新しく書きます!
とりにょんです!
ジヨンとスンリが刑務所で出会う話です♡
囚人→☠️ ジヨン→🐲 スンリ→🐼
タイトル:灰色の檻と君の体温
第一章:ここは逃げ場じゃない
この刑務所で、新入りは獲物だ。
男ばかりの閉ざされた空間。
力、噂、そして”美しさ”は、最も危険な価値になる。
ジヨンは、入所して3日目でそれを理解した。
☠️「なぁ、キレイな顔してんな、お前」
☠️「お前、前の房で噂になってたよ。いい匂いするってな」
無遠慮な視線と声。
ジヨンは何も言わず、ただうつむいていた。声を返せば挑発になる。逃げ道がないのもわかっていた。
そんなとき、間に入ったのがスンリだった。
🐼「その方から、離れてください。……目障りですので」
凍るような声と笑っていない目。
スンリは何もしていないのに、周囲の空気を凍らせた。
☠️「なんだよ、スンリ……お前、関係ねぇだろ」
🐼「ジヨンさんは、僕の担当です」
☠️「は?」
🐼「“担当”です。掃除班のペアに、今朝から指定されました。問題ありますか?」
周囲がしぶしぶ退いていく中、ジヨンはようやく息を吐いた。
🐲「……ありがとう」
🐼「気にしないでください。ジヨンさんは……その……他の人にも人気なので」
🐲「敬語、やめろ。」
🐼「でも、ジヨンさんは僕より……ずっと綺麗なので」
その言葉に、ジヨンは一瞬、まばたきも忘れた。
何を考えているかわからない男だった。
礼儀正しいけれど、時折、ふとした視線に本能的な“怖さ”がある。
⸻
第二章:守るふりの独占
共同作業の時間、ジヨンがモップを取り落とした瞬間――
誰かが後ろから腰を掴んできた。
☠️「落としただけで俺を誘うなよ、ジヨンくん」
冷たい指が制服の腰布の上から滑る。ジヨンの体が硬直したその瞬間、
🐼「やめてください」
スンリの声が響いた。
☠️「……お前、また来んの早ぇよな」
🐼「早いも遅いもありません。ジヨンさんに触れるなと、言ったはずです」
☠️「何だよ、まさかお前、コイツに惚れてんのか?」
スンリは、一瞬だけ黙った。
🐼「――ええ。惚れてますよ。だから触らないでください。そういうのは、僕の許可がいるんです」
静かな、けれど凶悪な目。
周囲は小さくざわめいたが、誰もそれ以上は言わなかった。
部屋に戻ると、ジヨンはスンリに向かって吐き捨てるように言った。
🐲「……勝手なこと言うな」
🐼「すみません。でも……あれが一番効くんです。誰も、ああ言わないとあなたを守れません」
🐲「……俺の許可は?」
🐼「ジヨンさんが『嫌だ』って言ったら、すぐにやめます。でも……本当に、嫌ですか?」
不意に近づく顔。
いつの間にか、手首を握られていた。
🐲「……ふざけるな。お前に守られなくても、俺は――」
🐼「違います」
スンリの指先が、ジヨンの喉元にふれる。
🐼「守ってるんじゃないんです。……僕は、ジヨンさんが“他の誰にも”触れられるのが、嫌なんです」
言葉は敬語。けれどその瞳は、断罪のように真っ直ぐだった。
ジヨンは、その視線から目をそらすことができなかった。
どーですかね!!
これからこの話優先で更新します
コメント
1件
え?最高ッッ何ですがッッ…!!!🫰💕ありがとうございます!!!!😭😭…