「なぁ、湊、ここって」
今、なんと颯馬と勉強会をしている。
_________遡ること10分前
「んー!美味かった」
なんでこいつとお昼を取らなきゃいけないんだ、
「あ、そーいやもうすぐあれだよな、期末」
あぁ、そういえばもう期末か
「やべーかも、今回」
「は?僕より頭いいんだからヤバくないだろ。」
なに言ってんだ、こいつ。脳みそ無いのか、?
「湊お前自意識過剰だよね。」
「は?うるさい」
チャラいこいつよりはマシだろ
「ん?お前、いま失礼なこと考えたろ」
なに、こいつエスパーか?
「まぁ、湊に教えて貰っか」
「来い」
っは?!
颯馬は僕のワイシャツの襟を掴んで教室方面へと向かっていった。
「ん?湊、ここってこうじゃね?」
あ、本当だ、
ここ、苦手だ、
すると颯馬が
「ここは、この公式つかうといいよ。この公式の応用的なものだから」
と丁寧に教えてもらった
あ、本当だ
「ん、ありがと」
流石にお礼くらいはする
すると、颯馬が目を見開いて驚いている
「湊ってお礼するんだね」
こいつ、僕をなんだと思っているっ、
「そんくらいする。」
そう言うと「ふーん」と興味無さそうな返事が返ってくる
興味無いなら聞くなよ、
「ねー、今日放課後カフェ寄らない?」
ビクッとあからさまに反応する。
行きたい、けど、こいつとは嫌だ、
「いや、行かない」
「いちごパフェ奢り」
くっ、
僕は、極度な甘党。
いちごパフェは、僕の大好物だ、
「ま、まぁ、行ってやらなくもない、」
「おっけー!じゃあ、放課後デートねっ!」
放課後デート?
「バカ」
男同士でするもんじゃ無いだろ
冗談だと思い、軽く受け流す
「本気なのになぁ」
颯馬がそう独り言を言ったのは、僕の耳には届かなかった
コメント
2件