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それではどうぞ
🇺🇸ボー…
🇬🇧どうしましたか?こんな所に突っ立って。
🇺🇸…あぁ、親父か。いや何か最近の日本変だろ?何て言うか…見た目は日本なんだけど、日本じゃないっていう感じでさ…。
🇬🇧きっと疲れているんですよ。日本さんですし。
🇺🇸中国と同じ事言ってんな。
🇬🇧あらそうですか?あの人と意見が合うなんて珍しいですね。
🇺🇸はは…
正直笑える話じゃない。
あんな日本。俺の知ってる日本じゃない。彼奴はきっと日本の姿をした別人に違いない。
でもその根拠が無い。まずそれをどうしようか…。
🇺🇸うーん…
🇬🇧…まあ、日本さんにも何かあるのでしょう。暫くしたらまたいつもの日本さんに戻りますよ。
🇺🇸だと良いんだがなぁ。
🇬🇧心配なんですね。日本さんの事。
🇺🇸当たり前だろ親父。だって彼奴は俺の…はぁ…
アメリカは何かを言い掛けたが、溜息を吐き濁してしまった。
🇬🇧あっ、私はそろそろ行きますね。用事がありますので。
🇺🇸おう。気を付けて帰れよ。
🇬🇧分かってますよ。
カーカー…
🇬🇧ふふっようやく欲しかったティーパックが買えました♪
私は以前から気になっていたティーパックを買えて御満悦で帰路についていた。
🇫🇷…お!イギリスじゃん奇遇だね。あれそれって確か前に欲しいって言ってたやつじゃない?
すると偶然にもフランスとバッタリ出会った。
🇬🇧そうなんですよ。帰り際に見にいってみたらあったので買ってしまいました。
私は買ったティーパックをフランスに見せた。
🇫🇷良かったね。買えて。
🇬🇧えぇ。あっ、良ければまたお茶をしませんか。
🇫🇷良いね!最近一緒にお茶出来てなかったもんね。じゃあ今度お邪魔するよ。
🇬🇧分かりました。
その後フランスと別れ、家に向かって帰っていた。
その時後ろから声を掛けられた。
🇯🇵イギリスさん。
🇬🇧あっ日本さん。
振り返ると日本さんが立っていた。
そして何故か謎の違和感が漂っている。
🇬🇧日本さんも今から家へ帰宅する途中ですか?
🇯🇵あぁ、まあそんな所だ。
そう言い日本さんは軽く笑い歩み寄って来た。
私は無意識のうちに一歩、また一歩と後ろに下がっていく。
🇯🇵…へぇ。まだ付けてくれてるのだな。
そう言い日本さんは私の首元を触った。
🇯🇵あれから結構年が経ったからか?色褪せていたり錆びてしまっているが、大事に付けてくれているのだな。
私は以前から付けている首飾りがある。
それも大事な人から貰ったものだ。
🇬🇧な…なんでこの首飾りを知っているのですか…?
🇯🇵何で知っていると思う?
頭が軽くパニックを起こしている。そんな私を日本さんは抱きしめた。
…何故か懐かしい気持ちに包まれた。
🇬🇧貴方は…一体誰なんです…?
🇯🇵気付いているのだろう?
日本さんは私の顔を真っ直ぐに見つめる。
🇯🇵なぁ…英帝
『続』