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- ̗̀⚠︎ ̖́-かっちゃんの体調不良ネタです!
̗̀⚠︎ ̖́-ちょいキャラ崩壊してるかもです!
̗̀⚠︎ ̖́-なんでも許せる方のみ閲覧お願いします!
̗̀⚠︎ ̖́-原作と設定違うとこあるかもです!ご了承ください!
̗̀⚠︎ ̖́-文おかしかったり色々あるかもしれないですが多めに見てやってください( ◜ω◝ )
(1話の続きっぽいので1話読んだ方がわかりやすい気がします!!読まなくても理解は出来ると思います!)
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「う…」
夜中、気分が悪くて目が覚めた。
頭痛が酷くて、目眩がする。風邪と言うものが久々で、少し戸惑う。
「あ”ー、デクのが移りやがった…頭痛ェ…」
先日まで風邪を引いていたデクの看病を、マスクもせずに行っていたのだから当たり前だ。
「……寝れば治るだろ…」
そう思い、俺は再び眠りについた。
𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟
「あれ、かっちゃんは?」
朝、寮の共同スペースに降りると、いつもなら必ず起きているかっちゃんがまだいなかった。
「確かに、先程から見かけていないな」
1番早く起きる飯田くんも今日はかっちゃんの姿を見ていないという。
「珍しく寝坊してるのかも、ちょっと見てくる」
そう言ってエレベーターに乗ろうとしたら、ちょうど誰かが降りてきた。
そこに降りてきたのはかっちゃんだった。
𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟
アラームの音で目が覚める。
まだ頭はガンガンして、目眩だって収まってない。
「っ、くそ…収まってねぇ…」
体の感覚的に、38°は熱がある気がした。だけどクラスのヤツらに自分の弱い所を見せるのは俺のプライドが許さない。授業に遅れるのも絶対に嫌だ。
「…クソが……」
起き上がった瞬間も頭痛が酷かった。このまま倒れてしまいそうだったから自分の頬を1度殴って気合を入れ、急いで支度をする。
体調不良のため体が思うように動かず、支度にいつもの数倍かかってしまった。
「っ、はぁ、はあっ、」
体が熱くて、息も苦しかった。それでも俺は、休むことは絶対に嫌だったし心配もかけたくない。
朦朧とする意識の中でエレベーターにのに1階へ降りた。
1階につき、エレベーターの扉があくと、1番あいたくないやつと顔を合わせてしまった。
「かっちゃん…!」
「こっち来んなデク!」
いつものように声を荒らげてみたけど、喉が痛むし声を上げるとふわふわする。
「お、遅かったね…」
ビクビクしながら俺に声をかけてくるデクを無視して、俺は寮を出た。
「爆豪くん!朝食は…」
「いらねェ!話しかけンな!」
クソメガネが朝飯の心配をする。俺はいつも朝飯を食べる。だから何も食べずに寮を出る俺に違和感を抱いたのだろう。けど今日は体調不良のせいで食欲がない。食べたら今にでも吐きそうだ。
「……クソがァァァ!!」
いつもみたいに叫んで気を紛らわし、俺は学校へ向かった。𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟
今朝、エレベーターから降りてきたかっちゃんの顔は、心做しか火照っているような気がした。トレーニングでもしたのかなと思い、そこまで深くは考えなかったがどうも様子がおかしい。
いつもかっちゃんは真面目な態度とは言えないが、しっかり先生の話は聞いている。それなのに今日は腕の中に顔を伏せていたり、頬杖をついてボーッとしていたりなど、先生の話に聞く耳を持たない。
どこか悪いのだろうか。そう思った僕は、3時間目が終わったとき、かっちゃんに話しかけた。
「かっちゃん!」
「話しかけんなクソナード!!うるせぇ!」
かっちゃんを無視して僕は話を続けた。
「あのさ、かっちゃん体調悪くない?」
「悪くねェクソが!死ねェ!!!」
(死ね…?)
