見送るのが寂しい

足が攣って、せっかくのいい気分を台無しにしてから１週間。渡辺が、目黒を恋しくなってきた。

この感情は何だろうと、考えた。

会えば分かるかと、連絡したら、しばらく忙しく会えないと。

渡辺ー上手くいかないな。

でも、リハで話は出来る。それだけでも仕方ない。

ある、リハの日。目黒がそっと言う。「今日は、一緒にいられる」と。

目黒の家。

渡辺ー仕事は？

目黒ー今日は無し。

渡辺ーふふふ、嬉しい。

目黒ー俺も。

渡辺ー抱きしめて？

目黒ーどうした？

渡辺ーこの間のやり直し。

目黒ーいいね？

渡辺ーん。

渡辺ーいい・・くすぐったい・・。

目黒ー今日、足攣ったら、怒るよ？

渡辺ー大丈夫・・はぁ・・。

目黒ーいい声。

渡辺ーばか。

渡辺ーはぁ・・あっ・・あっ・・いい・・。

渡辺ーいい・・身体の奥・・堪んない・・。

目黒ーまだ、無理だよ。

渡辺ーんっ・・こわい・・はぁ・・。

渡辺が気持ち良くなり、目黒も、気持ち良くして、2人は初めて一緒にお風呂に入った。

渡辺ー何か恥ずかしい。

目黒ー大丈夫、大丈夫。

渡辺ー人ごと〜。

目黒ー綺麗に洗ってあげたでしょ。

渡辺ー恥ずかしすぎるわ！

目黒ー感じちゃうから？

渡辺ーぁう〜。

そう言いながらも、泡で遊んで楽しかったし。

ただ、目黒の身体を洗うのは、恥ずかしいと思っている。

目黒ーまたしばらくは、大人しくしてようね。

渡辺ーお前がな。

目黒ー言ったね。我慢出来なくても知らないよ？

渡辺ー恥ずかしいこと、言うな！

我慢出来なくて、求めたのはどちらだろう？