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ポチャン

 

全身を洗い終え、髪の毛を束ねて湯船に浸かる。

お風呂は落ち着く。体に纏わりついた恐怖も流れていくみたい。

 

水面には薔薇の花びらが浮かんでいるから香りもいい。


ただいつもは女中が一緒にお風呂にいたから1人であることが落ち着かない。だからと言って彼らを呼ぶわけにはいかないけど…。

 

 

「のぼせないうちにあがろう。」

 

 ガチャ

 

 

 ん?ガチャ…?

 

 音がした方向を見るとゆっくりとドアが開いた。

 

 「あら、ゴメンナサイ。」

「キャ~!」

 


あわてて湯船に浸かる。彼もあわててドアを閉めた。

 

「入ってるなんて思わなくて…。アタシ、何も見てないから!」

 


ドタドタと彼がでていく音が聞こえる。素早く湯船からあがり、着替える。


また誰かに会わないよういそいそと風呂場を去った。

生贄の花嫁~Lost girl~

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