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【翠視点】
びっくりしたぁ……!
七番くんとじゃぱぱさんと一緒に歩いてるとき、七番くんだけ学校から出れなかった。じゃぱぱさんに「七不思議があって当たり前」と思ってもらえただろうか。というか七番くんがリアルに驚いていたのに驚いた。過去何回も同じことあったよね…?
「なんで俺だけ出れないんだろうな。俺別になんもしてないけど」
七番くんは横で呟いた。確かに、結界に弾かれるのは七番くんだけで、二番くんも分かんないらしい。
じゃぱぱさんは、七不思議って喜んでたけど、その通り。私は多分反応しちゃったけど、その後は普通にできてたと思う。
「七番くん、学校で悪さしてるからじゃないの?」
「え〜?三番じゃないんだし流石にねぇ……だって悪さって言っても怪異と戦って暴れるだけじゃん」
私はスマホを生徒達に見せている三番ちゃんを想像する。七番くんも同じことを思ってたみたいで、2人で目を見合わせて、あはは……と目を泳がせる。
「てかさぁ、二番が知らないんだったらなんの理由で俺を弾いてんのさ。別に普通の生徒やってるだけじゃん」
「まあ、確かにね……臨時の副会長もやってもらってるし、頑張ってる方だとは思うけど……」
七番は、「え、俺頑張ってる!?」と目を輝かせた。あ、調子乗るようなこと言っちゃった。
「まあ、とにかく。じゃぱぱさんは多分不思議に思ってなさそうだったし、一旦は一件落着!」
私がいうと、七番くんは、そうだね!と言って上を見て、ピシッと止まった。
「……会長、今日二番来たの?」
「え…?きょうは日曜日だし、私たち以外来てないはずだけど……」
私も上を見上げると、ありえないものが視界に入った。
「じゃあなんで……破れかけてた結界が元に戻ってんの?」
七番くんは、私を見て言った。いつもの綺麗なオッドアイが揺れている。
私は、七番くんと一緒に直った結界を、もう一度見上げた。
【〇〇視点】
全てが真っ白なこの空間。
〇〇の俺は、じっと椅子に座っている。いつもは1人でチェスやトランプなどをして暇つぶししているが、今日はそんな気分じゃない。
「あー……いつまでここにいればいいんだよ……暇ぁ……」
椅子にもたれかかって、俺は呟いた。こんなことを言っても最初から誰もいないし、何も変わらない。
「あいつ、今何してるかな」
俺は、ここに来る前、喧嘩しながらも仲良く話していたあいつのことを思い出す。
「……なんでこんなところにいんだろうな。俺は……ただ、あいつとまた話したいだけなのに」
俺は、全てが真っ白なこの空間から出ることに、まだ希望を持っている。俺は離れる直前に聞いたんだ。
『絶対、お前を助ける……!それまで待ってろ!』
俺は、最後に聞いたあいつの言葉をそのまま口にした。
あいつは〇〇としてはすごく冷たくて、全員に容赦ないけど、あいつが「仲間ごっこ」なんかしてなければ、仲間思いなやつだ。
俺は、あいつを信じる。
あいつだって俺を待ってるはずだ。
俺はアレを倒す。あいつはアレに従っているみたいだけど、アレは情報を得るため。アレはあいつでも倒せそうにない。
〇〇は偽物だ。俺こそが……世界を創り出した張本人、神なのだから。
俺は、金色の髪を揺らしながら、目の前を睨んだ。
コメント
1件
あーー第10話お疲れさま!! 結界が急に戻った展開、めっちゃ不気味で鳥肌立った……七番くんが弾かれてたのに直ってるって、誰かが裏で動いてるってことだよな。〇〇視点の白い空間も気になるし、「あいつ」って誰だ?「神」って名乗るキャラと七番くんたちの関係性が俄然気になってきたわ。続きが待ちきれない🔥