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K-Takasaka
343
#スクラッチャーズ
#スクラッチャーズ
K-Takasaka
143
#タイムループ
K-Takasaka
107
柔術編の最後の日。
K-Tはカキに告げた。
「一度、自由に動け」
「勝っていいのか?」
「勝敗は決めない」
「それじゃ、どうするんだ?」
「倒されても立て」
カキは構えた。
開始と同時に、K-Tが踏み込む。
カキは攻撃しなかった。相手の肩と足元を見て、動く方向を予測する。
K-Tの腕が伸びる。
カキは逆らわずに身体を回し、投げられる力を利用して転がった。
すぐに立ち上がる。
二度目は、K-Tの足を取られた。カキは倒れながら身体を丸め、頭を守る。
三度目、四度目。
K-Tは何度もカキを投げたが、カキは危険な倒れ方をしなかった。
最後にカキは、壁際まで追い詰められる。
以前のカキなら、無理に押し返そうとしていた。
しかし今は、壁を背にして足を安定させ、K-Tの力が弱まる瞬間を待った。
K-Tが腕を取る。
カキは身体をひねり、K-Tの手から抜ける。
そして、すぐに距離を取った。
「終了」
マサカゲが告げる。
K-Tの勝利だった。
カキは息を切らしながら、悔しそうに笑う。
「また負けた」
「だが、倒れたままではなかった」
K-Tが言った。
「合格だ」
カキの表情が明るくなる。
「柔術の弟子として?」
「違う」
「じゃあ何?」
「倒れ方を覚えた」
カキは少し考えたあと、拳を握った。
「次は、倒れない方法を覚える!」
メバルがため息をつく。
「それより、まず休もう」
その夜、K-Tは防音室でいつも通り練習を始めた。
少し遅れて、カキも木剣を持ってやってくる。
K-Tは振り返った。
「寝ろ」
「柔術の練習は?」
「明日だ」
「じゃあ、明日は戦闘を教えてくれ!」
K-Tはしばらく黙った。
「まだ早い」
カキは不満そうに頬を膨らませる。
防音室の外で、ミステーが静かに言った。
「次は、武器の音が来る」
K-Tの視線が、倉庫の方へ向いた。
そこには、紫色の刀を収めたケースが置かれていた。
コメント
1件
っっっっっもう最高すぎた……!!😭💕💕 K-Tの「倒されても立て」から始まる流れ、正直鳥肌立ったよ。カキちゃんが何度投げられても立ち上がって、最後に「合格だ」って言われた瞬間、私も拳握っちゃった!!!「倒れ方を覚えた」って、めちゃくちゃ深い言葉だよね…。次は倒れない方法覚えるって宣言するところもカキちゃんらしくて好きすぎる。 そして最後の紫色の刀、完全に次回へのフラグじゃん…!武器編が始まるの?待ちきれないよ……!!💜✨