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俺は九井 一。

梵天の経費担当。俺はずっとNo.2の三途 春千夜の事が好きだ。

何故俺が三途の事が好きか、いつから好きかを話そう。

俺は元々 乾 青宗(イヌピー)と言う幼馴染と黒龍(ブラックドラゴン)と言うチームに入っていた。まぁ、半ばその時のボスの命令で入ったのだが。

だが、黒龍はある年のクリスマスに東京卍會というチームに潰され、俺はその東卍にイヌピーと入った。

俺に衝撃が走ったのはその時だった。

髪が長くサラサラした質感。

目は大きくまつ毛は余るほどに長い。

眉毛がきりっとしているから目の大きさを一層引き立たせる。

黒いマスクをしていてあまり顔は見えなかったが美人顔なのはひと目見てわかった。

あの時と、同じ感覚___。。

一目惚れ。俺は自分でそう感じた。

それから俺はイヌピーと違う道を進んでも、こうして今悪いことをしていても三途とは一緒につるんできた。

一緒にいるうちに俺は三途の事をどんどん好きになって行き写真や動画、データなどを作るようになっていた。

東卍の時は2〜3枚程度しか無かった写真も今や数え切れない。

相手は俺の事を意識など微塵もしていないだろう。ちょうどいい頃だ。俺の気持ちが爆発してしまわないうちに言ってしまおう。

そして、俺は資料を確認して欲しいという嘘を付き三途を仕事部屋へ呼び出した。

少し時間が経ち、三途が部屋に入って来た。

「ん、来たか。」

三途は、”どれを見て欲しいんだ。”と用を早く済ませようとしている。まぁ、事務が嫌いなコイツからしたら変な呼び出しだよな。と、思うも俺は今まで集めたデータ等を見せようとディスクの方へ呼び

「早速だが、これを見てくれ。」

と言い、パソコンを見せた。

それを見た瞬間、余裕そうな、仕事が憂鬱そうな三途の顔が一気に青ざめた。

あー…その顔初めて見た。写真撮っとけばよかったな…。

あんぐりした顔をした三途とは反対に俺はとても嬉しかった。やっと、俺のやっていた事が本人に伝えられた。

俺は多分、今笑っているだろう。

三途が反射的に逃げようとするのがわかった。逃がすか。絶対お前を手に入れてやる。

俺は三途の腕を掴んだ。自分でも驚く程の力で。

「驚いたろ。いつからこんなことしてたと思う?」

今俺は幸せだ。この幸せを落としたりしない。今回は絶対に。

「し、知るかよ、何がしてぇんだよ、こんなの見せて、。」


可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い…

一生閉じ込めておきたい。怖がっている、怯えている。まるで狼に襲われそうな兎。

俺は平常を必死で保ち述べた。

「いつからって…写真の一番上見ればわかるんじゃね?」

そう言い俺はパソコンをスクロールしていった。今までの三途の顔が次々と出てくる。俺こんなに撮ってたっけ?笑

俺の少しニヤけた顔とは裏腹に三途の顔はさーっとどんどん青ざめて行った。俺はまだおかしくねぇよな?だろ?三途。可愛いお前を残しているだけだ。何もおかしいことなんてない。

そんな事を考えていると一番上で写真が止まった。写真の詳細を出し、

「ハイ。どーぞ。」と言ってパソコンの画面を三途の方へ向けた。

その瞬間目を見開き少し震えた【兎】が居た。

あーあ。そんな顔したら俺抑えらんねぇよ。

俺は椅子から立ち上がり三途を無理矢理椅子に座らせ膝に座って首を掴んだ。

絶対逃さない。離さない。お前は___俺のモンになるんだ。


「いくら貢げは俺と付き合ってくれる?」

俺が初めて気持ちを明かした瞬間だった。

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