僕が心配したのは無駄だったのかもしれない。かっちゃんはいつも通りうるさくて、手のひらで小さな爆破を起こしていた。
「そっか、悪かったら無理しないでn…」
「心配すんじゃねェよクソナードが…次なんか言ったらぶっ殺す……!」
「…そっか。」
「喋んなァァァ!!」
いつものかっちゃんだ、と安心して適当に相槌をうった。やっぱり、僕の勘違いだったのだろう。僕は少し安心して、自分の席に着いた。
だけど、安心したのもつかの間。4時間目になると、かっちゃんの肩は小さく小刻みに震え出した。やっぱり、無理をしているのだろうか。
「かっちゃん、かっちゃん、」
ひそひそ「かっちゃん、」と囁き、前の席のかっちゃんの肩を、ぽんぽん、と叩いた。
「…るせぇ…バカは黙って授業聞いてろ…」
そう言うかっちゃんの声は、少し暗い気がした。
「ね、本当に大丈夫?震えてるけど」
「…黙れ話しかけんンな」
僕はかっちゃんが気になってずっと肩を叩いていたが、無視を続けられてそのまま4時間目は幕を閉じた。𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟
朝よりも、体調は悪化していた。視界がぼやけて黒板が見えない。声も聞き取りづらい。座っているのに必死で、デクに体調不良を勘づかれてしまった。ずっと話しかけてくるが抵抗する力もないくらい体調が悪くて、俺はただ体調不良に耐えるだけだった。
4時間目が終わると、食堂で少しの飯を食って、トイレへ向かった。人の声がうるさくて、頭に響いて痛かったからだ。トイレの個室に入ると、俺の体は限界を迎えていて、何度か意識が飛びそうになった。
「っう、クソがァァァ!!」
その度に自分の頬を少し爆破して、飛びそうになる意識に耐えていた。このまま個室にいたら本当に気を失ってしまう、と思い、俺は個室の鍵を開けた。そこで、また、出くわした。
「で、く、…?」
視界がぼやけてよく見えなかったが、デクの表情は怒っているようだった。
「かっちゃんのバカ…」
その言葉だけ、俺ははっきり聞き取ってから意識を手放した。𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟「……」
目を覚ますと、自室にいた。
いつの間に、そう思う間もなく目の前にデクが現れる。
「かっちゃん!何してんだよ!!」
「…デク…なんでここにいンだよ…」
デクの質問には答えずに、俺はデクに質問した。
「君トイレで倒れたんだよ?!ずーっと体調悪くねぇとかいいながら悪かったんじゃないか!」
デクは、俺の体調を気にして後をつけていたらしい。
「…うるせ…っ、げほっ、げほっ、ごほっ、…黙りやがれクソデクゥ…」
「咳出てるじゃないか…熱測ろうよ熱!」
「測んな!」
掴まれた手を振りほどこうとしたけど、手に上手く力が入らない。
「ぐ…」
「抑えるの楽だなぁ…」
「クソが!」
デクに押さえつけられたが、熱のせいかいつもよりプライドはしぼんでいて、対して悔しくもなかった。
ピピピピ…
「38.6°だって。たっか…」
「てめぇよりマシだろうが!」
デクはこの前の風邪で39°を出した。(←1話の内容です!気になる方はご覧下さい)
その時のデクに比べればマシなものだ。
「いやそうだけど…」
「げほっ、げほっ、ごほっ、しゃ、べんなっ、げほっ…」
俺は咳が止まらない。
「げほっ、げほっ、…っ…」
咳の度に頭に痛みが響いて、俺はまた眠りに落ちてしまった。𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟
「……ちゃん、かっちゃん、」
「…ん…あ”…?」
「これ、咳止め。ごめん、あまりにも咳が酷くて、起こしちゃった。」
デクは俺を起こしに来たようだった。デクから薬を受け取り、薬を飲むと、何故か空腹感が出てきた。昼飯をあまり食べなかったからだろう。
「デク、腹減った。」
「…ふはっ、子供みたい笑そうだと思ってお粥作ってきたよ」
「…笑ってんじゃねェクソが」
デクは鍋を俺に渡す。
「早く治るといいね。」
親みたいにデクはそう言って、粥を食べる俺を見守っていた。
デクが作った粥は、どこか懐かしい味がして、正直うまかった。
「わ、完食だ!やった…」
俺が食い終わった鍋を見て、デクは嬉しそうにした。
「あ、もうこんな時間だ…晩御飯の準備手伝わなきゃ…ごめんかっちゃん、僕もう行くね」
「自由に行けや!別に寂しくねェ!」
「あははっ、じゃあ、また明日ね!…明日までに治ってるといいね!おやすみなさい!」
「…ん…おやすみ」
デクに短い一言を返して、俺は眠りについた。
𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟𓆟
翌日、自分の治癒力のおかげか、デクの看病のおかげか、俺の体温は平熱まで下がっていた。朝起きてきたデクはよかったねぇと笑いながら言ってきて、俺のプライドは息を吹き返した。
「てめぇに借りは作らねぇ!絶対返す!!」
俺はそう宣言して、デクに向かって爆破した。
「…酷いよ…かっちゃん…」
デクはそう言いながらも安心したような笑みを浮かべた。
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あのほんと…終わり方分からんて…笑
リクエストありがとうございました!
勝デクほんと最高です( ◜ω◝ )
かっちゃん弱らせるのあんまりやってこなくて久々なので下手くそかもしれなかったですが…
読んでくださった方、ありがとうございました!
1話読んでない人ぜひ読んでみてくださいね!
勝デク…うへへ( ◜ω◝ )(ごめんなさい)