テラーノベル
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ヘリの中にいた降谷がもうちぎれそうになりそうな勢いで引き寄せる。
「おい!」
「ねぇ」あはは、とスミス。「怒ってるの?それとも安心してるの?」
「「どっちもだ!」」と風見にも言われ、肩をすくめる。
「僕に薬を盛ったあげく!」
「ヘリで迎えに来てって!」
「「タクシーじゃないんだよっ!」」
スミスは耳をふさいだ。
「しかも新しいだんな様だと?」ちらと風見を降谷は見る。「これ以上【重婚】するんじゃない!」
「しかも旦那、所轄の刑事ですし」風見は眼鏡をあげる。「ちょっと色々面倒くさくなっちゃいますね」「お前のことはいいんだよーー」次の言葉にスミスは人差し指で降谷の唇を押す。
「はいはい!大丈夫よーー」
スミスは首をかしげて笑う。
「ただいま。零、風見っ」
「!」
その笑顔に、風見と降谷はちょっともうどうでもよくなってしまい、互いを見て、ふんとまたそらした。
「ではわたしはこれで」と言う風見に「ありがと」とドアを閉める。
ふさ、と降谷の髪が肩にかかった。
「無事で本当によかった」
「だって…約束したでしょ?必ず帰るって…」
ぐ、と力のこもる腕をさする。
たぶん。とスミスは思った。
「抱きたい…」
ほらね。と思ってしまい、ちょっと笑ってしまう。
「え?」
「ううん」
「えい」と降谷はそのままスミスの足を浮かせて寝室に後ろ足で下がっていく。
「あはっ…」とさ。とベッドに座り、スミスは振り向いた。
「…ん?」降谷は首をかしげる。「何?」ふさ、と金髪がかかり、スミスは微笑む。
「いいえ。ただ、好きなだけよ」
「…っ」
顔を片手で隠す降谷は、そのまま言う。
「きみ……変わったよな……」
スミスはからだごと向ける。
「そう?」
「ああ、初めて会ったときよりずっと…」切なそうに彼は微笑む。「今のほうがずっと魅力的だ」ぎゅ。と後ろから抱かれて、耳元で囁かれる。
「きれいだ」
「あはははっ…」
「なんで笑うんだよ」不服そうに言われ、「わかってるもん」と言うとくすぐられる。「あはっ、やめて零あはは…」
「このぉ…会ってない分ぶつけてやるからなぁー…」
「なにを?」
「え?愛」
スミスは大笑いしてベッドに倒れた。
上に乗る降谷が、ギイ、とベッドを鳴らして顔の横に手をつく。
「初めて聞いたわ」
「ぶつかると痛いんだよ」ぶっ、とスミスは吹いてしまう。
「だから、ちゃんと受け止めなくちゃならないんだ」
「えぇ、ふふっ」
「笑う回数も増えたしな」
んー?とスミスは自覚がないので色んなところを見る。
頬に手をやる降谷が、その親指で撫でる。
「愛してる」
「…わたしも」首に腕をまわす。
「ちゃんと言ってくれ」
引き寄せられ、膝に乗る。「れい」一言ずつスミスは言う。「あいしてる……」
はあーっ、と降谷は深呼吸した。
「君にそう言われていないと……うまく息ができない…」
それほどまでに僕から何もかも君は奪ってしまったから。
「なら…別けてあげる……」
顔をつかみ、口付ける。口を開け、舌を絡ませ、降谷の頭まで手をまわす。
「ああ」気持ち良さそうにするその顔に、本当に薬でもやってるみたい。と思う。
「はあ…」全身の線を撫でるようにしていく降谷に、スミスは素直にからだをのけぞらす。
「シルクなのかい?きみ」ふっ、と降谷は笑う。「包んであげようか?」スミスの碧い目に、ぎくりとする。
はあっ、と息を吐くピンクの唇に降谷は釘付けになる。
「零」
「…ん?」
スミスは四つん這いになって、くい、とそのハート形の尻をあげる。
「舐めて…」
「っ」
なんて【ひどい】おねだりなんだ。と降谷はふわふわの尻を掴み顔を埋める。
「はあっ、あ、ああっ…」
「全部見えてるよ、レディ」
「んんんっ……」ぎゅう!とシーツを握りしめる衣擦れが聞こえる。
「はぁ、ふ、どっちのほうが感じる…?」はあ、と顔を覗きこむ。見なければよかったと降谷は思った。
あぁ、めちゃくちゃにしてやりたい。
「ふぁ…あ」
「ほら、どっち…?」くち、と前に指を入れる。
「あ……まえ……でも…おしりも…気持ちよかっ……あ…」
