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#ベリアン・クライアン
ぷち
205
タコロ
67
主は仕事終わりに指輪を着けて、執事達の居る世界に行く事が日課になっていた。
その日は休日前夜で、ミヤジと一緒に楽器の演奏をしようと約束をしていたため、3階の楽器ダンス練習部屋まで行った。
そこにはもう既にミヤジがビオラを演奏していて、とても美しい音色を奏でていた。
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主はドアを開けた瞬間、ミヤジが織り成す美しい音色に聴き惚れていた。
(…綺麗な音色だな。ずっと聴いていたいくらいに繊細で、儚さも感じられて…ミヤジの演奏に惹き込まれちゃう… )
ミヤジは集中しているのか曲が終わるまで弾き続けたが、 主の存在に気付くとすぐさま手を止め主に微笑みかけた。
「とても素敵な演奏だったからついつい聴き惚れちゃってた。私、バイオリンを持って来たの。」
主はケースからバイオリンを取り出すと、ミヤジは顔をほころばせながら主が持って来たバイオリンを見た。
「これは…もしかして、◯◯さんが使っていたものかい?だいぶ使っているような感じはあるね。」
主は幼少期の頃、ピアノとバイオリンをしていた事があり今でもたまに弾く事があると言うとミヤジは二重奏を提案してきた。
「◯◯さんとデュオをしてみたいのだが…いかがかな?無理にとは言わないよ。」
主はちょうど、モーツァルトのビオラとバイオリンの二重奏曲 ト長調 KV 423 / 変ロ長調 KV 424の楽譜を持って来ていた。
「…じゃぁ、この曲はどうかな?こっちの世界では有名な曲なんだけど…。」
主はミヤジに楽譜を渡して、ミヤジが全てに目を通すと、ビオラを構え最初の方を弾いてみせた。
それに合わせて主もバイオリンを構え、ミヤジの音に合わせていった。
この曲は主従関係ではなく、バイオリンとビオラが互いにメロディを受け渡し、対話を繰り広げる高度な書法が特徴だ。
ビオラが単なる伴奏にとどまらずバイオリンと対等に活躍するため、まるで今の主とミヤジを表現しているようだった。
(この曲はミヤジと私の曲。…だって、今の私達は恋人同士なんだもの♪)
主とミヤジは時折、目を合わせながらバイオリンとビオラを弾いていた。
まるで、奏者が2人だけとは思えないほど立体感と拡がりを持った音響空間が生み出されていた。
主とミヤジはひと通り弾き終わると、最後は顔を見合わせて笑みを零した。
「この曲、知ってるの?って思っちゃうくらいミヤジの演奏とても良かったよ♡」
「いや…◯◯さんの綺麗な指から奏でられる繊細な音が心地良かったよ。」
2人はお互いの演奏を褒め合うと、主はこの曲の説明を今更ながらし始めた。
「この曲が作られた当時のこの編成(バイオリンとビオラ)はバイオリンが主役でビオラが伴奏に回ることが多かったみたい。
でも…これは、2つの楽器がほぼ対等に美しい旋律の対話を繰り広げるの。」
主はミヤジに微笑みかけると、ミヤジは主の体を引き寄せ抱き締めた。ミヤジも主と同様にこの曲に魅了されていた。
(まるで、私達みたいだね…◯◯さんも、同じ気持ちなのか。今は執事ではなく、1人の男として◯◯さんの側に居ても良いんだね…)
ミヤジは主の顔を両手で包み込み、愛おしそうに見つめると、自身の唇を主の唇に重ね合わせた。
主は息が続かず口元を緩ませると、ミヤジの舌が入り込み深く甘いものになっていった。
「…んぅっ……ハァハァっ…」
「っ、すまない。抑えが利かなくなってしまって…もう夜も遅いから、片付けしたらそろそろ部屋に戻ろうか?」
こうして片付けをし、ミヤジは主と一緒に部屋に入ると、ミヤジは落ち着きがなくそわそわしている様子が見て取れた。
「…今日は、とても素敵な時間を過ごせる事が出来たよ。ありがとう。しかし…私はもっと◯◯さんと一緒に居たいんだ。…ダメかな?」
主は首を横に振りミヤジを抱き締めると、ミヤジは主を横抱きにしてベッドへ優しく寝かせた。
ミヤジは主の唇に自身の唇を重ね、はやる気持ちを抑えながら主の服を脱がせていった。主もミヤジの気持ちを察したのか、ミヤジの服に手をかけお互いに服を脱がせ合った。
「…綺麗だよ、◯◯さん。私は◯◯さんと出会えて良かったと思ってるんだ。主様が◯◯さんで良かった。…私の事を、好きになってくれて本当にありがとう。」
主はミヤジの想いに胸を高鳴らせた。
「私も…ミヤジに出会えて良かった。私もミヤジの事が大好きだよ♡ずっと…一緒だよ。」
主はそう言って、腕をミヤジの首に回すと2人は互いの唇を重ね合わせた。最初は重ねるだけだったが、次第に深く甘いものになっていった。
