながらそう言うと、王子は俺の顔が見えないよう、慎重にフードをずらした。
赤「っえ、何⋯して⋯⋯」
桃「⋯⋯りうら。俺の気持ち、受け取って」
⋯⋯確かに聞こえた。触れた。
王子の唇が俺の首に触れた音、温もりが。
桃「⋯ありがとう。」
そのたった5文字の言葉は、俺の中で何度も何度も木霊した──────。
𝓕𝓲𝓷.
約5000文字お疲れ様でした!
長すぎたかな、、、🤔💭 ごめんなさい🥲
もっと勉強します!!
︎︎<補足>
現時点のお互いの心情⋯⋯
🐤❤️ 一番になりたい ⇄ 愛してる 🐶🩷
いわゆる両片想いってやつです😢💓
🐤❤️さんの方が激重に見えて実は🐶🩷さんの方が激重メンヘラだったり、、、🥹❤️🩹
この世界線でも自担はメンヘラなんですね
王子様の“お通い”とは⋯⋯
気に入った姫の部屋で一晩すごすことです
王子の子を身篭ると王女として認められ、地位のために死に物狂いで子を欲している姫が多いというわけなんですねぇ🙄🌀
序盤で🐤❤️さんが悪口言われてたのもそういうことだと思って頂ければ!
🐤❤さんの服装⋯⋯
魔女らしい黒いローブを身に纏っており、そのローブにはフードがついています
そのフードを深く被って顔が見えないようにしているんですね!果たして🐶🩷さんはその意図に気がついているのでしょうか🤔💭
首へのキスの意味⋯⋯
首へのキスは執着心の現れらしいです!
🐶🩷さんの場合は、『俺から離れるな』というクソデカ感情ですかね、、、🔪🎀
メンヘラホイホイな自担がすきです❤️🩹🥀
魔法の鏡が白雪姫と答えた理由⋯⋯
先程の補足で🐶🩷さんの本命は🐤❤️さんだとおわかり頂けたと思いますが、そうすると余計に謎が深まる点がひとつありますよね?
🐤❤️さんの問いに対して魔法の鏡の答えが白雪姫だったこと、この理由についてです
まず1つ目は🐇💜さんが成長してより女性らしく、美しくなったからです👑✨️
これは本当の白雪姫のお話と同じですね!
2つ目は🐤❤️さんは魔法が使えないためです!使う者に魔力がないので本来の力が発揮できていなかったというわけです🙄
勘違いしないでほしいのが🐤❤️さんも🐇💜さんもどっちも綺麗ってことです! この2人に限らず6人全員が実写もお美しいですし、この世界でも美しいと思ってください🥰✨
以上です!
めたんこ長いのにここまで読んでくださって
本当にありがとうございました😭✨
𝓷𝓮𝔁𝓽 ❥ ⋯〖 消えた姫、雪を被せて 〗