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「*7月1日*」
今日は学校のフェンスに最初で最後の足をかけた日…フェンスの上の方まで上り座っていた。
蒸し暑い日だったが私を風が突き抜ける。
目を瞑った時だった…彼が…凪 誠士郎が現れたのは…
主人公 城谷 百夏(シロタニ モモカ) 白宝高校 2年生
____7月1日
いつからだろうか…?私がいじめられ始めたのは…きっかけはきっと些細な事だっただろう。
「ウザイから」そんな小学生低学年…いや園児レベルでの理由で虐められ始めた。
正直くだらないと思う。ウザイなら無視しとけばいいだけだ、なんなら無視するより虐めた方がバレた時面倒臭くなるのにな…
これだから低脳は困る…いや、社会一般的に見たら頭は良い…のか、
そんなくだらない、今更考えてもどうしようも無いことを考えながら携帯の時間を見る。
まだまだ普段起床する時間の1時間前だ、たまにはきちんと髪をセットしていこう。どうせ水かけられて意味無いけど、
そうやって1時間を過ごす、本当だったらあそこで寝ても良かったのだが、あのまま寝てしまったらなんだか自分が消えてしまう気がした…そして今動く事で空っぽな心をどうにか埋めているが、もうそろそろ限界に達するだろうな。
支度を済ませ家を出る。
百夏「行ってきまーす、」
そうやって、両親に声をかける。
そう、両親の遺影に向かって。
朝から街は騒がしい、ノイズが走りそうだ。
前まではこんな事は無かったのにな…w
そんなことを考えてる間に学校に着いた、
「チャリッ」
靴箱を開けると見慣れた光景だ。
そう、上履きに画鋲が詰まってる。
どうしようか、、、嫌いな奴のところに入れとくか…?
リサイクルてきな、(????)
とりあえずゴミ箱に画鋲は捨て、上履きを履いて教室に向かった。
ていうかこんな大量の画鋲どこで買ってるんだよ毎日…
金あるってうらやましー…
さて、教室に着いた…さっきまでのは序の口、ここからが本番である。
百夏(ガラガラ)
「バシャッ」
百夏「わ、水かかった。これはこれで涼しくてありかもん。」
クラスメイトはいつもなら笑い声をあげるが今日はどうやら違うようだ…私の反応が気に食わないらしい。
正直死ぬほどだるい。
1回こいつらタヒんでくんねーかな。
まあいいか、今日私がタヒぬし。
____昼休み
お弁当は持ってこない、ゼリーにしている。
お弁当だと中身捨てられるし…ゼリーもお財布には厳しいけど味は美味しいからおk。栄養も取れるしね。
さあてさあて、屋上に向かって最後の晩餐だ、ゆーてゼリーだけど。
まあ今日は大好きなジュースも持ってきたしね。最後の晩餐でいいでしょ。多分
ゼリーもジュースもうまー…太りそ、タヒぬから関係無いけど。
さて、食べ終わった、では今日のクライマックス。
柵の上に登る…裏庭の生徒達が私の存在に気づき出したようだ。
裏庭がどっと騒がしくなる。
さあ、この蒸し暑い、気持ちのいい風が吹いている空間で飛び降りてしまおう。
そう思い心を整えるために目を瞑った時だった。
「バンッ」
勢い良く屋上に繋がる扉が開いた。
息切れをした、白い髪の、緑の目をした巨体が私の腕を掴んでいる。
私は彼に腕も心を掴まれた。