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「それ以外にも、前からソビエトに何か物貰ったってのよく言ってなかった?」


「まあ、そうだな」


確かに貰うのは前回が初めてじゃない。ネクタイピン、ハンドクリームや花束など、他にも色々と貰っている自負がある。品質のいいものばかりだ。送り主がソビエトなことを除けば。


「ちゃんとお返し選んでるよね?」


「そりゃ、選んでるよ。俺の部下が」


何を贈ったかは確かに報告されるが、めんどくさくていつもふたつへんじだ。手渡しのほうがいいのかもしれないが、嫌そうにしてるでもないのだからいいだろうと思っている。


「次会うとき、何か用意してはどうでしょう。きっと喜ばれると思いますよ」


「そうだな……でも、何を贈ればいい?」


「う〜ん、まナチスが選んだやつなら何でも喜ぶんじゃない?」


投げやりなだけなんだろうが、一度ぐらい自分のセンスだけで選んでもいいかもしれないと思い立った俺は、これまでソビエトとした雑談に思いをせ、どうにかしてアヤツの好みを思い出すことにした。


日程に関しては、手紙でも送れば空いている日を教えてくれるだろう。これまでがそうだったのだから。


結果、手紙を送ってから約半月ほどで返事の手紙がこっちに着いた。疑惑の恋愛相談の手紙よりも高価そうな紙に書かれていた。どうやら次予定が合うのは年明け前になるらしい。別にいつでも構わないが。



飛んで当日、別に特別なことでもないのに無駄に緊張してしまう。いや、ちょっと前にクリスマスがあったから特別とも言えるか……。


こんな日に限って彼は遅れていて、寒い風が吹く中待つのは退屈だった。でもほんの少しだけ、待ち遠しかったかもしれない。



顔も知らない人々がすれ違い、風と葉の擦れる音が聞こえる中、ようやく望んだ足音が聞こえてきた。遅い。

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