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設楽理沙
1,530
「やられたな」ディードリッヒは翌日、封書を受け取り顔を歪めていた。ギルフォードの言う通りレヴァンテリア帝国から封書が届いた。
問題なのは内容だ。
——————近々御国を訪問させていただきたい。
我が戦友のギルフォードは元気ですか?
彼とまたチェスを楽しみたい。
許可をいただけない場合、先日彼から送られてきた封書を国際刑法違反で公表するように言われている。
お会い出来る日を楽しみにしております。——————
「…………父上に報告しろ」
ディードリッヒはこれ以上隠しておけないと思ったのか、レヴァンテリア帝国からの訪問予定を伝えるように側近に命令した。
ギルフォードへの対応は任されていたが、あそこまで過激に尋問しているのがバレるとまずいかもしれない。
「しかもチェスとはな……爪がないのがバレるとまずい」
ディードリッヒはギルフォードの疑惑が確定しないので罪状の緩和を要求する依頼書を作成した。
国際刑法では刑の確定していない王族を監禁するのは憲法違反だ。
ディードリッヒの過激な尋問が裏目に出た。
————————————————————
「ジョセフィーヌ!」
「ギルフォード様……!」
ジョセフィーヌは包帯にまみれたギルフォードを見て口を押さえるとブワッと涙を吹き出す。
「泣くな、こっちに来い」
ギルフォードは口の端を引き上げながらジョセフィーヌに手を差し出した。ジョセフィーヌはギルフォードに抱きつくと「ギルフォード様……!」と胸に縋るように泣き出す。
ギルフォードはその頭にそっと頬を寄せると彼女に触れるだけのキスをした。
その周りをジャッキーがはしゃぎながら走り回る。
——————————————————
ギルフォードの証言から男爵家に調査が入った。
頑なに鍵をなくしたと主張する男爵の前で、警護隊はスペアキーを取り出した。そして全てのギミックを解除し華麗に鍵を開けたので男爵は目を白黒させていたようだ。
金庫からは山のような東国の金貨と隠語を利用した契約書がワラワラと出てきた。
男爵家は東の国から多額の援助を受ける代わりに、こちらの国の情報を流していた。
そして婚約者に冷たく当たる第二王子に目をつける。
今回は娘のアイリスに母親であるミラを互いに人質のように扱いながら、もし上手くいけば王族の血が手に入り、もし失敗したとて王族のイメージを悪化させることができる計画だった。
嫡男は来年東国の貴族の娘と結婚する予定で、少しずつ——何世紀単位でこちらの国に入り込むように計算されていたのだ。
献上されるはずだったマイアミも保護され、今は別の貴族の養子になって穏やかに男児として成長しているよう。
「…………悪かったな、お前が裏切ったと思っていた」
ディードリッヒが腕を組みながら不服そうにギルフォードに謝罪をする。微笑みの貴公子の面影は——今の彼にはない。
「兄上、俺も悪いです。どちらにせよ全力でジョセフィーヌを守ればいいだけでした」
「…………なぜ父上に拷問の件を話さなかった。俺が失墜すればお前が次期王になる」
ディードリッヒは冷たい視線をギルフォードに送る。
ギルフォードは「兄上は次期王に相応しいですから」と言った。
「なぜそう思う……」
「残酷だからです」
王はお人好しではならない。
時には残酷な決断や、切り捨てを行わなければならないのだ。民のために。
「それに俺以外になら冷静で落ち着いた決断が出来るのも俺は知ってますから」ディードリッヒはギルフォード相手には盲目的になるが、それ以外は冷静で平等な男だ。
「……もう謝らんぞ」
「それでいいです。王族は簡単に謝るものではございませんので」
ギルフォードは口の端を上げるとジョセフィーヌの手を握る。
「俺にはジョセフィーヌさえいればいいのです」
「ギルフォード様……」
ディードリッヒは眩しそうに目を細めると「最後に一つだけ聞きたい」とギルフォードに尋ねた。
「なんなりと」
「どうやってレヴァンテリア帝国に手紙を送った?調べたところ間違いなくお前の筆跡だった」
「…………愛の力です」
「なんだと?」
ギルフォードはジョセフィーヌをギュッと抱きしめながら「愛は困難を平気で乗り越えさせるものなんです」と彼女の頬にキスをした。
こうしてギルフォードのケガが治った頃、二人は結婚した。公爵家の敷地内に建てられた屋敷でギルフォードとジョセフィーヌは仲睦まじく暮らすのだ。
「ジョセフィーヌ♡」
ギルフォードは上着を脱ぎ捨てるとジョセフィーヌの白いドレスに手を掛ける。
「ギルフォード様♡…………まずは湯浴みをしなければ」
「い……一緒に入ろう」
ギルフォードはジョセフィーヌにキスをすると舌を差し込んで、ゆっくりと背中のホックを外していく。
ジョセフィーヌはギルフォードのキスにうっとりとした声を漏らした。
二人の舌先から唾液の糸が繋がる。
ぷるりとジョセフィーヌの胸が飛び出してギルフォードはそこに口を寄せた。
ぷっくりとした先がギルフォードの口にちゅ…っと吸い込まれていく。
