青春謳歌してみせる！！

昼休み　教室

琴音「はぁ…陽くん相変わらず囲まれすぎてる、話しかけられないなぁ」

小春「それ今日だけで何回も聴いてる（笑）今チャンスじゃん行こうよ 」

小春ってば他人事なんだから、簡単に話しかけられないんだよ！！

そんな琴音を見て小春は笑う

小春「仕方ない、私が手伝ってあげるよ！」

ニヤリと笑い小春は私を東雲君の方へ押した

「うわっ！？…ぶへっ」誰かの体に体当たりをしてしまう。顔を上げると目の前にはなんとも美形な顔があった

琴音「…！？ご、ごめんなさい！！」

陽はキョトンとしながらも微笑む

陽「平気だよ、宮乃さんこそ大丈夫？」

心配されたことと名前を覚えてくれている事に喜ぶ。…が背後からとてつもない視線を浴びていることに気づく。そう、東雲ファンだ

「だ、大丈夫ですっ。ごめんなさいっ」

私はビューンと琴音の元へ逃げた

陽「だいぶ変わった子だな…」

ボソッとつぶやく陽の声は誰にも聞こえなかった