テラーノベル
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舞台は現代、都内某所の古民家。
朝、洗面所を占拠しているのは禪院直哉だ。
「……はぁ、今日も僕の顔はええ出来や。横に並ぶもんがおらんのが難点やな」
鏡に向かって髪を整える直哉の背後に、イライラを隠さない不死川実弥が立つ。
「おい、いつまでツラ拝んでやがる。さっさとどけェ、稀血が沸き立つのを感じる前に……!」
「喧しいなぁ、野蛮な男は。三歩下がって歩くんは女だけや思ってたけど、君も下がっとったらどうや?」
リビングでは、天馬司が食卓の椅子の上に立ち、高らかに宣言していた。
「はーっはっは!! 今日という輝かしい一日の幕開けを祝おう! さあ、えむ! 演出の準備はいいか!?」
「わんだほーい!! 司くん、朝ごはんにサプライズのクラッカー仕込んどいたよ!」
鳳えむが笑顔で答える。その瞬間、司がパンを食べようとした皿の横で小さな爆発(クラッカー)が起き、トーストが宙を舞った。
そんな騒ぎを、縁側で一人の男が冷めた目で見ている。
高杉晋助だ。彼は現代のコンビニで買ったヤクルトを手に、静かに呟く。
「……面白きこともなきこの家を、面白く……できそうにもねェな」
「高杉さん! 司くんがパンと合体したよ! 見て見て!」
えむが天真爛漫に高杉の袖を引く。高杉はふっと口角を上げ、「……ククッ、壊れるのは家か、それとも俺の胃袋か」と危うい笑みを浮かべた。
禪院直哉
家計管理(自称・主)
「金なら出すけど、家事は君らがやるんやろ?」と一切動かない。
高杉晋助
破壊担当
家具が気に入らないと「ぶっ壊す」と言い出す。実弥とよく一触即発になる。
天馬司
掃除・演出担当
掃除機をかけながら「スターの旋律!」と叫ぶため、近所迷惑。
不死川実弥
炊事担当
なんだかんだ面倒見が良い。おはぎを作ると、えむに全部食べられる。
鳳えむ
盛り上げ担当
全員を「わんだほーい!」の精神で繋ぎ止める、この家の実質的な要。
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