「迷った…」
鞄が無ければスマホもないスマホが無ければ道もわからない
仕方ない通行人に行き方聞くか
「あのすみません」
「あ?」
「ハズビンホテルに行くにはどうすればいいですか?」
「アンタあんなバカげたホテルに行く気かい」
「あ、えーと、お、おちょくりに行きたくて」
「あぁそういうことならオイラの車に乗んなちょうどその近くに用があるからな」
「ありがとうございます!」
優しい悪魔もいるもんだ…
バタン!
「乗ったか?トばすぞ!」
「え?うわぁ!?」
やっっっばい!速い!
「ついたぜ嬢ちゃん」
「あ、ありがとうございました…」
「ガハハ!トばしすぎたな!」
「あはは…」
「あそこにあるのがバカげたホテル。オイラはここで用があるから」
「ありがとうございました!(銀行で用?)」
「ガハハ強盗だ!」
バリン!
「うわぁぁ!!」
「銀行強盗の車乗っちゃった…」
「まぁ地獄だしいっか!」
コンコン
「すみません誰かいますか?」
「はい!お客さん?」
「は、はい」
「私チャーリーよろしく」
「チェックインのためにここにサインして」
「はい」
「リベラ・レリジョンさん?」
「はい、あのエリーって呼んでください」
「分かった!エリー」
「あとはこっちでやっとくわ!これエリーの部屋の鍵201号室ね!」
「ありがとうございます!」
「ごゆっくり!」
「あと申し訳ないんだけどご飯の時間になったら呼びににくから1階まで降りて来てくれない?」
「わかりました」
「ありがとう!それじゃ」
バタン
「ふー、一旦衣食住の食住だけ手に入った」
「あとは働かないとなぁ 生前のお金しかないし」
コンコン
「エリー!夕食の準備ができたよ!」
「い、今行きます!」
「バギーこの人が新しいお客さん」
「あ、よ、よろしくお願いします」
「なんか…悪魔っぽくないね」
「へ?」
「なんかオドオドしてるしひ弱そうだし髪もボサボサ服は泥だらけで…」
「バギーストップ!言いすぎ」
「はぁ、ごめんなさいここ最近イライラすることが多くて…悪いところが出てたのね」
「全然大丈夫です気にしないで下さい!」
「ほらエリー許してくれたからそんな気に病まないでバギーさぁ夕食を食べましょう!」
「ん!おいしい」
「バギーが作ったのよ!」
「バギーさんおいしいです!」
「さんはやめてバギーでいいよ」
「バギー!おいしいです」
「はいはいありがとう」
「あー美味しかった」
「あ、そうだチャーリーこの辺でアルバイト募集などしていませんか?私、今日地獄に来たもんでお金がなくて…」
「アルバイト!?そんなのハズビンホテル大募集中よ!!!」
「本当ですか!働かせてもらってもいいですか?」
「大歓迎」
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