テラーノベル
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「んぁ……」
肌寒さで目が覚めた。
まだぼやける目を擦り、横にあるスマホで時間を確認しようとする。
がさり、と軽い音がした。
「は?何、だこれ…」
寝ていたはずの布団が無く、代わりに地面を埋め尽くす落ち葉が敷かれていた。
外にいるのか?そうだとして、ここは何処なんだよ。
いや、まだ寝惚けているのかもしれない。立ち上がって周りを歩いてみよう。
「っだーもう…何だよコレ?」
予想は外れ、本当に知らない所に居るらしい。
木を触る感覚、肌を掠める風の冷たさ、これは絶っっっ対幻覚なんかじゃない!
「お目覚めですか。こんにちは」
「うおっ?!」
突然、脳に直接語りかけるような感覚で声が響く。
周りには誰も居ないのに…
「…誰だお前…」
「説明するとしたら…神、ですかね?」
なんかコイツ気持ち悪いな…
いやそれより何で俺はこんな所に?
「今自分が何処にいるかは分かってないでしょう?教えてあげますよ」
「最初に言えよ…んで何処だ」
「ゲームの世界です!」
何言ってんだコイツ?
現実からゲームの世界に転生?想像でしかないだろそんなの。
「信じ難いですよねえ〜。でも大丈夫、貴方ならすぐ慣れると思いますよ!周りを見てみて下さい!」
言われた通り近くを見渡してみると、なにか違和感を覚えた。
見たことがあるような、?
「……あっ」
思い出した!
友人に頼まれて何回かやった事のある、RPGゲームの初期風景。
タイトルは忘れたが操作方法なら…
「ちなみに貴方はプレイヤーではありません、敵NPC側ですね」
「え、何て?」
「敵NPC側のキャラクターです」
急にンな事言われて納得できるかボケ。
え?敵??NPC??ガッツリ自我ありますけど???
「このゲームには一般、味方、敵の三種のNPCが居るんです。貴方は一般や味方と敵対関係のキャラクターですね」
「つまり殺せと?」
「それは貴方に任せます」
任せるって…他人事すぎるだろ……
「では私はこれで。死んでも復活するし段々操作にも慣れると思うので頑張って下さいねぇ〜」
「下さいねぇ〜じゃねーんだよ出てこいぶん殴ってやるわ」
……
消えたし。何アイツ。
まあずっとこんな所にいても変わらんだろうし移動するか。
「あれ、手になんか…」
銃…いつの間に握ってた?しかも結構デカイな。
あぁ、都合よく作られてんなホント。
もう俺何も言わんどこうかな。
「…あーめんどくせー!道中で見つけた奴片っ端から撃ってやろー!」
コメント
4件
うわめっちゃストーリー神!!! とりあえずその手を沈めよう?話せばわかる!話せばわk(バン!!
寝起きの時の声可愛い〜!!!! 見つけた人全員に銃ぶっ放したらダメでしょ…