テラーノベル
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「…おはようございます、13番様」
‹一歌は紫髪の女性に挨拶をする›
「おはよう、420番」
‹紫髪の女性は笑顔で返す›
「250番について、お伝えしたい事がございます」
‹一歌は焦った顔で言った›
「…何?」
「異能力の気配が残っておりました、おそらく使用したのかと思われます…9413に」
「それだけ?」
「え…」
「それだけのために朝の挨拶をしたの?」
「…はい」
「分かった、49を呼んで」
‹紫髪の女性はそう言って、来た道を戻っていった›
「…了解致しました」
‹一歌はその背中を悔しげに見ていた›
(…眠いけど、起きなきゃ)
たぐいが目を開けると
「おはよう、たぐいくん」
目の前に1人の男性が笑顔で座っていた
「!」
たぐいは一瞬、ビックリした
(誰?怖い)
たぐいは焦った
(なんで戻ってきちゃった…逃げなきゃ)
たぐいは頭を回した
(誰か、助けt)
突然、誰かが手首を掴んだ
「ひっ」
掴まれた方を見るとどこか見たことがある黒髪の女性だった
「…」
たぐいが混乱していると女性は口を開いた
「久しぶりだね、たぐいくん!」
(なんで僕の名前…)
たぐいは記憶を遡った
(…あ)
「白石さん、ですか?」
「え、正解!よく分かったね」
‹杏は驚いた表情を浮かべた›
「一昨日かな、河原で白石さんに会ったから」
「!そっか、良かったぁ」
「記憶違いは無いみたいだね」
男性も口を開いた
「社長…」
(しゃちょー?という名前なんだ)
「はじめまして、カイトです」
(ん?)
「ここ、武装探偵社の社長です」
(柔らかい?人だな)
「…カイトさん、よろしくお願いします」
「うん、いい子だね」
(…目上の人には丁寧にしろと教えられたけど…
あれ?誰だっけ教えてくれたのは)
「社長、たぐいくんは無実です」
「そうだね、でも彼の口から聞かないと」
(どういう事?)
「…?何の話ですか?」
「本題に入ろうか、異能力持ってる?」
‹カイトは真剣な表情で言った›
「いのーりょく、ですか?」
(…いのーりょくってなんだろ?)
「たぐいくん、一回、火を思い浮かべてみて」
「う、うん」
(ひ?ひ、ひ、ひ…)
‹たぐいは真剣に考えた›
(ひってどんなやつだろ?)
「…」
‹そんな様子を見て杏は不安そうに言った›
「たぐいくん、無理に考えなくてもいいんだよ?」
‹その言葉を聞いてたぐいはポツリと零した›
「ひはどんな形ですか?」
‹零した言葉にカイトは一瞬焦って、言った›
「火が…分からない?」
「はい…ひってなんですか?」
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