ミヤジは主の首から胸元にかけて優しくキスを落としていった。
すると主は吐息混じりの嬌声をあげ続け、主の胸を大きな手で優しく包み込み円を描くように揉んでいった。
「っん…ハァっ…ぁ、ハァハァっ」
ミヤジは主の体と声に魅入られ、収まりが利かなくなっていき主の秘部から溢れ出るものを掬い取り、突起部に優しく触れた。
「っんぁ!…ハァっハァっぁあ!…んぅ゙っぁ、」
(…私は、ミヤジから離れないから。だから、一緒に生きていこう。)
主がミヤジの体をゆっくりとなぞっていくとミヤジのものはさらに大きくなり、ミヤジは主の秘部と突起部に優しく触れた。
「っんぁ…ハァっぁあ…ハァっ」
主の甘い声がミヤジの耳をくすぶり、理性を崩壊させていきミヤジは主の中に入れるきっかけを探っていた。
だが解してない中に入れる事は体に負担がかかってしまうと思い主の中に指を1本、2本と入れていきゆっくりと解し始めた。
「っぁぁ゙…ハァっハァ…ぁあ!…んぅっぁ、」
「痛くはないかい?」
主が頷くと、ミヤジの指の動きも次第に激しくなっていき主は体を脈打ちながら何度も達し続けた。
主の嬌声を聞き続けたミヤジも限界がきているのか、主の秘部に当てがいゆっくりと入れていった。
「っ!ん゙ぅ゙…ぁ、ハァ…ぁ、」
主は苦悶の表情を浮かべながら、ミヤジの大きさに対する痛みに耐えていた。
「っ…すまない。やはり…幾度、体を重ねてもなかなか大きさには慣れないものだろうから馴染むまでこのままで居ようか。」
ミヤジは主の痛みが引くまで、動かずにただ繋がったまま主の頭を撫でていた。
(…可愛いな。以前の私からしたら、◯◯さんとこうして居られる事が不思議なくらいだ。きっとこの気持ちが…)
「…愛しているよ、◯◯さん。これからもずっと私の側に居て欲しい。」
ミヤジの言葉の重みを主は感じたが、ミヤジの全てを受け入れる覚悟を既にしているため頬を緩ませながらミヤジを抱き締めた。
「うん。…大丈夫だよ。私はミヤジと一緒に生きて居たい。大好きだよ、ミヤジ。」
2人は唇を重ね合わせ、まるで将来を誓い合っているかのようだった。 ミヤジは我慢し切れず、しかし主の体を労りながらゆっくりと動き始めた。
「っぁ!ハァっハァっ…ぁ゙っん゙ぅ゙…っぁぁ゙!」
ミヤジは主の中をゆっくりと掻き乱し、主の気持ち良いところを的確に刺激し続けた。
主も痛みがだいぶマシになったのか、ミヤジのものをキツく締め付け続けながらとても甘美な声をあげ続けた。
ミヤジは宝物を扱うかのように丁寧に優しく突起部を触っていき、時折2人は唇を重ね合わせ、愛を確かめ合っていた。
✢✢✢
「……んっ…もう、朝?」
主はカーテンからこぼれた朝の光に眩しさを感じて目が覚めた。
「おはよう、◯◯さん。体は大丈夫かい?昨夜の事もあるからゆっくり起きると良い。起きるのが難しいなら、ロノ君に食事を持って来てもらおうか?」
ミヤジは主の体を気遣いながら、カーテンを開けた。
「大丈夫だよ。…ちょっと、腰が痛いけど動けないわけでもないから歩けるよ。」
ミヤジは主の言葉で昨夜の事を思い出し、恥ずかしさと申し訳なさもあって主を横抱きにして食堂へ連れて行こうとした。
「ミ、ミヤジ!?…大丈夫、だよ?」
「今日は私が◯◯さんの足になるよ。…私がこうして居たいんだ。」
ミヤジの独占欲が主の胸を高鳴らせ、主は素直にミヤジに食堂まで連れて行ってもらう事にした。
食堂に着くとロノが不思議そうに、しかし心配もありつつ主に問い掛けた。
「どうしたんすか?…もしかして、体調が良くないとかですか?」
主は恥ずかしさもありつつ、”大丈夫だよ”と言うしかなく食事をした後、ミヤジと一緒に3階の楽器ダンス練習部屋まで行った。
そして、2人は昨日の続きをしようと準備をしていた時、フルーレとラトが部屋に入って来た。
「!…主様、おはようございます。」
フルーレとラトが挨拶をした後、ラトが主とミヤジのデュオを聴いていた事を話した。
「とても素敵な音色でしたので…直接聴かせて頂きたくて、来ちゃいました。」
地下の執事室でもラトには聞こえて居たようだった。主は”流石、耳が良いだけの事はあるな”と思ったのだった。
主とミヤジはバイオリンとビオラを弾き、それに合わせてラトがフルーレと手を取り踊りだしていた。
fin.
次回❤️🩹🌙
コメント
1件
ミヤジと主様のデュオ演奏、めっちゃエモかった…!!😭💕 2人の楽器の対話がそのまま関係性を表してて、もう胸がいっぱいになったよ。ミヤジの「◯◯さんと出会えて良かった」の台詞、最高にキュンと来た…!ラトとフルーレが聴きに来るラストも温かくて微笑ましかった〜🌸