テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#御曹司
鷹槻れん

174
鷹槻れん

32,885
#極道
鷹槻れん

13,564
鷹槻れん

15,016
徐々に上がりつつある息に気を取られている間に、ワンピースの上から不意に胸に触れられて、恥ずかしいくらい身体がピクンッと跳ねてしまう。修太郎さんに与えられる刺激に、即座に身体が反応して、先端が固くしこったのが分かった。
そこを布越しにこねるようにつままれて、私は思わず修太郎さんの唇から逃れると、甘ったるい吐息を漏らしてしまう。
「ぁ、ん……っ」
その声に驚いて真っ赤になってうつむいたら、その反応に満足されたようなお顔をなさって修太郎さんがおっしゃる。
「こんなに官能的な反応を返してくださる貴女のどこが子供っぽいと?」
言いながら、全身に熱を帯び始めた私の指を口に含んで舌を這わせていらした。
指先から電流が走るような気がして、私は恥ずかしいのに思わず修太郎さんの口に含まれた手指に視線を流してしまう。
「僕は、貴女の指は愚か、髪の毛の一筋に触れるだけでも日織さんのことが欲しくてたまらなくなるのに……もしかして、分かっていらっしゃらないのですか?」
明らかに私が目を離せなくなっていることを意識なさるように、私を見据えたまま指をチュッと音を立てて吸い上げられる。私はあまりの恥ずかしさに手を引きたくなった。
けれど、修太郎さんにがっちり手首を掴まれてしまっていて、それもままならなくて、
「ご、ごめっ、なさっ。も、赦して下さっ」
これ以上刺激され続けたら、どうにかなってしまいそうな気がした私は、自由なほうの手で修太郎さんを一生懸命押し戻そうと試みる。
けれどその手すら修太郎さんのもう一方の手で捕らえられてしまって……。
このまま流されてしまいそうで、流されてしまってもいいとさえ思ってしまった自分が怖くて……先ほど泣いたことだけが原因ではない潤んだ瞳で修太郎さんを見上げたら、
「もう、ご自分のことを貶めるような発言はなさいませんか?」
修太郎さんに真剣なお声で問いかけられた。
私は彼のその言葉に何度も何度もうなずく。
修太郎さんはそんな私の様子にふっと瞳を細められると、「約束ですよ?」と念押しなさって身体を離された。
私は彼と急接近した拍子に乱れてしまった着衣を慌てて整える。
(ポニーテールが少し崩れてしまったのはどうしましょう。結び直したほうがいいのでしょうか。あー、でもでも……)
まだ心臓がバクバクして、修太郎さんの方をまともに見ることが出来なくて、私はギュッと両手を握り込む。
頭の中はグルグル状態で、それを悟られたくなくて視線を伏せ目がちに窓の方へ流した。
と、背後から修太郎さんが優しく、ほんの少し乱れてしまった頭を撫でていらして……。それだけで心臓が跳ね上がってしまった私は、ビクッと身体を強張らせてしまって、修太郎さんを苦笑させてしまう。
「安心してください。いくら僕が我慢のできない男でも、大切な貴女との初めてをこんなところでいただくつもりはありません」
そこまで言って、「ですが――」と切なげにため息を落とされた。
「ですが、さすがにこういつもお預けは正直しんどいです。日織さん、申し訳ないのですが、少し離れても宜しいですか?」
切なげな吐息とともにそうおっしゃった修太郎さんが、私に背を向けていらした時、私は彼が何に苦しんでおられるのか分からなくて、きょとんとしてしまった。
コメント
2件
やーん、修太郎さんのえっち♥ でも確かに好きな子には自己肯定感を高めてほしいよね。
ああ……もう、すごくドキドキしました。修太郎さんの「指の一筋まで欲しい」って台詞、あれがもう甘くて苦しくて。でも一番印象的だったのは、あそこまで煽っておきながら「初めてはこんな場所じゃいただかない」って自分を律するところ。理性と欲望の間で揺れてる感じがめちゃくちゃ伝わってきて、逆に滾ります。日織さんがポニーテールの乱れを気にしてるところも可愛くて、思わず頬が緩みました。