rsli
『放課後、机の下で。』
「らいと、ノート貸して。」
「よかよ〜。……ってロゼ、また授業寝とったやろ。」
「うるさいな、昨夜は動画編集してたんだよ。」
「言い訳ばっかし〜。ほら、どーぞ。」
にこっと笑って、らいとは自分のノートを差し出す。
ふにゃっとした字と、謎の落書きと、時々「眠い」ってメモ。
ロゼは思わず吹き出した。
「……これ、ノートって言えるの?」
「愛嬌やん愛嬌〜。俺の努力の跡ばい!」
「“努力の跡”が寝言ってどういう意味。」
「だって眠かっ——ん゛!!」
ロゼがノートの端を軽く引っ張って、らいとのおでこを“ぴと”ってつつく。
「はい、授業中に寝ない。約束。」
「むぅ……そんな言い方ずるいっちゃ。」
らいとはぷくっと頬を膨らませて、ロゼを上目づかいで睨む。
……可愛い。
ロゼは思わず目を逸らす。
(反則だろ、それ。)
「ん? ロゼ顔赤いばい〜?」
「うるさい。黙れ。」
「照れとーやろ〜絶対!」
「違うっつの!!」
教室中に響くその声。
クラスメイトがちらちら笑って見る中、
らいとは楽しそうに肩を揺らした。
「ね、ロゼ。」
「……なんだよ。」
「俺、ロゼのこと好きっちゃ。」
「……は?」
「だって、俺が寝とる時、いっつもノートまとめてくれとるやん。
そげな優しいとこ、好きにならん方が無理やろ〜。」
ロゼのペンが止まった。
心臓が、ドクンって一拍鳴る。
「……あーもう、ほんと、らいとって……」
「え、なに?なんか言った?」
ロゼはため息まじりに笑って、
机の下で、そっとらいとの手を握った。
「授業中、うるさい。けど……好きだよ。」
らいとの耳まで、真っ赤になった。
「……ば、ばかロゼぇ〜〜!!」
チャイムが鳴り響く。
放課後の光が差し込む中、
二人はまだ、机の下で手を離せなかった。
リクエストお待ちしてます‼️🫶🏻🎀
コメント
2件
はーーーめっちゃ好きすぎます🥺 シチュが刺さりすぎるし可愛いしめろいし、、最高です😭 なんか私ばっかリクエストしてて申し訳ないけどそのロゼらい学パロ放課後デート、、いいですかね😊 おんぷさんの書き方まじで好きなので見たくって! 宜しければお願いします🫶💞