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#青春
十色
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misaka
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#魔法
こんちゃ୧(^ 〰 ^)୨
第2話ですっ
よかったらフォローいいねよろしくです(≧▽≦)
キリトリーーーーーーーーーーーーーーーー
「今日からよろしくお願いします!」
雪音が頭を下げると、体育館にいた部員たちが拍手した。
「おー!」
「新マネだ!」
そんな中、一人だけ複雑そうな顔をしている女子がいた。
肩までの茶髪。
大きな瞳。
完璧な笑顔。
二年生マネージャー。
姫野 莉愛(ひめの りあ)
「よろしくねぇ♡」
可愛らしい声で近づいてくる。
「分からないことあったら何でも聞いて?」
「ありがとうございます」
雪音が笑う。
莉愛も笑う。
でも。
その笑顔の裏で。
(なんでこんな子が来るのよ)
と、思いきり警戒していた。
⸻
実は莉愛は密かに佐伯が好きだった。
一年以上。
ずっと。
誰にも言わず。
応援してきた。
なのに。
新しく来た後輩は。
オッドアイで可愛い。
頭も良い。
男子からも注目されている。
しかも。
佐伯が珍しく気にかけている。
面白くなかった。
全然。
面白くなかった。
⸻
「雪音ちゃん♡」
「はい?」
「飲み物お願いできる?」
「分かりました」
「あとボールも片付けといて♡」
「はい」
「タオルもお願い♡」
「はい」
「雑巾も♡」
「はい」
⸻
一時間後。
陽太が体育館を通りかかった。
そして固まった。
雪音が一人で大量の仕事をしている。
「え、お前何してんの?」
「マネージャーのお仕事」
「絶対違うだろそれ」
⸻
しかし雪音本人は全く気づいていなかった。
頼られていると思っている。
天然なのである。
⸻
数日後。
体育館裏。
「ちょっと」
雪音が呼び止められた。
莉愛だった。
「はい?」
「主将にあんまりベタベタしないでくれる?」
「?」
「……え?」
「ベタベタ?」
「してるじゃん!」
「してないと思う」
「してるの!」
「そうなんだ」
雪音は本気で知らなかった。
莉愛の方が混乱した。
⸻
その日の帰り。
雪音はふらついていた。
少し無理をしすぎた。
貧血だった。
家に帰れば休める。
そう思った瞬間。
視界が揺れた。
⸻
ドサッ。
雪音は倒れた。
人気のない公園の近くだった。
⸻
しばらくして。
偶然通りかかった莉愛が気づく。
「え?」
ベンチの横。
雪音が倒れている。
顔色が悪い。
呼吸も浅い。
「白鳥さん!?」
莉愛は慌てて駆け寄った。
⸻
数十分後。
病院。
点滴を受ける雪音の横で莉愛は座っていた。
「ごめんね」
ぽつりと呟く。
眠っている雪音には聞こえない。
「私、勝手に嫌ってた」
⸻
そのとき。
雪音の制服の袖が少しずれた。
莉愛の目が止まる。
腕に残る古い痣。
一つじゃない。
何個も。
何個も。
⸻
莉愛は息を呑んだ。
「……これ」
偶然ぶつけた傷じゃない。
そう分かった。
⸻
目を覚ました雪音は慌てた。
「あ、ごめんなさい」
「なんで謝るの」
「迷惑かけたから」
「それは私のセリフ」
「?」
「ほんと鈍感」
莉愛は笑った。
少しだけ泣きそうな顔で。
⸻
その日から。
莉愛は雪音を見る目が変わった。
ただ可愛いだけの後輩じゃない。
無理して笑う子だ。
一人で抱え込む子だ。
⸻
翌日の体育館。
「雪音ちゃん♡」
「はい?」
「これ飲みなさい」
スポーツドリンク。
「?」
「倒れたでしょ」
「ありがとう」
「あと重いもの持っちゃダメ」
「え?」
「ダメ」
「はい」
⸻
部員たちがざわついた。
「あれ?」
「姫野先輩優しくね?」
「仲良くなってる」
⸻
そしてその様子を見ていた佐伯は少しだけ安心した顔をする。
陽太はもっと安心した顔をする。
しかし二人とも気づいていない。
⸻
莉愛はすでに決めていた。
雪音を守ろう、と。
たとえ本人が何も話してくれなくても。
⸻
その頃。
雪音は。
(姫野先輩優しいなぁ)
としか思っていなかった。
そして。
佐伯も陽太も莉愛も。
自分を大切に思っていることに。
まだ全く気づいていなかった。
第3話へ続く。 🏐🌸
コメント
7件
そしたらみるかもです
なんか他の話とかも描いてください
つまんないですね。もう見ません