「レディ」はあっ、と息をつき彼女をひっくり返す。流れてしまっている胸を両側から集めると、「んあ」スミスの顎まで当たる。
「なぁ…これ気持ちいいかい?」
柔らかいので左右の乳首が当たり合う。左右に揺らすと擦れる。
「あーーっ」スミスが横に顔をすると、汗ばむ額と赤い頬が見えて、降谷も呼吸が荒れていく。
「だ、だめ、や…」降谷の腕をつかむが、弱々しい。
「自分のからだで気持ちよくなるなよレディ…やらしいから……」
見ていたいからやるけどな、と降谷はそれを見下ろす。
「ああっ…れ、やめて…もうっ」
「もう?」
「あ、欲し…い」
両手を伸ばされどくんと心臓がいった。
「このまま?」と聞くと、彼女は頷く。
ぎゅ、と腰に足がまわる。
「待った待った…まだ出てないから…」
ファスナーを下ろすともうすぐにピン、とスミスにそれは張り付く。
「零…は、早く」
「レディ…今日どうしたんだ?」
言いながらも腰を進めていく。はぁーっ!と彼女はからだをのけぞらす。
「やべ…」
「零…も、もっと…めちゃくちゃに…」
「!」
がっ、とスミスは降谷をかきだく。
「れいぃっ」
「ちょ…まじで言ってんのかーー」こちらも膝を持ち顔の横まで倒す。
「あっあああああっ…」
ベッドが前後に激しく揺れる。かなり深く入っているのに、スミスは痛がるどころかどんどん感じてもう足をばたばたさせる。
「あぁ…知らないからな!どうなっても!」
「あ…」
つ、とその碧い目から涙が零れた。
「やあっ!」スミスはのけぞって頭の上のシーツを掴み、喘ぎに喘ぐ。
「くそっ…」そんなふうに感じられてはーー降谷のほうももう限界だった。
「ああ、零っ…れいぃっ!イクーーや、あぁ、ああああっ!」
「く…っ」
びくびくと痙攣するスミスにすぐ射精したのがバレないように願った。
「眠ったか?」
ベッドでうつぶせてスマホのゲームをしていたら、スミスが寝返りをこちらに打ってきた。こく。と頷き、まだ少し眠そうに睫毛が落ちる。
「…なんかあっ」
「何も」スミスは首を怠そうに振る。
降谷は笑い出す。
「凄かったな?驚いた…」
「やめて…」とスミスは顔を赤くしながらシーツを引き上げる。「恥ずかしい…」
「恥ずかしい!?」降谷はびっくりしてスマホを放り投げてしまう。
素っ裸でうろついて、風見を初対面でイカせ、惜しげもなくそのからだを使ってきた女が「恥ずかしい…」降谷はもう1度言ってしまう。そういやプールでも言ってたな。
「まあいいさ」にや、と降谷は肘をつく。「僕しか知らない、きみの恥ずかしいがあるから」
はっ!とスミスは黒い目で見下ろされていた光景を思い出してがばっと起き上がる。
「おい」
「あ…」
また引き戻され、スミスは素直に横になる。
「安心しろ。きみが拉致されたのをきっかけに硝子は防弾、ドアも取り替えたし、鍵も指紋とパスワードになってる」
「零」
「入るのめんどくさくなっちゃったけどな、あははっ。そりゃ、どっかのワルも同じさーー」
す、と重なって離れる唇に、降谷は黙る。
「あの…」とスミスはもごもごする。だんだん赤くなる。
「す、すき…」
「!」
ぐるん!と向こうを向いた耳が赤い。
可愛い。スミスが可愛い……理由はどうでもいい。
「ちょ、レディ」
「いや」
「もう1回!もう1回言ってくれ!」
「やだ!や、あはははっ…」
2人はしばらく抱き合って笑いあった。
コメント
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第34話読み終わったよお〜〜〜!😭💕 もうね、再会シーンから萌え死ぬかと思った!笑顔で「ただいま」って言ったスミスに降谷と風見が一瞬で毒気抜かれるの、良すぎるよ…🥺✨ その後のがっつりラブラブシーン!「愛してる」って息ができなくなるくらいに求めてる降谷がもう…尊い…📛💖 最後の「すき…」って照れながら言うスミスに、背中向けて耳真っ赤にする降谷、全てが可愛い!笑い合って終わる2人、本当に幸せそうでこっちまでほっこりしたよ〜!⋆♡ もうこの物語大好き!続きが待ちきれないよおおお!!
たけのこ
220
花梨
76,826
716
る あ .
712