テラーノベル
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初心者小説書きなので、至らない点しかないと思いますがご了承下さいませ。この小説はご本人様達とは関係ございません。
完全に妄想の世界なので悪しからず。
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誕生日。それは一年に一度しか来ない素敵な日。…… なんて考えていたのはいつまでだろう。
「はぁ……。」
47歳になってしまったおじさんには、一年で一番ため息の出る日なのだ。
30代位までは素直に喜べてたんだけどなぁ。
歳をとると体力は落ちるわ、好きな物も思う存分食べれなくなるわ、本当に悪い事尽くめ。
「はぁ……。」
そんなことを考えると、またため息が漏れる。
今日の予定は動画撮影と誕生日配信の豪華2本立て。
昨日も前夜祭でハードなスケジュールだが、いつも通り楽しんでいこう。と何とか気持ちを切り替えて撮影に挑む事にした。
通話に入るとみんなが既に待機していた。
俺が入った瞬間、シン…とした空気がながれた。少し違和感があったが、ドズさんの
「…おはようございます!撮影はじめましょうか!」の一言で空気がいつも通りに戻った。
(……いつも通りだ。気のせいか。)
と考えると同時に、
(いつも通り過ぎて、おめでとうの一言もない……。)
と年甲斐にも無くすこしぺしょってしまったのは秘密だ。
いざ撮影が始まると、俺はいつも以上に気を張ることになる。なぜかって?
(ため息出さないように…。撮影にも集中して……。皆に心配かけないように…。俺の誕生日なんて関係ない…。)
なんて、色々考えちゃうからさ。
そんなこと考えいるからだろうなぁ……
「あぁあああ!?!?」
と、目の前に大洞窟に繋がる穴があるとは露知らず、落下死してしまった。
「ぼんさんwww大丈夫ですか?www」
「あぁ~!ぼんさぁ~ん!」
「俺なら死ななかったなぁ。」
「これはしゃーないすわwww」
みんな口々に盛り上げてくれるが、俺の口から漏れ出たのは「はぁ……。」と言うため息だけだった。
普段の俺なら、気の利いた返しもできたろうに。情けねぇ。
「ぼんさん、ほんと大丈夫ですか?」
俺の様子がおかしいと気づいたであろうドズさんがすぐに声をかけてくれる。
みんなも「なんかあったんすか?」「大丈夫?ぼんさん」と声をかけてくれた。
「いやいや!大丈夫!今のは……そう!深呼吸よ、深呼吸!」
と何とか誤魔化し、撮影を続けた。
いい歳こいてメソメソしてばっかりなんて、情けない……。
ドズさんはみんなをまとめ、おんりーはみんなを引っ張り、おらふくんはみんなを癒し、めんはみんなを気遣う。
素晴らしいコンビネーションだ。
なのに俺は役に立てないし、雑魚死するし、ため息つくし。俺ってドズル社に居ていいのか? なんて。
こんな日は悪いことが重なってしまい、どうしてもナイーブになる。そのせいかネガティブな事考えてしまい、撮影に集中できなくなるのだった。
目立った活躍もできないまま、エンドラ討伐が終わり、撮影が終わってしまった。
いつものようにエンドポータル前に立ち、エンディングを迎える。はずだった。
「ということで!!」と、ドズさんの大きく元気な声が聞こえる。
「ぼんさんの誕生日にいつも通り撮影が進んだらどんな反応するかドッキリー!!」
「ふぇ?」
俺はまるで鳩が豆鉄砲を食らったかのような顔で固まってしまった。
「いやぁ大成功だったねww」
「ぼんさぁん!元気だしてやぁ~!」
「ため息までつかないでよぉ」
「そうっすよ!気まずいじゃないっすかww」
みんなの明るい声が聞こえる。
夢か?幻か?上手く頭で処理できず、上手く反応ができない。
「みんな……なにそれ……。ドッキリ……?」
ポツリと俺が言うと、
「はい!ぼんさんの誕生日に誰も祝わないだなんて、ありえないですよ! 」
「そうですよぼんさん!まじありえないです!」
「おらふくん、それ語弊あるわ。」
「ま~たおかしいこと言ってらwww」
みんなの明るい雰囲気。暖かい声。
それらに触れた事で、心が軽くなるのがわかる。
誕生日が悪い事尽くめ?そんな訳ないだろ。
メンバーが、仲間が俺のことをこんなに祝ってくれている。
「……ありが…と。」
俺は、自然と溢れてしまう涙を何とか堪えようとしながら掠れた声で言うと、みんな驚いて
「えぇ!?泣いてる!?」
「ぼんさぁん!泣かんといてぇ!」
「嘘、そんなに!?」
「……歳か?」
とそれぞれの面白い反応がみれた。
そんな反応を聞くと少し笑えて。
「ふはっ!歳って失礼だな!まだまだピッチピチの47歳だわ!現役よ現役!」
といつも通りのツッコミが出来るようになっていた。
「これでこそぼんさん!」
「ほんまやで!今日は静かやったからなぁw」
「こうでなくちゃね。」
「よっ!ドズル社の盛り上げ担当!」
みんなが明るく盛り上げてくれる。
「ぼんさん。あなたはドズル社に必要ですよ。」
ドズさんが全てお見通しですよと言わんばかりにそう呟いた。
そっか。そうだった。
ドズさんはみんなをまとめ、おんりーはみんなを引っ張り、おらふくんはみんなを癒し、めんはみんなを気遣い、 そして俺は……みんなを楽しませる。
これがドズル社だよな。うん。しっくりきた。
俺たちは誰一人欠けちゃいけない。
5人でドズル社なんだから。
「ありがとう、みんな!
よっしゃあ!今年もめいっぱい楽しんでいくぞ!!!」
みんなに感謝を述べた俺は、夜の誕生日配信に向けて気持ちを切り替え、用意を始めるのだった。
いつもそばに居てくれる。
そんなみんなのおかげで『 俺は、 今が一番楽しいんだよ』
のなな
コメント
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やっぱりかもさんは天才だぁ…ぺしょってる🍆最高…
うわぁ…第7話、読み終わりました😢💘 ぼんさんの「ため息」がじわじわ染みて、自分も一緒に切なくなってたから、最後のドッキリ&みんなの「必要ですよ」に完全に持ってかれました…。47歳のピッチピチ現役、泣かせに来てるじゃないですか🥀🤍 5人でドズル社っていう言葉がすごく温かくて、歳を刻むことって悪いだけじゃないんだなって思えました。かもさんの描く関係性、優しさが本当に好きです🌙