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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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早朝の学校。欠伸出るほど平和な生活今日も感謝1日を過ごす。

寒桜「あー…なんか面白いことないかなー。」

黒いサイドテールを揺らしながら少女は隣に茶髪の少女に話しかけた。

緋「面白いことってー?うーん…?殺人事件とか??」

寒桜「いいじゃんそれー」

黒髪の少女は疲れているみたいだ。虚空を見つめながら返事をしている。

緋「…あーそうだー。織主に会いに行かん?」

少し戸惑い気味のエセ関西弁で茶髪の少女が提案をしてきた。

織主とは、彼女らより年下の、猫が好きな女子だ。

寒桜「いいよ。あの子、サボってたらビンタしてやろっ!」

彼女は趣味で小説を書いている。いつでも人を待たせるサボり魔で昨日から屋上で強制労働させているのだ。

彼女らは軽やかな足取りで屋上までの階段を登る。屋上へ着き鍵を開けるとそこには……

【織主のバラバラ死体】

早朝の学校。欠伸が出るほど平和な生活を楽しむ少女らの悲鳴が空をこだました。



「……織主さんは推定死亡時刻は6時頃。早朝の学校にいたのはこの5人。この中に犯人が居ます。」

ざわざわと容疑者達がどよめき始める。

私は右から順に軽い自己紹介と先程までやっていたことを言うよう命じた。

寒桜「…はい…」

寒桜「寒桜…です。さっきまで緋と、屋上へ…」

死体を見てしまったからか青ざめた顔で話していた。

「そうして織主さんの死体を見つけたのですね?」

寒桜「は、はい…」

「なるほど…では寒桜さんの後ろの…あなた」

緋「はーい。」

緋「緋でーす。以下同文でーす」

軽い、軽すぎる先程の寒桜との温度差に私はちょっと引いた。

「そ、そうですか、分かりました。次の方〜」

すると身長の低いツインテールの少女?が自己紹介を始めた。

白牙「俺は白牙って言います。さっきまで教室の花に水やりを。」

名前的に男子か?でも教室にいち早く来て花に水をやるなんて、なんて可憐なんだ。

「分かりました。では次の方」

裏タケ「……」

紫系のツートンカラーの髪の若者が前へ出てきた。

裏タケ「裏タケ」

「さっきまではどこに?」

裏タケ「何処にいたって勝手だろ?以上」

自分の容疑を晴らす気はさらさらないのか、自信満々で彼は戻った。

「では、最後にそこの男性!」

友主「あ、え?はい」

細身の黒タイツでドラ〇もんの被りものを着た男性が返事をした。

友主「友主です。さっきまでTOILETに居ました」

よく見ると友主の被り物には謎の血がついていた

「………」

隠す気ないじゃねぇか。こりゃ裏タケが自信満々だった理由もわかる。

私は呆気に取られて何も言えなくなった。

緋「あのー…探偵さんは自己紹介しないんですか?」

緋が喋りかけてくれてハッとした。

「そ、そうだね私はマイケリング・ジョンソン都内で探偵稼業を営む男だ。よろしく」

緋「ふーん。分かりました〜」

白牙「あ、あと犯人の目星って付きました?」

……なぜこいつらは気づかないんだ。

どう考えたって黒タイツドラに決まってる。私が探偵じゃなくても気づいている。絶対私が口を開く前に裏タケが口を開いた。

裏タケ「もしかして友主なんじゃね?」

絶対そうだし!もしかしてやないて!おかしいよな!お前と俺しか気づかないなんて!

おかしいよなぁ!なぁ!?

友主「ギギギクゥー!!」

↑いや犯人の反応!

友主「し、証拠は!」

↑いまそれサスペンスで犯人が言う言葉ナンプレナンパー2

寒桜「探偵さん…どう思いますか?」

「私も友主くんが怪しいと思うよ」

白牙「ど、どうして?」

「い、いや被り物を見てくれ。」

白牙「……あれは血?」

寒桜「ほ、ほんとだ…」

白牙「友主さん…なんで被り物に血が?」

友主「え?」

彼は徐ろに鏡を取り出して自分の姿を見た。

友主「あ」

「…………」

全員「「絶対こいつだ」」

友主「バレちったー(笑)」

「なぜこんなことを?」

友主「だってあの人いっつもラインで「小説は?」って言ってんのに「めんどい★」って返してくるんですよ?自分は監視役又視聴者として反省させる為に…」

「小説書かせたいのに殺す?死して反省は意味がないじゃないか」

単純な質問を彼にぶつけた…だが

友主「あ、その点については大丈夫よ〜」

???「おい友主ー!!」

後ろから知らない声がした。振り返るとそこには……首が取れたままの織主がいた。

「「ぎゃあああアアアァァァァァァァ!!??」」

友主「織主にしては遅いやん再生」

織主「お前が細切れにするからや!」

彼女は友主の背中をてしてし殴っている。

…無論頭は取れたまま

裏タケ「頭大丈夫か?」

織主「おー?忘れてた✨誰か手伝ってくれ!」

緋「はいはい」

緋に頭を持ち上げられ首の根元まで持っていくと、不思議な力で首の皮がくっついた。

織主「クハー死ぬかと…」

友主「オメェは死なねぇじゃろ」

織主「うるさいわー!わしだって死ぬことあるわ!」

?一体なんの話しだ?織主は死なない?え?

白牙「あ、いい忘れてましたが織主さんは鬼なんですよ」

「は?」

鬼?ファンタジーでしか聞いたことない名前を言われた私は困惑してしまった。

織主「白牙!ちがうよ!友主の言う虚言を信じないで!?」

友主「オメェは鬼だろ!昨日だって痣できていたいーっつて2秒で治ったやん!」

織主「痛みはな!?って痛い痛い!!……治った!」

みんな「「鬼じゃねぇか!!」」

「で、ではこの事件は調査完了と言うことで…」

織主「え、まてまて!」

タッタッタッ

私は彼女の言葉を無視し帰っていった





数日後

私の探偵事務所には依頼が前よりも多くくるようになった。なんとも寒桜と緋と言う少女らは地域で1番信用性の高い情報網らしい。ズバッと推理を的中させた私のいい噂でも流してくれてるのだろう。

あの事件は私を成長させてくれたに違いない。

私はあの奇妙な事件を忘れないだろう。






織主 はい皆さんどうでしたか?これはとあるコメントを参考にさせてもらい友主が書いてくれた織主殺人事件です!笑いあり少し推理ありの小説でした!それではまたおあいしましょ〜

またね!

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