「そんじゃあ、やっちゃいますかぁ……あっ最後に名前教えとくね。私はミルア・トルベルト…ミルアって呼んでね♪さようなら♪」
ミルアさんが大きな破壊光線を放とうとする。
大きな破壊光線が飛んでくる。これはどうやったって止められない。
どうすれば…
私は目を閉じる。
「マスター……スパーク!」
バァン!
爆発が起こる。
「真打ち登場だぜ!」
その声には聞き覚えがあった。
ウインクをしているのは魔理沙さんだ
「おおっ!私の破壊光線を止めるなんてすっごーい!火力高いねー!」
ミルアさんがはしゃいだ様子で魔理沙さんを見る。
「ん?幻想郷では見ない顔だな…お前どっから来たんだ?」
魔理沙さんが首を傾げながら質問を投げかけた。
「よくぞ聞いてくれました!私はミルア・トルベルト!なんの目的で来たかって?それは……しんせかいけいかく?ってやつをやるためなのだー!まずは魔界の扉を開いて〜っと、喋りすぎちゃった。ま、どうせここで死ぬんだし大丈夫だよね♪」
ミルアさんがペラペラと喋っている間に私達は臨戦態勢を取った。
「ステロイド・サーファ!」
無数の破壊光線とともに、たくさんの弾幕が放たれる。
「とっ…冥界を荒らすものは……許しません!スペルカード断命剣冥想斬!」
「わあっ危ないよ〜剣を使うなんて…正々堂々力で相手するよ!」
ミルアさんは一瞬で妖夢さんに近づくと、近くで光線を放つ。
妖夢さんが地面を転がる。なんとか無事なようだ。
「まず一人……ふふっ楽勝だ〜!あれ?あの魔法使いさんは?」
ミルアさんがキョロキョロと辺りを見回す。
妖夢さんの話だと、不意をつけば倒せると言っていた。
なので、魔理沙さんにはゆっくりミルアさんの後ろにまわってもらった。
魔理沙さんの破壊力はとても高い。きっと倒せるはずだ。
「魔砲「ファイナイルスパーク!」
「うわあぁ!」
ミルアさんは、爆発に巻き込まれた。
数十分後………
「ん……」
妖夢さんが目を覚ます。
私達はホッとしてミルアさんを見た。
「う〜〜はーなせー!この札力を加えても剥がれないよ〜!」
「その札は私しか剥がせないわ。その代わり、あなた達が何をしようとしているか話してもらえる?」
私は妖夢さんの様子を見ながら霊夢さんとミルアさんの様子を確認する。
計画……何をしようとしているのだろうか?
「………わかったよ……私は「湯の香」っていう組織のメンバー。神器という大きな組織の下っ端組織なの。湯の香のメンバーは私を合わせて4人います。新世界計画?っていうのが何かわからないけど、私達の願いを叶えてもらえるって言うから従ってるんです。」
霊夢さんは魔理沙さんと目を合わすと、ミルアさんに質問を投げかけた。
「明日博麗神社に来てもらえるかしら?あなただけ」
霊夢さんの圧に圧倒されたのか、ミルアさんはウンウンとうなずいていた。
「はいっ!わ、わかりました!ぜーったい誰にも言いません!」
「じゃあもう帰っていいわよ。御札も剥がしてあげるから。」
ミルアさんは、急いで冥界から去っていった。
「幻想郷に神器なんていう組織はないから外の世界から来たのね。でも結界のせいで幻想郷に入れないと思うけど…ミルアの仲間が結界をイジる能力を持っている可能性が高いわね。」
霊夢さんは私にくるりと向き直ると強い言葉を投げかけた。
「さとりはもう異変解決をしなくていい!後は私達がやるからぜっったいにこないで!」
私は霊夢さんの迫力に押され、うなずいた。
そして私は冥界から去った。
「霊夢さんたちだけで相手できるのかな……」
日記
冥界ではミルアさんという方にあった。
幻想郷では見ない顔だった。
そして、私はもう異変解決をしなくて良くなった。最後の異変解決大変だった。
完!
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