「…………あ……湯浴みしなきゃ嫌でございますぅ……」ジョセフィーヌは身体を震わせながらそう言った。
「そ、そうだったな」
ギルフォードはジョセフィーヌを横抱きにするとキスをして浴室まで走る。ギルフォードはジョセフィーヌに湯を掛けると泡で肌を撫でた。
ジョセフィーヌもクスクス笑いながらギルフォードに泡を塗りつける。
そして股間にそそり立つ男性器に頬を染め「本当に身体の一部でらっしゃいましたとは……」と呟いた。
「あ……あんまり見つめるな」
ギルフォードは先からとろ……っと我慢汁を垂らす股間を手で隠す。
ジョセフィーヌがギルフォードにギュッと抱きつく。
泡まみれのジョセフィーヌに陰茎を押し付けられて……ギルフォードは目をとろりとさせた。
彼女の柔らかい肌と泡のせいで、ぬらぬらと陰茎が刺激される。
ギルフォードはそのまま男性器をジョセフィーヌの陰部に擦り付けると、彼女の陰核を亀頭で刺激するようにこする。
尿道に沿って陰核がプリプリと揺れてギルフォードは先からぬるぬると我慢汁を溢れさせた。しかしぬるぬるしているのは決してギルフォードだけではない。
ジョセフィーヌは必死に息を殺しているけれど、陰核の刺激による快感で溢れ出す愛液を止めることは出来なかった。
「いかん、出そうだ」
ギルフォードはポタリと顎先から雫を垂らしながら、若干情けない声を出す。
ジョセフィーヌはギルフォードの首に腕を回しながら「ギルフォード様……私もでございますぅ」と甘えた声を出した。
「…………心地良いのか」ギルフォードはジョセフィーヌにキスをしながら亀頭を擦り付ける速度を早める。
ジョセフィーヌは腰をカクカクと揺らしながら息を殺している。
ギルフォードは耐えられず盛大にジョセフィーヌにぶっかけ、指で彼女の陰核を探った。初めて触れるそこはコリコリと小さくてギルフォードのギルフォードくんはまた復活していく……
「あ……っ」
ジョセフィーヌがかわいらしい声を上げ絶頂した。
それを合図のようにギルフォードはジョセフィーヌの股間に口を付ける。ちゅる……っと陰核がギルフォードの口に吸い込まれていく。
「あ……っ」
ジョセフィーヌが大きな声を上げる。
強弱をつけて吸うと、まるで陰核が唇で扱かれているような心地にジョセフィーヌは脚をガクガクさせた。
秘部からはトロトロと蜜が溢れ出し、ギルフォードは苦しそうに顔を覗かせる陰核の皮を剥き上げる。
ぷっくりとしたかわいらしい粒がヒクヒクとギルフォードを誘う。
ギルフォードが秘部に舌を這わせて陰核を舐めると、愛液でぬるぬるの舌がジョセフィーヌの陰核を刺激する。
「ああ……っ」
ジョセフィーヌは膝をガクガクと震わせながら尿道から潮をピュッと吹いた。
それが合図だったかのようにギルフォードはジョセフィーヌの身体にお湯を掛け、泡とその他諸々を洗い流す。
彼女を優しくタオルで包み込むとギルフォードはベッドまでジョセフィーヌを抱き上げ連れて行く。
ジョセフィーヌは力持ちで頼もしくて優しいギルフォードにもう超絶メロメロだった。
(ギルフォード様♡)
ジョセフィーヌはギルフォードの首に腕を回し、うっとりと胸に頬を寄せる。
「髪は乾いたのか?これは」
「夏場なのでこれくらいで大丈夫でございます。ギルフォード様、ありがとうございます」
ベッドの上でギルフォードがジョセフィーヌの髪を乾かしてくれる。
「艷やかだからわからんのだなぁジョセフィーヌの髪は〜乾いたのかどうなのか〜♡」
「ギルフォード様ったら〜♡うふふ♡」
ギルフォードはジョセフィーヌの頭をナデナデしながら押し倒すとキスをし、いきり立つ男性器を彼女の陰部に当てるとゆっくり中に入っていく。
「あ……」
「痛くないか?」
ギルフォードはジョセフィーヌを労るように問いかけたが、本人は余裕は全くないようで目を硬くつぶっている。
ビクビクと中で陰茎が震える。
ジョセフィーヌはそんなギルフォードが愛おしくて頬に手を伸ばすのだ。
「痛くありません……」
ジョセフィーヌは彼の頭を抱えるように抱き寄せるとギルフォードは控えめに腰を彼女に打ち付けた後——射精した。
「ほらジョセフィーヌ、熟れた果実だぞ」ギルフォードがある日、ドロドロに熟れた果実を持って嬉しそうにやってきた。
「え?ありがとうございます……」
ジョセフィーヌは戸惑いつつお礼を述べる。
「ここに置けばいいのか?」
ギルフォードはいそいそとそれをテーブルに置き、ジョセフィーヌの腰を抱くと「コバエが発生するのが楽しみだな!」と言ったのでジョセフィーヌは笑ってしまった。
コメント
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第12話読み終わったよ〜!!😭💕✨ ディードリッヒとギルフォードの兄弟のやりとりがすごく好き…!「残酷だから次期王に相応しい」ってギルフォードの言葉、重くて胸に刺さった🥺 そしてレヴァンテリア帝国に手紙送った理由が「愛の力です」ってギルフォードっぽすぎて笑ったw ジョセフィーヌとの甘々なシーンも尊い…!熟れた果実持ってきて「コバエが楽しみ」ってギルフォード、可愛すぎるでしょ〜っ💕 幸せそうで何より!おめでとう二人とも!🎉